- 1:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:38:00.45 ID:oIV6bjxg0
-
これは多分、君が想像してるのとは、
正反対の話になるんだと思う。
だって、二十歳の記憶を持ったまま、
十歳の時点に戻ってやり直せるとしたら、
普通、その記憶を利用して色々するだろう?
一周目の反省や教訓を活かして、
もっと優れた二周目を目指すはずだ。
でも僕がしたことと言えば、
まさにその正反対のことだったんだ。
今思うと、馬鹿なことをしたと思うよ。本当に。
◆Hasさんタレコミありがとうございました
- 5:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:42:15.13 ID:2qLC+8Wz0
-
面白そうだ
- 3:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:39:03.78 ID:oIV6bjxg0
-
自分の人生が十年巻き戻されたことを知ったとき、
僕は思ったよ、「なんて余計なことをするんだ!」ってね。
というのも、僕は自分の人生が気に入っていたんだ。
可愛い恋人がいて、友人にも恵まれていて、
まあまあの大学に通っていて、前途洋々でさ。
人生をやり直すチャンスってのは、もうちょっと、
自分の人生に心底絶望しきってるような、
そういう人に与えられるべきだったんだと思うよ。
それで、僕は余計なことを思いついちゃったんだ。
- 4:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:41:30.25 ID:oIV6bjxg0
-
僕が思いついたことと言うのは、一周目の人生を、
二周目でも、そのままやり直そうということだった。
自分がこれから犯す間違いが分かっていても、
あえて全部、そのまま繰り返そうって思ったんだ。
十年分の巻き戻しを、まったく無意味にしてやろうってわけ。
これから起こる事件や災害、危機や変革のことも
大体頭に入っていたけど、僕は口をつぐむことにした。
とにかく、徹底的に一周目を模倣しようとしたんだよ。
- 6:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:43:04.62 ID:oIV6bjxg0
-
二周目の人生は、ちょうど十歳のクリスマスから始まった。
僕がそれに気付けたのは、枕元に置いてあった、
スーパーファミコンの入った紙袋のおかげだったんだ。
当時はそれが欲しくて仕方なかったんだよ。
紙袋の中には、一緒にゲームソフトも入っていた。
そのゲームの言い方を借りれば、僕の人生は、
『つよくてニューゲーム』にあたるわけだな。
結露した窓をパジャマの袖でこすって外を見ると、
まだうす暗く、雪に覆われた街が一望できた。
かなり寒いはずなんだけど、子供の体は温かかったな。
- 7:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:45:42.87 ID:oIV6bjxg0
-
僕が紙袋をごそごそやっていたせいで、
二段ベッドの下で寝ていた妹が、目を覚ました。
妹は眠たげな目で枕元のテディベアを眺めて、
少し遅れて、「わあー」と歓声をあげた。
僕ははしごを下りて、妹のベッドに腰掛け、
テディベアに夢中な妹に、「なあ」と話しかけた。
「兄ちゃんは、十年後から戻ってきたんだよ」
妹は寝ぼけた様子で、「おかえりー」と笑った。
僕はなんだかそれが気に入っちゃって、
「ただいま」と言って妹の頭を撫でた。
妹は不思議そうな顔で僕の顔を見つめた。
- 9:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:52:27.68 ID:oIV6bjxg0
-
僕は自分の最高の思い付きを誰かに披露したくて、
目の前にいる七歳の妹に、こう言った。
「今の僕には、これから自分が犯す過ちだとか、
本当にやるべきことというのが、分かるんだ。
今からなら、神童にだって、予言者にだってなれる。
でも、僕はなにひとつ変える気がないんだ。
前と同じ人生を送られれば、それだけで十分だからね」
テディベアを抱えた妹は、僕の顔をぼうっと見つめて、
「よくわかんない」と正直なところを答えた。
- 10:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:56:03.68 ID:oIV6bjxg0
-
一周目の再現に関して、僕は妥協しなかった。
周りの連中をコケにしたくなるのを我慢して我慢して、
わざわざ一周目と同じ事故に遭いさえしたんだ。
何をするにも、手を抜くことに真剣だったね。
我ながら、僕はよくがんばった方だと思うよ。
それでも、蝶の羽ばたきひとつ程度の違いで、
人生ってやつは、かなり変わってしまうものらしい。
二周目に入って五年も経つ頃には、僕の人生は、
一周目のそれとは、大きく様変わりしていたんだ。
- 12:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:01:05.84 ID:oIV6bjxg0
-
何から話せばいいかも分からないけど、
とにかく、一から十まで変わってしまったんだ。
一言でいうとね、僕は、落ちぶれたんだ。
一周目の人生からは、とても考えられないほどに。
理由は後で詳しく説明するけど、一例を挙げると、
一周目で親友だった人物にいじめられたり、
一周目で恋人だった女の子にふられたり、
一周目で通っていた高校の受験に失敗したり。
奇跡的な悪循環が生じたわけだよ。
- 14:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:05:14.62 ID:oIV6bjxg0
-
そんなこんなで、高校生になる頃には、
僕はすっかり暗い人間になってしまっていた。
志望校には落ちて、ろくでもない高校に入って、
芽生えかけていた人間嫌いに磨きがかかってさ。
絵に描いたような孤独な人間になったんだ。
だから二周目の高校時代の思い出ってのは、
ほとんどないんだ。卒業アルバムも捨てちゃった。
寂しいもんだよ。修学旅行さえ苦痛だったんだ。
- 15:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:10:47.95 ID:oIV6bjxg0
-
でも、ひとつだけ、悪くない思い出がある。
高校二年生の冬、ひどい吹雪の日だったな、
僕はがたがた震えながらバスを待ってたんだ。
その時、僕はふと、少し離れた場所で
僕と同じようにバスを待っている女の子が、
見たことのある顔だってことに気付いた。
いや、忘れるはずもないんだ。
それは一周目では僕の恋人だった女の子だ。
十五歳で付き合い始めてからは、ずっと傍にいたんだ。
それが、二周目では、あっさり告白を断られてさ。
思えば、悪循環の始まりはそこだった気もする。
- 16:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:16:14.33 ID:oIV6bjxg0
-
向こうは、僕に気付いてないみたいに見えた。
そうでなくても、僕の存在なんて、
とうの昔に忘れちゃってたかもしれない。
それでも僕の目には、寒さに震える彼女が、
なんだか寂しそうに見えて――隣に誰か、
温かい存在を必要としているように見えたんだ。
いやあ、実に自分に都合のいい想像だよ。
それでも僕は幸せだった。だってさ、
自分が必要とされている気がしたんだ。
あの子にはやっぱり僕が必要なんだって、
幸せな勘違いをすることができたんだ。
- 17:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:20:47.12 ID:oIV6bjxg0
-
生きる気力をすっかり失っていた僕だったけど、
かつての幸せな日々を取り戻したくて、
彼女と同じ大学へ行くために猛勉強した。
おかげで僕の学力は最後まで伸び続けて、
一周目で通っていた大学に、無事合格できた。
悪くない気分だったな。奇跡みたいだったよ。
そこまではいい。そこまでは良かったんだよ。
入学式が終わって、僕は彼女の姿を捜し回って、
ついに見つけ出したわけなんだけど、
むしろ、そっからが問題なんだ。
- 19:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:24:56.03 ID:oIV6bjxg0
-
体温が三度くらい下がった気がしたね。
かつての恋人が、知らない男と腕を組んで歩いている。
それだけなら、まだ我慢することができたかもしれない。
でも、その男と言うのが、どこからどう見ても、
一周目の僕にそっくりだとなると、さすがに話は違ってくる。
僕のかつての恋人の隣を歩いている男は、
背格好、仕草、声、喋り方、表情の作り方、
どこをとっても、一周目の僕と瓜二つなんだ。
ドッペルゲンガー、という言葉が僕の頭に浮かんだ。
- 24:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:30:28.30 ID:oIV6bjxg0
-
二周目の僕は、一周目の僕と比べると、
身長は四センチ小さかったし、体重は十キロ軽く、
比べ物にならないくらい表情が暗くなっていた。
仮に一周目の人生を正確に再現できていたら、きっと、
目の前にいるその男みたいになれていたんだと思う。
どうりで僕が彼女と付き合えなかったわけだよ。
二周目では、僕の代役がいたんだ。
- 26:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:34:49.64 ID:GNyV2yDS0
-
なんか読みやすい
