他ではするかもしれんが
鉄道自殺防ぐ「ホームドア設置」は効果絶大だ
山手線23設置駅の人身事故は「ほぼゼロ」
2016年07月27日
http://toyokeizai.net/articles/-/128884
74件から0件へ!驚きの効果
それでも、ホームドア設置駅の状況を個別にみると、ホームドアの自殺予防(抑止)効果は想像以上に大きい。
JR山手線では2016年3月末までに、全29駅のうち23駅でホームドアの設置が完了した。最初に設置されたのは2010年6月の恵比寿駅だ。
新しいものは2016年2〜3月に設置された神田駅と日暮里駅。ホームドアの設置が本格化したのは2013年からだ。設置前と直接比較できるほど時間が経っていないが、この23駅で比較すると、設置前までは計74件(2005年度以降)発生した自殺件数は、設置後に1件も起きていない。
この1件は2014年10月の土曜日の深夜、池袋駅で酒に酔った男性がホームドアに寄りかかり、出していた左手が列車側面と接触した事故だ。事故の種類としてはホーム上での接触事故で、転落などによる線路内での事故はまだ起きていない。
自殺かどうかは明らかになっていないが、このように未設置駅では死亡事故が続いているのだ。
ところで、ホームドア設置駅で人身事故が発生すると、インターネットにほぼ必ず「乗り越える人もいるのだから、自殺対策にはあまり効果がないのでは?」という意見が投稿されるが、ホームドアは人身事故だけでなく、自殺に対しても相当な予防(抑止)効果を発揮していることがわかる。
ホームドアを乗り越えたが、はねられる直前で助かったケースもある。2014年6月、札幌市営地下鉄南北線の北12条駅で、男性がホームドアを乗り越えたが、列車が男性の約3m手前で非常停止した。
もしこの男性がはねられていたら、すでに全駅のホームドア化を終えていた同路線にとって、初の人身事故になっていた。
札幌市営地下鉄は南北線、東西線、東豊線のうち、南北線と東西線で2013年3月までに全駅のホームドア化が完了していた。
北12条駅での事故一歩手前のケースはあったが、全駅設置した翌年度(2014年度)以降、人身事故は1件も起きていない。
南北線と東西線では、2005年度以降に計36件の人身事故と計23件の自殺があったが、山手線と同様、設置後は“完封(自殺ゼロ)”となっているのだ。

9路線のうち4路線でホームドアの全駅設置を終えた東京メトロはどうだろうか。
同社は2014年2月までに、南北線、丸ノ内線、副都心線、有楽町線の4路線で、全駅のホームドア化を済ませている。
ホームドア設置の翌年度以降に発生した自殺は、丸ノ内線の茗荷谷駅(2008年1月)と有楽町線の要町駅(2011年6月)の計2件があり、要町駅の1人が死亡した。
それでも、全駅設置前は4路線で計12件あったため、自殺件数は実に約83%減少したことになる。自殺を含めた人身事故も同様に、34件から2件に激減している。
(※丸ノ内線の中野坂上〜中野新橋駅間で2009年5月に自殺が起きているが、駅間であるため集計からは除外した。なお両駅とも2004年5月にホームドア設置済み)
ホームドアがある駅は全国に665駅あることは冒頭で述べたが、このうち、今回の集計対象である2005年度以降にホームドアが設置されたのは390駅。
この390駅で、2005年度から設置年度末までに発生した自殺は計190件あった。これが設置翌年度以降は15件に留まっており、およそ92%の自殺減少に結びついている。
自殺を含む人身事故全体でも、ホームドアの設置年度の前後で、計435件から28件に約94%の減少を実現していた。
件数で記述すると、命の話ではなくデータ化された数字の話に思えてくるかもしれない。そんなときは単位を「件」から「人」に置き換えて、冒頭からもう一度読んでみてほしい。
「省略されました。全てを読むにはここを押してください」






























































































