ブルーグリーンの瞳を持つカーンさんの写真は、パキスタンだけでなく隣国インドや海外にも拡散したが、後に階級や性的対象化の問題、パキスタンにおけるパシュトゥン(Pashtun)人の立場についてまで熱い論争を引き起こすこととなった。
「ほんとうに驚いた…自分がハンサムだってことには気づいていたけど、お金がないと何もできない(から)」とカーンさんはAFPの取材に語った。だが、写真の件がきっかけで「考え方が変わった」という。
画像共有サービス「インスタグラム(Instagram)」に投稿された写真には、イスラマバードの市場でお茶を提供するカーンさんの姿が捉えられていた。写真のカーンさんは、ブルーグリーンの瞳でカメラのレンズをごく自然に見つめている。
14日の写真投稿から数日後、この若く、ハンサムなチャイワラ(チャイを売る人)を一目見ようと、大勢の人々が市場に殺到した。
しかし、カーンさんの写真がもたらした興奮は、女性の権利獲得を求める闘いが長きにわたり続いているパキスタンで、貧しい青年を観賞対象とすることの是非を問う激しい論争へと次第に変わっていった。
「このようなことは女性でより多くみられるが、その対象が少年であっても、やはりゾッとする」と男女同権論者のコラムニスト、ビナ・シャー(Bina Shah)氏はAFPに語った。
また、ラホール(Lahore)在住の社会学者の女性も、「特権階級のエリートたちがセクシーなチャイ店主に熱をあげ、労働者階級の男性を物扱いしている」とツイッター(Twitter)に批判的なメッセージを投稿している。他方で、地元紙エクスプレス・トリビューン(Express Tribune)は、貧しい人がこれほどハンサムになれるなんて「驚きだ」と、今回の話題を皮肉交じりに伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161025-00000009-jij_afp-int
世界中を揺るがした一枚




カーンさんの瞳の色が注目されたことを受け、あるコラムニストは「植民地時代のお荷物に有効期限はないようだ」などと述べ、今回の事象に不快感を示した。肌や瞳の色素が薄い人が多くみられる、パキスタン北西部やアフガニスタン南部のパシュトゥン人をめぐっては、かつて英国が戦士として美化していたこともある。
その一方で、成功に対してあまりに無防備な若者の搾取を懸念する声も聞かれる。早くも地元のファッションブランドがカーンさんの写真を掲載しているためだ。このことについてカーンさんは、モデル契約は一切交わしていないと話す。
17人いる兄弟姉妹のうち、上から3番目のカーンさんは一度も学校に通ったことがない。カーンさんは新たに手にした名声が自身を前進させてくれることを願っている。
今回の出来事を最初に掲載したのは、パキスタンとの緊張関係が続くインドの新聞だった。カーンさんは「インドのぼくのファンに平和のメッセージを送るよ」とコメントした。
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