- 29:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:36:22.31 ID:VoAsN12l0
-
いいスレの予感
- 30:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:36:42.95 ID:oIV6bjxg0
-
誰かに対して敵意を抱いたのは、久しぶりだったね。
『おい、違うだろ、それは僕の役だろうが!』って、
狂ったように頭の中で言いつづけていたと思う。
それからの数か月は本当に驚きっぱなしだったよ、
なにせ、かつての僕の大学生活というものを、
僕の分身が次々と正確に再現してみせたんだから。
それにしても、客観的に見ることで、あらためて、
一周目の僕って幸せだったんだなあって思ったよ。
そのくせ嫌味もないし、人に親切だし。
- 31:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:40:57.87 ID:oIV6bjxg0
-
秋頃になって、僕の頭の中で何かが切れた。
その頃になると、僕はほぼ引きこもりになっていて、
ほとんど大学には行かず、一日中安酒を飲んで、
ろくに食事もとらず、寝てばかりいたんだ。
このままじゃ発狂すると思ったね。
何をしていても、例のドッペルゲンガーと、
今の自分とを比較してしまうんだ。
そうすると、それまで当たり前だったことさえ、
急に耐えられなくなっちゃうんだよ。
- 32:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:45:07.18 ID:oIV6bjxg0
-
変なところで、僕は冷静だったんだよ。
今の自分が、彼女にふさわしい男ではなくて、
分身に勝てないことは、重々承知していたんだ。
でも、その上で考えたやり方と言うのは、
とても正気の沙汰とは思えなかったね。
つまり僕は、僕の代役を務めるあの男を、
ぶっ殺してしまおうと思ったわけなんだ。
そしたらあの子も、また寂しくなって、
僕の方に傾くんじゃないか、ってね。
いやあ、追い詰められた人間ってのは、
本当にろくなことを考えないよ。視野が狭くて。
- 35:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:52:36.82 ID:oIV6bjxg0
-
そういうわけで、僕の恋人奪還作戦が始まった。
別の言い方をすれば、ドッペルゲンガー殺害計画。
以後、僕は定期的にその男を尾行するように
なったんだけど、おかげで引きこもりが治ってさ。
皮肉なことに、殺害計画を思いついてから、
しばらく僕の性格はとっても明るくなるんだよ。
妹に指摘されて、僕は自分の変化に気付いたんだけど、
――そう、すっかり妹の話を忘れていた。
僕に匹敵するくらいの変化を遂げた妹の話。
- 37:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:58:10.82 ID:oIV6bjxg0
-
本来、僕の妹は、運動と太陽をこよなく愛していて、
年中健康的に日焼けしている、活発な女の子だった。
ところが二周目においては、僕の影響を受けたのか、
読書と日陰を好む、色白の眼鏡の子になったんだ。
一周目を知る人から見たら、何かの冗談みたいだよ。
兄妹揃って暗い人間になって、家は毎晩お通夜みたいだったな。
両親も自分に自信がなくなったのか、嫌な人間になっていった。
いやあ、人一人の持つ影響力ってのは、馬鹿にならないね。
- 38:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:03:30.44 ID:oIV6bjxg0
-
かつて僕と妹は、周りがあきれるくらい仲良しで、
僕に恋人ができるまでは、どこへ行くにも一緒だった。
でも二周目では、口をきかないどころか、
目さえ合わせようとしなかったね、お互いに。
妹は僕のことを嫌っていたんじゃないかな。
だって、たまに珍しく口を開いたかと思えば、
それは大抵、僕に対する文句だったからね。
「目つき悪い」とか。人のこと言えないだろ。
いやあ、実に悲しいもんだったよ。
娘に嫌われた父親って、こんな気分なんじゃないかな。
- 39:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:09:19.30 ID:vRIuLzlA0
-
ところが、僕がドッペルゲンガー殺害計画を立て、
嬉々として殺害方法を考えていた夜、その妹が、
一人で僕のアパートにやってきたんだ。
僕のことが大嫌いなはずの妹がだよ。
ちょうど、初雪が観測された日のことだったな。
あまりに寒いから、やむなくヒーターを点けて、
懐かしい感じのする灯油の匂いが部屋に満ちて、
そのとき、部屋の呼び鈴が鳴ったんだ。
制服にカーディガンを重ねただけの格好の妹は、
白い息を吐きながら、僕の目を見ずに言った。
「しばらく、ここに泊めてちょうだい」
- 41:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:14:26.01 ID:vRIuLzlA0
-
本人はその言い方をしたがらなかったけど、
妹のしていることは、いわゆる「家出」だった。
らしくないことをするな、と僕は思ったな。
たとえ家に不満があっても、家出のような
意味のない行動に出るやつには見えなかったし。
「どうやってここまで来たんだ?」と僕がたずねると、
妹は「どうだっていいでしょう?」と模範解答をした。
「汚い部屋」と妹は言った。「趣味も悪いし」
「嫌なら出てけ」と僕も模範解答をした。
一周目の妹だったら、苦笑いしながら掃除して、
美味しい料理でも作ってくれたんだろうけど。
- 42:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:19:50.27 ID:vRIuLzlA0
-
妹だって、僕のところに来たくはなかったはずだ。
友人の少ない妹には、他に行く当てもないから、
やむを得なくここに家出してきたんだろうな。
まだ冬休みも始まっていないだろうし、
そんなに長くは滞在しないとは思うけど、
さっさと出て行ってくれないかな、と僕は思った。
けれども妹に強く言う勇気もなかった。
二周目の僕はとことん臆病者なんだよ。
そして二周目の妹はちょっと怖いんだよ。
かくして、非常にぎすぎすした二人暮らしが始まったんだ。
- 43:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:46:29.47 ID:DKZW9IOqO
-
続きまだー?
なんとなく口調がライ麦畑〜を思いだしたわ
- 44:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:50:53.18 ID:vRIuLzlA0
-
>>43
眠くなってきたのでちょっと今日はここまでで
そうですね、ぶっちゃけホールデンですね
- 45:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:53:08.03 ID:DKZW9IOqO
-
>>44
了解〜
続き楽しみしてるね!
- 49:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 02:31:41.02 ID:OkqKUhEh0
-
これは面白い
続きはよおおおおお
- 59:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 19:54:05.52 ID:8dIRb2Jo0
-
これは楽しみだな
オレも妹の時点でライ麦を感じてしまった
- 60:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:09:48.94 ID:vRIuLzlA0
-
翌朝の八時くらいに、妹は僕を揺り起した。
驚いてすっかり目が覚めてしまった僕に、
妹は「この街の図書館に連れてって」と言った。
それからちょっと間を置いて、「いますぐに」と付け足した。
二周目に入ってから、僕の睡眠時間は激増して、
十時間は眠らないと辛い体質になってしまっていた。
多分、起きてる時間が苦痛だからなんだろうけどさ。
それでも、相手が家出少女だろうと不登校児だろうと、
女の子に起こされるってのは、悪い気分じゃなかったね。
そういうのって、なんだかとっても人間的だよ。
- 62:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:21:16.55 ID:vRIuLzlA0
-
車に乗った妹の第一声が、「煙草くさい」だ。
そして後部座席を見て、「きたない」と言った。
「持主の性格が分かるね」とのこと。そいつはすごい。
空は曇っていて、辺りは薄い霧に覆われていた。
図書館へ向かう最中も妹は文句を言い通しで、
勝手に借りている僕のコートが煙草くさいとか、
何か音楽は流さないのかとか、好き勝手言っていた。
無視し続けたら、ティッシュの箱で叩いてきた。
「人の話はちゃんと聞きなさい」と言われた。ごもっともだ。
ちなみに図書館では、本選びに時間をかける妹に
「まだか」と聞いたら、「しゃべるな」と本で叩かれた。
二周目の妹ってのは、こんな感じなんだよ。
- 64:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:30:59.57 ID:vRIuLzlA0
-
妹は、僕の部屋で一日中本を読んで過ごすらしい。
僕が家を出て行こうとすると、妹は顔を上げて、
「おにいちゃん、大学行くの?」と聞いてきた。
「殺害したい相手の生活パターンを知りたいから、
