危機迫る?フジテレビの「本気」 桧山珠美(コラムニスト)
29回目を迎えたフジテレビの「27時間テレビ」。今年は「FNS27時間テレビ め
ちゃ×2ピンチってるッ! 本気になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!!」という
ことで、「本気」をテーマに"テレビの危機"を救うというふれこみだった。
事前の番組MCでは人気子役の寺田心くんが、「テレビを『本気』で面白くしま
す」とアナウンス。子どもがウソをつくわけがないので、きっと「テレビの本気」
を見せてくれるに違いないと期待したのだが……。
キーダンス選手権」。みんな本気で頑張っていた。が、この企画自体、日本テレビ
の「24時間テレビ」の「高校生ダンス甲子園」をちびっこに変えただけではないか
という感じで、制作者側が本気で考えた企画とは思えない。
ほかにも、より面白いテレビを作るための提案をする「TED×27hTV」。これも明
らかに世界的に有名なトークライブ「TED」をまねたものだったし、芸人たちが本気
で演奏する「早朝のフジ本気ロックフェスティバル」は、テレビ東京「ゴッドタ
ン」の「マジ歌選手権」かと思った。
ねをするなんて、視聴者をバカにしている。そもそも、テレビが面白くなくなった
のは、一つ当たれば、2匹目、3匹目のどじょうを狙って、一斉に同じ方向にいく番
組作りが原因なのでは?
深夜に放送された「お台場のカイダン 本当にあったフジ地縛霊の怖い話」では芸
人たちの内輪話に終始。こういう身内ネタで盛り上がり、視聴者を置き去りにした
ために、テレビがソッポを向かれる結果になったことに気づいていないのか。
ほかにも、平成ノブシコブシ・吉村の2000万円の愛車が破損したが、これもかつ
ての「27時間テレビ」で、たけしがさんまの愛車を壊して笑いをとっていたのをま
ねたもの。いまだにそんなことやっているのかと視聴者に失笑され、あきられるの
がオチだ。
のは確かにすごかったが、伝わったのは岡村の「本気」だけで、企画自体は過去の
ものだ。
「テレビの本気を見せます」と謳っておきながら、何ひとつ新しいものを提示せ
ず、過去の企画をなぞっているだけの焼き直し。これが『本気』だとしたら、フジ
テレビが本気で危ないかも。"テレビの危機"って、他局を巻き込むな。
















































































































