全国的に人気が広がる讃岐うどんを前面に押し出し「うどん県」を掲げる香川県。食べ残しのうどんから「ご当地エネルギー」をつくろうという取り組みが高松市で始まった。
「うどん発電」が香川県の新たな名物になるかもしれない。
高松空港周辺に広がる田園地帯を走る車窓から、緑色のタンクが目に入った。機械メーカーちよだ製作所が開発したうどん発電プラントだ。4月から本格的に送電を始めた。
工場の一角に鎮座するタンク内をのぞくと、粘り気を感じさせる茶色い液体が、ぷつぷつと泡立っている。「メタン発酵装置からガスが発生しているところ」。
案内してくれたのは同社の技術開発担当の尾崎哲夫氏。興味を持って見学に来る人がいるだろうと、特別にタンクに窓を付けた。視察に訪れる地方自治体関係者などが絶えないという。
「うどんを食べ過ぎるとカロリー過多になると指摘されているが、中にエネルギーを多く含んでいる証拠。捨てるのであれば、利用しない手はない」と同社の池津英二社長。
うどん用小麦粉使用量が年間約6万トンという香川県でうどん店「空海房」を経営する石丸英征社長は「ゆでたてをおいしく食べてもらうためには、かなりの量を捨てざるを得ない」と話す。廃棄うどんの処理は、うどん店の悩みの種だ。
ちよだ製作所に廃棄うどんを提供している地元で人気のうどん店「さぬき麺業」は約5%にあたる年約150トンを廃棄。その費用は約450万円に上る。
県内で同じ割合が捨てられていると仮定すると、約3000トン以上の小麦粉が捨てられている計算だ。
同社の香川政明社長は「うどんを橋渡しにエネルギーが循環するなんて楽しいでしょう」と笑う。
ちよだ製作所の装置は1日に約3トンの廃棄うどんを処理でき発電量は600キロワット時に上る。約3000トンをすべて発電に回せば、その発電量は60万キロワット時。一般家庭約180世帯分の年間電力を賄える計算だ。
うどん発電プラント

ソース
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140505/cpd1405050500004-n1.htm
うどん発電を県内外に紹介するため2012年に設立された「うどんまるごと循環コンソーシアム」の久米紳介事務局長は「うどんだけでなく、お米でもお好み焼きでも生ごみであれば発電できる。ご当地の名物で、いろんな発電として広がってほしい」と話した。
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