ストーカーしに行くんだ」と言うわけにもいかないから、
僕は「そう、大学だよ。七時には帰る」と答えておいた。
今年中には、この問題に決着をつけたかったんだ。
ドッペルゲンガーと元恋人が共にクリスマスを過ごしたり
新年を迎えたりすることなんて、考えたくもなかったからね。
- 65:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:38:33.01 ID:vRIuLzlA0
-
その頃になると、殺害方法は既に決まっていて、
ドッペルゲンガーの行動様式も大体把握して、
実を言うと、とっくに行動に移っても良い頃合だったんだ。
それでも僕がだらだらと尾行を続けていたのは、
多分、踏ん切りがつかなかったからと思う。
つまり僕は、彼が欠点を晒してくれるのを待っていたんだな。
僕は、彼が死ぬべき人間だって思い込みたかったんだ。
殺すに値する理由が、ほんの少しでも欲しかったんだよ。
困ったことに、数か月に渡ってあら探しを続けても、
彼は短所らしい短所をまったく見せないでいた。
どっちかと言うと、僕の方が死ぬべき人間なんだろうな。
- 66:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:45:07.83 ID:vRIuLzlA0
-
妹と図書館に行ってきた時に借りた本によると、
ドッペルゲンガーには、以下のような特徴があるらしい。
・周囲の人間と会話をしない。
・本人に関係のある場所に出現する。
・ドッペルゲンガーに出会った本人は死んでしまい、
ドッペルゲンガーがオリジナルになってしまう。
ちょっと考えればわかることだけど、これらの特徴、
どちらかというと全て、僕の方に当てはまるんだよな。
友人のいない僕はめったに人と会話しないし、
同じ大学に通う僕らは出現場所が似ているし、
死ぬとしたら彼の方だし(僕が殺すからね)、
向こうの方が見た目も中身も一周目の僕に近い。
これじゃあまるで、僕が偽物みたいじゃないか。
- 69:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 21:57:05.56 ID:vRIuLzlA0
-
友人がいないと言えばさ、一周目の僕は、
仲良く談笑できるくらいの相手は、大学中に、
控え目に見積もっても二百人はいたんだよ。
当時の僕は、そいつらが皆、癖こそあれ、
それぞれにいい所を持った奴に見えたんだけど、
今になって少し離れた場所から見ていると、
どいつもこいつも、ろくでなしのように見えたね。
自分と関係のある人間が良いやつに見えて、
関係のない人間が嫌な奴に見えるのは当前だけどさ、
変な話、そういうことに僕は慰められたんだよ。
ああ、少なくとも、一周目の僕は、全てにおいて
恵まれていたわけじゃなかったんだ、って思うとね。
惨めな話だよ、そんなことに喜びを感じるなんて。
- 70:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:08:42.41 ID:vRIuLzlA0
-
かつての友人たちが、一周目とは違う顔を
僕に見せるのは、なかなか興味深かったね。
優しいと思ってた奴が利己心の塊だったり、
謙虚だと思ってた奴が自己顕示欲の塊だったりさ。
ただ、これは僕の憶測だけど、一周目において、
僕が彼らのことを良い人間だと感じていたのは、
けっして勘違いではなかったと思うんだよ。
- 73:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:19:58.26 ID:vRIuLzlA0
-
人ってのは、極端に優れた人物を前にすると、
無意識にそいつの影響を受けてしまって、
一時的に良い人間になれるんじゃないかな。
一周目の僕を前にしているときに限定すれば、
おそらく彼らは、実際に良い人間だったんだよ。
逆に、今の僕みたいなのを前にすると、
肩の力を抜いて、安心して屑になれるんだ。
僕が何を言いたいかっていうとね、
相手が嫌な人間だと感じたら、その時点で、
少なからずこちらにも責任があるってわけさ。
- 74:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:31:56.64 ID:vRIuLzlA0
-
ただ、いくら自分と関係がなくなっても、
これっぽっちも魅力を減じないどころか、
ますます魅力を増すような人間もいたね。
まあ、もちろん、元恋人のことだけどさ。
手に入らないものほど欲しくなるってのもあるけど、
二周目の僕は、下手をすれば一周目の僕より、
更に彼女を好きになっていたように思うな。
うん、崇拝していたと言っても過言ではないね。
今こそ、今こそ人生をやり直すチャンスをくれよ、
そう僕は思った。今度こそ上手くやってみせるからさ。
僕は布団にもぐり、目を閉じて、その晩も祈る。
目が覚めたら三周目が始まっていますように。
- 75:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:50:05.67 ID:vRIuLzlA0
-
さて。妹が家出してきてから、五日が経過した。
さすがにそろそろ邪魔になってきたから、
勇気を出して、「いつ頃帰る?」と聞いてみると、
「おにいちゃんが帰れ」と返された。僕が悪かったよ。
ちょうどその日、母親から電話があって、
妹がそちらに行っていないかと聞かれたから、
五日前から居座っていることを正直に話してやった。
そのことを妹に伝えると、彼女は「そっか」とだけ言い、
しばらくすると、荷物を丁寧にまとめ始めた。
こういうところは、異様にものわかりが良いんだよな。
- 76:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:57:00.94 ID:vRIuLzlA0
-
バスターミナルまでは見送ることにした。
雪が結構ひどくて、あまり街灯もない道で、
妹一人で行かせるには心配だったからね。
隣と呼んでいいのかどうか分からないくらいの
絶妙な距離を保ちながら歩く僕たちは、
あいかわらず、終始口をつぐんでいた。
一周目だったら、手を繋いで歩いてたとこだよ。
妹は、僕のことを恨んでるんじゃないかと思ったな。
まあ、とっくに嫌われてるからいいけどさ。
それに、これから人一人殺そうって人間が、
誰にどう思われるか一々気にしてたら、きりがないよ。
- 79:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:03:49.33 ID:vRIuLzlA0
-
バスターミナルの建物は老朽化してて、
壁や床はあちこち黒ずんで、蛍光灯は黄ばんで、
椅子のクッションは破れて中身が飛び出し、
売店には薄汚いシャッターが下りていた。
バスを待つ客も数人のみで、しんとしていた。
あまりにも陰鬱な感じがして、まるでここにいる皆が、
家出先から実家に帰るとこなんじゃないかって感じ。
「汚いところ」と妹は言った。「お兄ちゃんの部屋みたい」
「情緒があるよ」と僕は自分の部屋をフォローした。
- 81:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:14:55.55 ID:vRIuLzlA0
-
僕と妹は、40cmくらい距離をとって椅子に座り、
カップ式自販機のココアを飲みながらバスを待った。
ひどい場所だったね。ここからバスに乗ったら、
昭和や大正に連れてかれるんじゃないかと思った。
まあ、本当にそうだとしたら、僕は進んで乗っただろうけどね。
僕がココアを飲み終えると、妹は「ん」と手を差出し、
僕のカップを自分のカップに重ね、捨てに行った。
すたすた歩く妹の背中を、僕は後ろから眺めていた。
一周目の妹と比べると、ずいぶん頼りない感じがしたな。
- 82:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:22:12.87 ID:vRIuLzlA0
-
突然僕は、妹に、ものすごく悪いことをしたような気になった。
妹が家出した十六歳の女の子だってことを、
僕は、きちんと配慮していたと言えるだろうか?
本当は、母親には嘘をつくべきだったんじゃないか?
そもそもこの子は、家出なんてするタイプじゃないんだ。
よっぽどの考えがあって、僕のもとに来たんだろう。
せめて本人が満足するまでの間くらいは、
かくまってやった方が良かったんじゃないか?
- 83:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:33:45.66 ID:vRIuLzlA0
-
妹がバスに乗り込む寸前、「なあ」と僕は言った。
「また家出したくなったら、来るといいよ」
こんな台詞でも、言うのにずいぶん勇気を必要とした。
二周目の僕は、家族に対してさえ臆病なんだよ。
振り返った妹は、めずらしく目を見開いて、
しばらく立ち止まって僕の顔を見て、
「そうする」と言って笑い、バスに乗り込んだ。
バスが行ってしまうと、僕は待合室に戻り、
帰り道に向けて、再びココアで体を温めた。
妹の笑顔を見て、やけにほっとしている自分がいたな。
- 85:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:44:28.71 ID:vRIuLzlA0
-
妹は僕の言葉に甘えることにしたらしく、
三日後、再び僕の部屋を訪れた。
家にいるときに妹がすることと言えば、
一方的に僕の悪口を並べ立てた後、
「おにいちゃんは駄目だねー」と言うことだった。
そして僕の夕飯をおいしそうに食べ、
僕のベッドを占領してすやすや寝た。
翌日、父親が迎えに来て、妹を連れて帰った。
この分だと、またすぐに戻ってくるだろう。
何が彼女をここまでさせるんだろうか?
- 86:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:56:07.72 ID:1lzDpgtC0
-
なんか人間臭い部分がすげぇ共感できるわ
- 87:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 00:14:06.17 ID:z9P33ux30
-
引き込まれるわ
面白いなぁ
- 91:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 11:09:44.28 ID:N1uuF5S10
-
発想も面白いけど文章もわかりやすくていいね
無駄な説明がないから理解しやすいしな
- 94:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 16:36:35.08 ID:JuWNwpCZ0
-
ところで、二周目の僕が、擁護しようがないくらい
明らかに一周目の僕より劣っているとは言え、
部分的には、優れているところもあったんだ。
第一、そうでなきゃ、やってらんないよね。
二周目の僕は、一周目の僕と比べると、
百倍くらい本を読む人間だったんだ。
それはもちろん、孤独を紛らすために、
図書室に通ったことが起因してるんだけどさ。
そして、これから話す出来事において、
その趣味がそこそこ役に立ったんだよ。
- 96:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 16:44:08.20 ID:JuWNwpCZ0
-
かつての僕は、恋人のことを、完全に分かった気でいたな。
五年間、ずっと一緒にいて、実に色んなことを話したからね。
ところがさ、案外、僕の知らない面も存在したみたいなんだよ。
その日も僕は、妹に踏まれて目を覚ましたんだ。
「図書館に本返すから」と妹は言った。「市民の義務だから」
まあ、午後四時にぐっすり寝てる僕も悪いんだけどさ。
図書館につくと、妹は本の束を抱えて歩いて行った。
辺りは早くも薄暗くなってて、街灯が点きはじめてたね。
- 97:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 16:52:29.83 ID:JuWNwpCZ0
-
僕は駐車場のすみっこ行って、煙草に火を点けた。
そこは物置みたいになってて、色んなものが散乱してたな。
錆びた自転車とか、ポールとか、柵とか、そういうもの。
ガラクタの中で、室外機だけが辛うじて息をしていた。
僕は柵に腰かけて、煙草を吸っていたんだ。
なぜかそこには、きちんとした灰皿があったからね。
二周目の僕は、こういう寂しい場所にくると、
心が安らぐような人間になってたんだ。
ふと見ると、こっちに向かって誰か歩いてくるのが見えた。
どうやら僕と同じ用らしくて、手には煙草を持っていて、
――そう、それが僕の元恋人だったわけなんだよ。
- 102:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:04:10.70 ID:JuWNwpCZ0
-
僕の元恋人はとっても礼儀正しい子だったからさ、
気まずそうな顔をしながらも、僕に挨拶したんだ。
相手が誰であれ、笑顔で挨拶してくれる子なんだよ。
僕も同じように挨拶しかえしたけど、内心、取り乱してたな。
彼女が喫煙者だなんてこと、僕は知らなかったし、
この図書館の利用者だってことも知らなかったんだ。
あれだけ話す機会を欲しがっておきながら、
いざとなると、何にも言葉が出てこないんだよ。
何か喋んなきゃ、って焦るばかりでさ。
なんとか会話を繋いで引きとめよう、ってね。
- 103:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:12:37.38 ID:JuWNwpCZ0
-
「本、借りに来たの?」と彼女は僕にたずねてくれた。
「僕じゃなくて、妹がね」と僕は正直に答えた。
「そっか、妹さんか。……君は本、読まないの?」
「そこそこ」と答えると、元恋人は嬉しそうな顔をした。
周りに本を読む人間が少なかったんだろうね。
それから僕たちは十分くらい、本の話をしたんだ。
他愛もない話だったよ。大した意味のない会話。
一周目の僕だったら、二秒で忘れるような会話さ。
でもさ、たったそれだけのことで、僕は、
嬉しさで胸がはちきれそうだったんだ。
この時間が、少しでも長く続けばいいって願ったよ。
- 104:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:21:55.14 ID:JuWNwpCZ0
-
「煙草、吸うんだね。意外だな」と僕が言うと、
僕のかつての恋人は、困ったような顔で笑った。
「彼にも秘密にしてるんだ。今の所、君しか知らない」
僕はその言葉を脳に刻みつけたね。
”君しか知らない”。実に心地よい響きだよ。
辺りが真っ暗になって、彼女は帰って行った。
僕はしばらく、彼女との会話の余韻に浸っていたな。
止まらない体の震えは寒さによるものなのか、
興奮によるものなのかは、分かんなかった。
こんなんで喜べるなんて、エコの極みだよね。
それに、このとき僕はまだ、自分のしている
致命的な勘違いには気づいていないんだ。
- 105:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:28:23.13 ID:JuWNwpCZ0
-
妹はすでに車で待機していて、僕が戻ると、
「五分の遅刻」と頭を五回たたいてきた。
一時間遅刻したら大変なことになってたと思うよ。
図書館を出てからしばらくして、妹が言った。
「おにいちゃん、さっきの女の人、仲良いの?」
「いや。僕と口をきいてくれるくらい、あの子が優しいってだけ」
「ふうん。じゃあ、私も優しいね。口きくから」
「違うな。僕たちは単に仲が良いんだよ」
「ええ、そうなの?」と妹は迷惑そうに言った。
- 107:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:04:05.46 ID:JuWNwpCZ0
-
街路樹や店先にイルミネーションが灯り、
いたるところでクリスマスソングが流れ、
駅前には巨大なモミの木が設置され、
いよいよクリスマスが近づいてきていた。
妹は四回目の家出から無念の帰宅をして、
僕は駅にあるカフェでコーヒーを飲んでいた。
そこからだと、広場の様子がよく分かるんだ。
そして駅前の広場は、僕の元恋人が、
待ち合わせによく使っていた場所なんだよ。
僕はそこで、彼らが落ち合うのを見張っていた。
この日は、ちょっと特別な日なんだ。
- 110:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:17:52.71 ID:JuWNwpCZ0
-
言い忘れてたけど、僕の誕生日って言うのは、
十二月二十四日、クリスマスイブなんだよ。
そして僕の恋人は、クリスマスと誕生日が被るのは
嫌だということで、一週間前に祝うようにしていたんだ。
ドッペルゲンガーも僕と誕生日が同じらしくて、
lクリスマスツリーの下で恋人と落ち合った彼は、
綺麗に包装されたプレゼントを受け取っていた。
こんな立場じゃなきゃ、微笑ましい場面だったんだど、
僕はそれを見て思わず頭を抱えたね。
- 111:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:26:39.97 ID:JuWNwpCZ0
-
それでね、ふと横に目をやると、おかしいんだよ、
僕とまったく同じように頭を抱えている人がいたんだ。
そいつをよく見ると、知らない顔じゃなかった。
というのも、その子は小中高と同じ学校に通っていて、
さらには大学の学部まで一緒の子だったから、
人の顔を覚えられない僕でも、さすがに覚えてたんだ。
でも、あんまり口をきいたことはなかったな。
だって、向こうも僕には言われたくないだろうけど、
ひどく話しかけづらい子だったんだよ。
彼女の視線は、僕と同じで、駅の広場に向いていた。
そりゃあ、ここにいたら、他に見るものはないんだけどさ、
彼女を見ているうちに、僕の中で何かが引っかかったんだ。
- 113:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:39:16.67 ID:JuWNwpCZ0
-
人ってさ、一緒にいる時間が長いと、
口癖とか仕草とかが伝染るじゃないか。
だから、一周目において、僕と恋人の間には、
いろんな共通する「癖」があったんだ。
そのとき隣の女の子がやっていた、
左手で後頭部の髪をやたら触る仕草は、
偶然にも、僕から恋人に伝染った癖の一つだった。
なんだか、すごく懐かしい感じがしたね。
- 116:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:59:52.07 ID:JuWNwpCZ0
-
彼女が顔を上げたとき、僕らの目が合った。
その一瞬で、どうしてか、僕は彼女に関して、
色んなことが分かっちゃったんだ。
その一。彼女は僕の代役に恋している。
限りなく似たような感情を抱いていると、
目を見ただけで、分かるものなんだよ。
その二。彼女は僕の元恋人に嫉妬している。
たしかに、思いを寄せている人間と
あれだけ親密にされたら、そうもなるよね。
その三。彼女には”一周目”の記憶がある。
- 118:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 19:10:35.94 ID:JuWNwpCZ0
-
何ていうかさ、「やり直しにおける失敗」の
スペシャリストである僕から言わせるとね、
二周目で失敗した人間に特有の感情があるんだ。
隣にいる女の子から、僕はそれを感じ取ったんだよ。
そんでさ――これについては最初から
説明しておくべきだったんだろうけどさ、
実を言うと、僕が持つ一周目の記憶には、
いくらか致命的な欠陥があったんだ。
- 119:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 19:18:14.75 ID:JuWNwpCZ0
-
それは、「思い出し方に制限がかかっている」ってこと。
自分はこういう特徴の人間とこういう関係がある、
みたいなことはしっかり覚えてたんだけど、
実際の名前、顔、声みたいな具体的情報は、
いくら思い出そうとしてもはっきりしなかったんだ。
「表情が豊か」とか「日焼けしている」とか、
「大人しそうな名前」とか「目つきが悪い」とか、
そういう風には思い出せるのに、だよ。
でも、二周目の僕は、そのことを軽視していたんだ。
一周目の再現をするだけの二周目においては、
記憶に制限があっても、さほど支障はないように見えたからね。
それに、記憶ってのは、多かれ少なかれ、
はじめからそういう不確かな性質があるものだから。
- 121:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 19:25:47.34 ID:JuWNwpCZ0
-
さて、僕の言わんとすることはもう分かると思うけど、
以上の情報をまとめると、導き出される結論は一つ。
隣にいる女の子は、僕のかつての恋人が、
人生のやり直しに”失敗”した姿なんだよ。
そう。席を奪われたのは、僕だけじゃなかったんだ。
僕が中学の頃に告白したのは見当違いの相手で、
殺人を犯してまで取り戻そうとした恋人は人違いで、
僕がいつも影から見ていた二人は、両方とも代役だったんだ。
そして僕の本物の恋人は、いつだって傍にいたんだよ。
- 125:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 20:36:53.77 ID:YEpkHUy70
-
予想の斜め上をいかれた
これは期待
- 131:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 00:08:19.58 ID:N2VltCWT0
-
すげぇ展開
鳥肌もんだよ
- 144:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:05:29.89 ID:z96bEzcG0
-
不思議と引き込まれる
- 142:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 19:42:22.43 ID:BJuSVhJUO
-
おもしろしっ
続き楽しみ
書き貯めずに少しずつ書いてるのかなあ
- 143:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:04:20.98 ID:0NqI+JUK0
-
>>142
そうなんですよー
見切り発車なんですよー
- 145:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:22:20.49 ID:0NqI+JUK0
-
かつての恋人が自分と同じような状況にあって、
同じ苦悩を抱えていると知ったとき、
けれどもね、僕は喜びはしなかったんだ。
いや、むしろ絶望を深めたと言ってもいい。
どうしてかと言うとね、たとえ隣にいるその子が、
僕の本当の恋人だったとしてもね、今僕が好きなのは、
より一周目の彼女に近い、”偽物”の方なんだよ。
僕が気にするのは「オリジナルかどうか」じゃなくて、
「一周目と同じ気持ちにさせてくれるかどうか」だったんだ。
変わっちまった本物には、もはや興味がないんだな。
- 147:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:34:36.70 ID:0NqI+JUK0
-
それに、勘違いも十年も続けば、それはもう
本人にとっては修正しようがない事実なんだよ。
そして、僕の求める”偽物”の子が、そもそも僕とは
赤の他人だったということが分かって、僕はがっかりした。
こうなると、彼女と僕が結ばれる根拠は、いよいよ無いじゃないか。
僕が信じてきた赤い糸は、広場にいる彼女じゃなくて、
隣で頭を抱えている女の子と繋がっていたわけだからね。
しかし、見れば見るほど、本物の元恋人は、
僕と似たような変化を遂げていて、驚いたね。
二周目の自分を客観的に見てる気分だったよ。
あんまり良い気分じゃなかったな。
- 148:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:44:49.87 ID:0NqI+JUK0
-
そういうわけで、運命の再会とはいかなかった。
寂しそうな目で広場を見つめる本物の元恋人は、
隣に誰か、温かい存在を必要としているように見えた。
うん、今度ばかりは、勘違いじゃなかったと思うよ。
けれども僕は、彼女に話しかけず、店を出た。
僕が必要としているのが彼女でないように、
彼女が必要としているのも、僕の代役の方だろうからね。
- 149:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:58:45.16 ID:0NqI+JUK0
-
僕は街を当てもなく歩いた。そうしたい気分だったんだ。
どこもかしこもクリスマスムードでむなしくなったけど、
とことんそういう気分に浸りたい気分でもあったな。
考えてみると、色んなことが馬鹿馬鹿しかったね。
そもそも僕は、あの代役を殺す気でいたわけだけど、
本当にそんなことができる気でいたんだろうか?
そして奇跡的にそれに成功したところで、
その相手の子は、今の僕を好きになると、
本気で考えていたんだろうか?
だとしたら、頭がおかしかったんだろうな。
- 150:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 21:02:38.45 ID:0NqI+JUK0
-
そういうわけで、僕はドッペルゲンガーの
殺害計画を諦めたわけなんだけどさ、
願いってのは、腹立たしいことに、
願うのをやめた頃に叶うものなんだ。
- 154:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 21:50:20.71 ID:0NqI+JUK0
-
僕は頭をからっぽにしたかったんだ。
今まで以上に、色んなことを忘れたかった。
尾行する必要もなくなって、時間も余っていた。
それで、目についた短期アルバイトに、
片っ端から応募することにしたんだ。
毎日夜遅くにくたくたになって帰宅する僕を見て、
五回目の家出をしてきていた妹は、
「おにいちゃん、恋人でも出来た?」と聞いてきた。
今一番聞きたくない言葉だったね、まったく。
そんでね、どうせ予定もないのだからと、
年末までアルバイトを詰め込んだ僕だったけど、
ろくに内容の説明も読まなかったせいで、
クリスマス当日に、恋人の集まるデパートで、
抽選会の係をすることになっちまったんだよ。
- 157:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:06:06.26 ID:0NqI+JUK0
-
浮かない気持ちで現地に集合すると、なんとね、
思いもよらない人間がバイトに来ていたんだ。
そう、本物の方の、僕の元恋人さ。
うん、実に気まずい感じだったよ。
やることも考えることも一緒なんだね、僕たちは。
向こうは僕の顔を見ると、軽く頭を下げた。
僕も同じように返したけど、この分だと、相変わらず、
彼女は僕の正体に気付いていないみたいだった。
僕たちは知り合いと言うことでペアにされて、
暑苦しいサンタのコスチュームを着せられて、
浮かれた夫婦やカップルなんかを相手にした。
かつては僕たちも向こうの人間だったんだけどな。
思えば、高校時代も、友達のいない僕たちは、
他に組む相手がいないときなんかに、
こうやって二人気まずく作業していたんだよ。
それを思うとおかしかったね。
- 158:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:25:14.99 ID:0NqI+JUK0
-
休憩時間になると、僕は元恋人を放って、
一人で外に煙草を吸いに行ったんだ。
彼女といると、過ぎたことばかり考えてしまうからね。
何気なく駐車場の様子を眺めていると、
見覚えのある青い軽自動車が入ってくるのが見えた。
それは僕がストーカー時代によく目にした車なんだ。
つまり、代役二人が乗っている車というわけさ。
結構めずらしい車種だったから、すぐに分かった。
そういえば、二十歳のクリスマスの夜、
僕たちはにここを訪れたんだっけ。
- 162:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:41:02.54 ID:0NqI+JUK0
-
休憩が終わってさ、再び抽選会場に戻って、
まあこのあと起こることは予想できると思うけど、
四人は、そこで初めて一堂に会することになるんだ。
いつも以上に幸せそうなその二人は、まさかその幸せが、
目の前にいる二人の冴えないサンタクロースによる
クリスマスプレゼントだったとは、思いもしなかっただろうな。
本物の元恋人の方を見ると、やっぱり、
僕の代役の方を見て、辛そうな目をしてたな。
多分僕も、そういう目をしていたんだと思うよ。
- 164:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:50:59.76 ID:0NqI+JUK0
-
代役の二人たちが行ってしまってから、僕はしばらく、
彼らがこれからどう過ごすのかを思い出していた。
隣にいる元恋人も、同じことを思い出していたんじゃないかな。
こんなに気分の悪いことって、そうそうないよ。
抽選会場の傍には家電コーナーがあって、
僕は気を逸らすために、そこに置いてある
大型テレビの映像を眺めることにした。
なんてことはないニュース映像が流れていて、
たまに駅前のイルミネーションが映されたりして、
――そして僕は突然、さっきの二人が、
これから死ぬ運命にあるってことに気付いたんだ。
- 166:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:59:22.49 ID:0NqI+JUK0
-
人間の運ってものは、長い目で見れば、
釣り合いの取れてるものなのかもしれないな。
その考え方は、大抵は運のない人間が
自分を慰めるために使う言葉なんだけど、
この時ばかりは、そう思わずにはいられなかったよ。
不思議と、どんな感情も湧いてこなかったね。
そうか、あの二人は死んでしまうのか。それだけ。
どちらかと言えば、喜ぶべきことだったと思うよ。
あの男のことが憎いことには変わりがないし、
あの女の子はどうせ僕のものにはならないんだし。
そう、手に入らないものなら、最初っからない方が幸せなんだ。
- 179:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:39:34.95 ID:0NqI+JUK0
-
でも、次の瞬間には、僕はアルバイトを放り出して、
かつての恋人の手を取って走り出していた。
いやあ、自分でも意味わかんなかったなあ。
でも仕方ない話なんだ。これからすることが、
一人でどうにかできるものなのか分からなかったし、
話を信じて協力してくれるとしたら、彼女だけだろうからね。
デパートの中を駆け抜けていくサンタ二人を見て、
子供なんかは僕らを指差して騒いでいた。
実際、奇妙な光景だったと思うよ。
彼女が何も言わずについてきたのはさ、握られた手に、
どこか懐かしいものを感じたからだと思うんだよ。
なんでかっていうと、僕がまさにそのように感じたから。
- 184:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:50:11.30 ID:0NqI+JUK0
-
外に出ると、既に吹雪になりかけていた。
僕は車に乗り込んでエンジンをかけた。
珍しく僕の頭は冴えわたっていたんだ。
さっき見たニュースの進行具合から言って、
間に合うかどうかの瀬戸際だったな。
そんな緊迫した状況なのに、一方で僕は、
おかしくて仕方がなかったんだ。
自分が自分らしくない行動に出るのってさ、
多分人生で起こることの中で、一番面白いんだよ。
二周目の人生を主にそれに悩まされてきた僕だけど、
でもやっぱり、人が「らしくない」ことを出来るのって、
何かに対して一矢報いたような気がして、気持ちがよかったね。
- 188:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:59:52.96 ID:0NqI+JUK0
-
「二十歳のクリスマスで、ひどい雪の日だったな」
車を飛ばしながら、僕は助手席の彼女に言った。
「覚えてるかな? プレゼントを渡しあった僕たちは、
紅茶を飲みながら、テレビを見ていたんだ。
わざとヒーターはつけないで、二人で毛布を被ってさ。
ロウソクの火でわざわざ暖まったりして……、
そういうのが楽しかったんだ、その頃の僕たちは」
彼女は目を見開いて、僕の方を見つめる。
しかし彼女が何か言う前に、僕は先を続ける。
- 190:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:07:12.91 ID:T7AA0Ab80
-
「テレビでは事故のニュースがやってた。というのも、
あまりに雪がひどくて、その夜、一部で停電が起きたんだよ。
それはそれでロマンチックではあるんだけどさ、
場所によっては信号までつかなくなっちゃって、
吹雪で視界も悪くて、案の定、痛ましい事故が起きるんだ。
そのとき僕らが聴いてたCDは『レノン・レジェンド』で、
ちょうど『スタンド・バイ・ミー』が終わって、
『スターティング・オーヴァー』が始まった辺りだったな。
それくらい鮮明に覚えてるよ。クリスマスに死ぬなんて、
運の悪い人間もいるもんだなって思ってさ」
- 193:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:15:04.18 ID:T7AA0Ab80
-
「ニュースの映像では、数台の車がぐちゃぐちゃになってて、
――その中に、青い軽自動車があったことを覚えてるんだ。
実を言うとそれは、二周目の僕にとっては、馴染み深い物でね。
何せ、自分の役割を奪った男が乗っていた車だったから」
そこまで言って、僕は一度、横目に時計を見る。
「このまま放っておけば、同じ事故が起きて、彼らは命を落とす。
それは本当なら、僕にとっては望ましい展開のはずなんだ」
彼女は何も言わず、黙って話を聞いていた。
視界の端で頷く彼女に、僕はまた懐かしい感じを覚えたな。
「でもさ」と僕は言う。
「そういう悲劇を見逃すには、今日はあまりにもめでたい日だ。
それに僕は、一周目の人生を愛しているのと同じように、
それを再現してる彼らのことも、どっか愛してるところがあるんだよ。
僕も、たまには、二周目らしいところを見せてやろうと思う。
一周目の反省や教訓を活かして、もっと優れた二周目を目指すんだ」
- 194:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:16:26.79 ID:E3+Ysevu0
-
これはむねあつてんかい
- 196:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:27:18.60 ID:T7AA0Ab80
-
事故現場に到着した僕らは、停電に備えて待機した。
彼女はおそるおそる僕の肩を叩いて、聞く。
「これまでにも、こうやって、人を助けたりしてきたの?」
相変わらず、いいところに目をつけるんだよな。
「いや。これが初めてだね」と僕は答える。
「だから、今やってるのは、あんまり良くないことだと思うよ。
本来、数えきれないくらいの命を救えたはずの人間が、
いまさら自分の助けたい相手だけ助けるなんてさ」
「そっか……私も、これが初めて」と彼女は言う。
「私、二周目に入ってからも、一周目の記憶を使って
何かしようとしたことは、一度もなかったんだ。
今はこんな風になっちゃったけど、本当は、
私、前の人生を、そのまま繰り返そうと――」
「僕もそうさ」被せるように僕は言った。
- 199:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:33:07.89 ID:T7AA0Ab80
-
「あのさ」と彼女は言った。
「停電で、見えなくなっちゃう前にね、
最後に一つだけ、確認させて欲しいんだ」
「何を?」と僕が言い終える前には、
彼女は背伸びして、僕の頬に唇を当てていた。
「ごめんね」と彼女は言った。「それだけ」
確かに、確認はそれだけで十分だったんだ。
それだけで、色んなことを、僕は思い出せた。
僕はずいぶん表面的なことに捉われていたんだろうな。
二周目における記憶の制限は、僕の考え方にまで、
致命的な欠陥を与えてしまっていたようなんだ。
言葉にできない感覚を、僕は軽視し過ぎていたんだよ。
このことにしたって、口で言っても伝わんないんだろうけどね。
「こんなに傍にいたんだね」、目を伏せて彼女はそう言った。
彼女が振り返るのとほぼ同時に、辺りの灯りが一斉に消えた。
- 200:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:42:03.35 ID:T7AA0Ab80
-
それは実に馬鹿げた光景だったと思うよ。
サンタクロース二人が袋から色んな灯りを出してさ、
誘導棒を持って交通整理をし始めたんだから。
用意した色とりどりの回転灯なんかは、見方によっては、
クリスマスのイルミネーションに見えなくもなかったな。
馬鹿みたいに沢山並べたんだよ、僕たち。
しかも僕はその馬鹿らしさに当てられちゃって、
窓を開けてねぎらいの言葉をくれたカップルとかに、
何回か「メリークリスマス!」を言っちまったんだ。
一番言いたくなかったはずの言葉なのにな。
格好と寒さで頭がどうかしてたんだと思うよ。
本当に酷い吹雪でさ、目を開けているのも辛かったし、
無意識に奥歯を噛みしめちゃって、顎が痛くて、
自分がどこまで服を着てるのかも分かんないくらい、
体のあらゆるところが冷え切ってたね。
- 201:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:47:52.28 ID:T7AA0Ab80
-
僕のやり方が正しかったかどうかは分からない。
でも、結局、事故は一件も起こさずに済んだんだ。
何回か僕たちの方が轢かれそうになったけど、
まあ目立つ服装だったからね、何とか生き延びた。
この日ばかりはサンタクロースの格好に感謝したね、
これがジャックランタンとかだったら、間違いなく死んでたよ。
そして、例の青い車が通り過ぎるのを、僕たちは見送った。
かつての僕たちが通り過ぎていくのを見送ったんだ。
最初っから最後まで、彼らはなんにも知らない。
でも、それでいいんだと思うよ。
それどころか、自分が助けられたということに
彼らがまったく気付いていないことが、
僕にとっては、たまらなく痛快だったんだ。
- 202:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:53:02.12 ID:T7AA0Ab80
-
電気が復旧した頃には、僕たちの体は死体みたいに冷えて、
風邪でも肺炎でもなんでも来いって感じだったね。
どこかで暖まりたかったけど、既にどこの店も閉まっていて、
携帯にはバイト先から着信が何件もきていて、
雪にタイヤをとられて車が動かなくなって、
どっから手を付けていいのか分からないような状況だったな。
けれどもそのとき、時計の針が、十二時をさしたんだ。
そう、この瞬間、繰り返しは終わりを告げる。
ここから先は、僕たちも完全に知らない世界だ。
本物の元恋人は、歯をがちがち言わせて震えながら、
消えそうな声で、「さむいね」と僕に微笑みかけた。
それだけ喋るので精いっぱいだったんだと思う。
思えばさ、ここ十年、僕は寒さを分かち合う相手さえいなかったんだ。
- 204:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:01:16.11 ID:T7AA0Ab80
-
なんでかな。その時ふいに、僕は幸せな気持ちになったんだ。
代役の二人は今後も僕らの席に座り続けるだろうし、
後期の単位は既に取り返しがつかないし、友達はいないし、
おまけに今すぐ凍えて死にそうで――けれども、幸せだったんだ。
これからは、何があっても、大抵のことは平気な気がしたんだ。
僕たちなら、それなりに上手くやっていけそうな気がした。
それはいかにも根拠のない自信だったけど、
根拠がない自信ほど、強力なものもないんだよ。
混乱してたのかもしれないけど、ひょっとすると、そのときの僕は、
一周目の二十歳のクリスマスより、幸せだったかもしれない。
だとしたら、それって、本当に本当にすごいことだよ。
十年ぶりの、ハッピークリスマスってやつだったんだ。
- 205:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:05:02.90 ID:T7AA0Ab80
-
朝方に帰宅した僕は、眠気もまったくなくて、
なんだか生まれ変わったような気分だった。
僕が恋人から貰ったプレゼントをごそごそやっていたせいで、
僕のベッドで寝ていた妹が、目を覚ました。
眠たげな目で、枕元にある僕からのプレゼントを眺めて、
少し遅れて、「おおー」と満更でもなさそうに言った。
寝起きの妹って、ちょっとだけ一周目の面影があるんだよ。
僕はベッドに腰掛け、「なあ」と話しかけた。
「兄ちゃんは、十年後から戻ってきたんだよ」
妹は寝ぼけた顔で、やっぱり、「おかえりー」と笑った。
僕はそれが大のお気に入りだったから、
「ただいま」と言って妹の頭を撫でた。
妹は不服そうに僕の顔を見つめたけど、
内心、そんなに悪い気はしていないみたいだった。
- 206:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:07:29.74 ID:kzbyqIXi0
-
目から体液が出そうなんですがどうすればいいでしょうか
- 207:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:08:53.37 ID:Gi1fzlQp0
-
( ´;ω;`)ブワッ
- 208:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:10:14.22 ID:T7AA0Ab80
-
「兄ちゃんは、十年後から戻ってきてたんだ。
僕は十歳から二十歳の人生を、もう一度やり直したのさ。
そのときの僕には、これから自分が犯す過ちだとか、
本当にやるべきことというのが、分かったんだ。
なろうと思えば、神童にだって、予言者にだってなれた。
でも、僕はなにひとつ変える気がなかったんだ。
前と同じ人生を送られれば、それだけで十分だったからね。
しかし僕は、一周目の再現に失敗してしまったんだ。
周りの幸せだったはずの人たちにも、悪い影響を与えてしまった。
――ただ、だからこそ、僕は知ってるんだよ。
僕たちは、もっとまともになれるはずだったってことを。
微妙な違いで人は変わるし、変われるんだってことを。
ちょっと歯車がずれて、こんな風にはなってしまったけれど、
それは些細な違いであって、僕らがまともになれない理由はないはずなんだ。
だからさ、もう一度、あの日々を取り戻そう。そろそろ、反撃開始と行こうじゃないか」
プレゼントを抱えた妹は、やっぱり、「よくわかんない」と答えた。
いずれわかるさ、と僕は言った。
- 209:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:16:18.67 ID:T7AA0Ab80
-
というわけで、物語はここまでです。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
今日もこの場を借りて宣伝……というか、
すでに何人かに指摘されちゃってますが、
そうです、作者は「げんふうけい」の僕でした。
http://fafoo.web.fc2.com/other.htm
- 214:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:30:16.54 ID:PgRitVbC0
-
>>209
乙!面白かったー
リアルタイムで見れたの初めてだ
- 210:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:18:51.33 ID:SwA/OMNF0
-
>>1乙
ペース的にモヤモヤしながら読んでたよ。
でも面白かったよー
- 218:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:44:12.89 ID:T7AA0Ab80
-
>>210
夜遅くなって、皆さんにはもうしわけないです
行き当たりばったりでやってたから遅くなってしまって
だから>>161の方に展開読めたと言われたときは
「えー、僕も知らないのに!」って羨ましく思いました161:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:37:34.71 ID:dgtxDGhR0
展開読めた
- 217:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:38:47.09 ID:MMhwP1ZfO
-
明日も朝早いのに眠気ふっとんじまったww
でも読み終えてすごく充実感があるよ
ありがとう
- 219:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:55:33.05 ID:HE1aI146O
-
>>1乙!
後半『スターティング・オーヴァー』をBGMに読んでたよ 凄い清々しい気分だ ありがとう
- 222:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 02:36:33.65 ID:T7AA0Ab80
-
>>219
そういう読み方をしてもらえると嬉しいですね。
そういえば、>>192の方が僕の意図に気づいてくれたのには驚きました。192:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:12:27.86 ID:08RFgW3zO
19曲目まで行けるのかな?
- 220:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 02:06:58.75 ID:ByApdrqDO
-
>>1
お疲れ様でした!!
終盤は鳥肌立ちっぱなしだたww
心地いい清涼感の中寝ることが出来ます。ありがとう
- 228:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 06:31:14.88 ID:nnu/z0ZG0
-
こんな面白いのは初めてだ
- 230:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 07:52:19.59 ID:RWSeM8zNO
-
面白かったぁ〜。
その後みたいな物語も書いて欲しいなぁ
- 239: 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) :2012/10/22(月) 12:28:50.03 ID:+mRt3wjYO
-
書籍化希望!
- 240:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 12:30:32.11 ID:hvR8Rcoz0
-
よかった。やっぱげんふうけいさんいい。
- 244:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 15:25:05.72 ID:RNuHcpeL0
-
久しぶりの神スレ
- 253:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 23:28:50.23 ID:ZJJvWmW80
-
非常に引き込まれそうになりました!
目から体液出そうです
- 254: 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/10/22(月) 23:39:24.16 ID:+mRt3wjYO
-
>>253俺はガチでボロボロだった
- 255:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 23:48:03.82 ID:ZJJvWmW80
-
>>254
ごめん嘘つきました
俺もぼろっぼろっです
- 265:名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 12:51:02.07 ID:96JFUOWm0
-
サイト行ってみたけど、この作者、普通にプロで、しかも大学生なのかよ
そんで無償で作品公開してんのか……ため息が出るわ
- 272:名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 21:53:14.74 ID:8dG5MDde0
-
こんな引きつけられるのはげんふうけいさんだけだ
- 251:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 22:26:19.95 ID:jbnV0msY0
-
>>1楽しく読めました
次回作も期待!
1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド

◆ベートーベンが俺の部屋に来たときの話をする
◆ 俺が異世界に行った話をする
◆勇者「冒険の書が完結しない」
◆男「これが世界一のクソゲーか……」
◆魔王「人間殺す」カタカタ 勇者「これはAUTO」カタカタ
◆猫「吾が輩は猫である」
◆ 俺が異世界に行った話をする
◆勇者「冒険の書が完結しない」
◆男「これが世界一のクソゲーか……」
◆魔王「人間殺す」カタカタ 勇者「これはAUTO」カタカタ
◆猫「吾が輩は猫である」
|
|
1 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:24 ▼このコメントに返信 なんだ宣伝か
2 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:38 ▼このコメントに返信 なんだ宣伝だったのか。読まなくて良かった
3 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:41 ▼このコメントに返信 全くおもしろくないんだが?
4 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 17:45 ▼このコメントに返信 すげー絶賛してると思ったら+だった
いや面白かったけど
5 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:46 ▼このコメントに返信 文体から気持ち悪さを感じて
飛ばしてきたらこの有様だよ
6 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:46 ▼このコメントに返信 と僕は言った。 まで読んだ
7 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:51 ▼このコメントに返信 妹√は?
8 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:54 ▼このコメントに返信 展開読めたわろた
9 名前 : 以外、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:55 ▼このコメントに返信 他の載せてるサイトが賞賛ばっかりで薄ら寒くなって来てたが、このサイトは批判アリなのね。
ゴールデンタイムに乗った直後なんて最初の2コメが両方批判だったのに、
さっき見たら消されて賞賛コメだけになってた。
ああいうのいろんな意味で良くないと思うんだが……
あ、話自体はまあまあでした。でも批判の一つも出ないような名作ではなかった
10 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:57 ▼このコメントに返信 結構面白かったけどな。乙一的な感じで
11 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 17:59 ▼このコメントに返信 口調が気持ち悪すぎるわw
12 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:00 ▼このコメントに返信 めちゃめちゃ面白かった!
まとめてくれてありがとうございます。
13 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:00 ▼このコメントに返信 素直にすごいわ
読みやすい
14 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:01 ▼このコメントに返信 面白かった
15 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:02 ▼このコメントに返信 創作くせーと思ったらやっぱりか、つまらん
16 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:03 ▼このコメントに返信 ウェブで根拠のない叩きがたくさん出てるのは名作の証拠ってね
ほんとにおもしろかった、冗談抜きでそこらの映画より
叩いてるやつらさ、一度冷静になって、世の中に存在するSS、小説、漫画、
映画、ドラマとこれを比べてみろよ、確実にこいつは上位一割に食い込むだろ
17 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:03 ▼このコメントに返信 作者のサイト見たけど、自分の作品なんだから本文だけそのまま掲載すればいいのに
わざわざ一度2chに投稿して絶賛コメントも一緒に載せて編集してるのが気持ち悪いと思いました。まる。
18 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:06 ▼このコメントに返信 展開は予想できたけど人間くささが読みやすくて楽しめた。
でも死ぬ場面はこじつけ感がひどかったし、兄が未来から来たことを知って(?)いる妹はもうちょっとそれをネタに絡んでくれたほうが面白かった。たまに要らなそうなシーンもあったしな。
まぁ見切り発車だから仕方ないっちゃ仕方ないんだろうけど。乙
19 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:11 ▼このコメントに返信
宣伝でもいい!たくましく育って欲しい!
20 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:14 ▼このコメントに返信 良かった
21 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:15 ▼このコメントに返信 途中まで読んだけどだんだん口調がイラついてきて断念した
22 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:15 ▼このコメントに返信 うおぉ、面白かった
〆も上手いし、乙
23 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:18 ▼このコメントに返信 スターティング・オーバーってジョンレノンの曲じゃないのか?
24 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:20 ▼このコメントに返信 文章に関していえばセミプロレベルだ読みやすくて面白い
童帝ラノベ作家なんかよりも全然良かった
25 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:20 ▼このコメントに返信 本来なら彼女になっているハズの彼女が出てくるシーンが分かりづらいこと以外は面白かった
26 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:21 ▼このコメントに返信 2chにわざわざスレ立てするのが気持ち悪いわ
27 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:24 ▼このコメントに返信 宣伝ワロタw
まとめに取り上げられて大成功だね。
28 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:24 ▼このコメントに返信 イザナミだ
29 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:26 ▼このコメントに返信 良いもの読ませてもらったわ
30 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 18:32 ▼このコメントに返信 以外と批判が多いな。これ書いてんの大学生だぜ?
31 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 18:32 ▼このコメントに返信 意外と。
32 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:39 ▼このコメントに返信 ※16
こいつ作者
33 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:40 ▼このコメントに返信 長い、3行で頼む
34 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:41 ▼このコメントに返信 面白かったよ
ただオカルトネタだと思って首突っ込んだ自分がいるが・・・
35 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:45 ▼このコメントに返信 文体は村上春樹訳の「ライ麦畑でつかまえて」のホールトン口調を真似し過ぎだし、
最後のオチの手法とか「スプートニクの恋人」のもろパクリだし、
村上春樹を崇拝していて、いろいろな手法をパクってるのはいいけど、
どうせパクリから創作に入るなら、それこそ村上春樹本人みたいに、
海外文学にしておいた方が芽が出る可能性があると思うんだ。
36 名前 : 名無しにかわりまして妹Vがお送りします投稿日:2012年10月24日 18:46 ▼このコメントに返信 過去に戻るタイムマシンネタは物理的にありえないから、もういいです。
37 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 18:46 ▼このコメントに返信 ライ麦っぽいって思ってたら、やっぱ他の人も指摘してたな 笑
いやしかし、思いがけず良作を見せて貰えたな。
話の作り方もテンポも凄く良いし、後は文章にオリジナリティがあれば文句無しだと思うよ。
世にも奇妙な物語とかでドラマ化したら面白いだろうな、最近のつまらない話よりかは遥かに良いよ。
38 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:46 ▼このコメントに返信 ※16
手法や文体が全部村上春樹のパクリだから、
下位1割にも入れないと思うよ。
文章の世界じゃ「マガジンのワンピ」みたいな売れ方は無理。
39 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:48 ▼このコメントに返信 しょーもないラノベよりこういうのアニメにして欲しい
40 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 18:49 ▼このコメントに返信 口調がウザ過ぎて序盤で読むのやめたわ
41 名前 : 投稿日:2012年10月24日 18:52 ▼このコメントに返信 最後までこの、世界まる見えみたいな、
外国語を翻訳しましたみたいな語り口調なの?
周りくどくなって飛ばしちゃった
42 名前 : ななぁし投稿日:2012年10月24日 18:52 ▼このコメントに返信 上位一位には入らないけど すごいおもしろかった
超絶賛されるものかは謎
43 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:53 ▼このコメントに返信 米39
いや、流石にアニメにするには山も谷も無い上にオチも弱い。設定も盛り込み不足だし、短すぎるだろ。色々とテコ入れしてなんとか2、3話ぶんって感じ。
上で書いてたように世にも奇妙な〜辺りが一番あうんじゃね。
44 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:54 ▼このコメントに返信 米35
米38
お前らは創作者の土俵に立っているの?
それともただケチをつけるだけで一生を終えるであろう小者クレーマー?
前者なら作品をぜひ読みたいなって思うよ
45 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 18:56 ▼このコメントに返信 結構面白かった
46 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:57 ▼このコメントに返信 普段読み物は見ないんだが普通に面白かった
47 名前 : 投稿日:2012年10月24日 18:59 ▼このコメントに返信 面白かったよ
48 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 18:59 ▼このコメントに返信 面白かったけどひねくれてるやつもいるんだなw
下手なドラマよりおもしろかったわ。
必要以上の情景描写もなくてサクサク読めたし。
49 名前 : かなや投稿日:2012年10月24日 19:02 ▼このコメントに返信 バタフライエフェクトに憧れて妄想したのか。
50 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:04 ▼このコメントに返信 ※44
35だが、編集の仕事してるから客観的なアドバイス()のつもり。
わかりやすく言うとドラゴンボールっぽい絵の漫画って売れないだろ。
この作者は、それくらい顕著。
51 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:04 ▼このコメントに返信 米17
はげどう
あと口調がカス
52 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:10 ▼このコメントに返信 まあ無料という点を考慮すると悪くは無い
もし売り物だったら厳しいと思う、ラノベだと絵師次第でどうにかなるかな
53 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:12 ▼このコメントに返信 >創作くせーと思ったらやっぱりか
創作じゃなかったらキ〇ガイだろーが
54 名前 : 投稿日:2012年10月24日 19:13 ▼このコメントに返信 前半は面白かった
55 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:14 ▼このコメントに返信 普段本を読まない俺が没頭したという事は、素人受けなんだろうね
面白かった
56 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 19:18 ▼このコメントに返信 軽い気持ちで開いたのに、こいつはやばいわ
宣伝してくれてありがとう〜
これからホームページに行って他の作品も読ませて頂きますよ
57 名前 : 投稿日:2012年10月24日 19:18 ▼このコメントに返信 どっかで読んだこと有る文体だなーと思ったが、げんふうけいさんか。
ただで手軽に読める文として、面白かったと思うけどな。
金払ってる訳でなし、そんなに文句言わんでもええじゃろ。
58 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:24 ▼このコメントに返信 名も無き被検体774号って時点で出会い系の宣伝と信じてたのに・・・
長すぎて見る気起きない
59 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:27 ▼このコメントに返信 深海の某小説思い出した
60 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:30 ▼このコメントに返信 8888888888
いや、素晴らしいわ
61 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:30 ▼このコメントに返信 面白かった。小説家にでもなればいいよ
62 名前 : 以下暇人投稿日:2012年10月24日 19:33 ▼このコメントに返信 最近読んだ読み物で一番面白かったわ
こういう語り口調すごい好き
63 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:34 ▼このコメントに返信 このスレに限った事じゃないが鳥肌とか言ってる奴がきもい。
64 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:35 ▼このコメントに返信 うん、言いたいこと書いてる人いっぱいいるから何も言わない
感想はナシ
65 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:42 ▼このコメントに返信 >>218みたいな言い方はちょっと面白いな
終わってからわざわざレス返すってことは実際はただカチンときたから皮肉で返しただけなんだろうけど言い方が面白い
話の展開も、すごい突飛で見たことないような話ってわけでもなく結構SF(すこしふしぎ)程度のボケーッとした感じのファンタジーなのになかなか引きこまれた
女子高生が携帯小説を楽しむ程度には楽しめたよ。いい暇つぶしだった
またほんの少しだけ眠いときに読ませてほしいね
66 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:42 ▼このコメントに返信 口調に関しては安部公房のデンドロカカリヤ好きだし気にならなかった
67 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:43 ▼このコメントに返信 飛ばしたけどクソ小説家の宣伝だったの?w
68 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:43 ▼このコメントに返信 すごい面白かった
これもループ物?ていうの?
自分も劣等性なのでものすごい感情移入してしまった。
仲のいい友人を遠くから見たら別にそこまでいいヤツじゃなかった、とか「らしくない」ことをやってるときがいちばん楽しい、ってなんか深いな。
簡単に気づけそうで実はなかなか気づけないことがいっぱいちりばめられてある。
ただ最後はちょっとクサいなw
69 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 19:45 ▼このコメントに返信 ああ俺もこんな夢を見たことあるわ
高校受験直前に戻るってヤツ
今、自分がどこで何をしているかわかってるし
現状に満足してたから
受験で落ちたら未来が変わってしまう〜っ!!
と、夢とは言え焦ってる俺w
それがまたリアル過ぎて
目覚めたときには悪夢過ぎて夢で良かったというオチ
70 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:45 ▼このコメントに返信 前半すごい面白かった
久しぶりに大槻ケンジの小説読んでる感覚になった
71 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:46 ▼このコメントに返信 米の住人が小説に何を求めているのかが分からない。
72 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:46 ▼このコメントに返信 米44
なんでお前そこまで顔真っ赤なの?
評価するのは各個人だからどんな感想があっても当たり前だろ。
かなり楽しめた。
コメ欄も色んな意見あるしそれはそれで面白い。
73 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:47 ▼このコメントに返信 2ch含めた最近のネットは受け身の人間ばっかで
自分から人を楽しませようって人が減って来てるからな
けっこうおもしろかったし、こういうことをしてるやつはどんどんネットを利用するべき
74 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:50 ▼このコメントに返信 本はかなり読む方。
数レス読んで語り口が気持ち悪いと思って飛ばしてきたら仲間が多数w
同人とかにありがちな、読者に与える不快さを思い量る事が出来ないセンスの持ち主が書いてる感じだね。
75 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:52 ▼このコメントに返信 米17が的確すぎる
なんか気持ち悪さがにじみ出てる
76 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:54 ▼このコメントに返信 前半は内容が詰め込まれて設定もいいとると思った
中盤からはなんだか駆け足感を感じたけど
終盤の主人公のセリフ以外の締め方はすごく好みだった
各キャラの演出は平たさを感じた
要は面白かった
77 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:54 ▼このコメントに返信 ※欄きめえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
78 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:56 ▼このコメントに返信 叩いてるというより嫉妬してる書き込みが多いな。
小説よりシナリオ向きってだけで物語の質は高いと思う。
79 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:57 ▼このコメントに返信 登場人物の名前「セリフ」
って書き方をしないのは好感が持てた
こういう宣伝の仕方もアリだと思うけど、まとめに載せるものではないんじゃないかなあ
80 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:57 ▼このコメントに返信 ここのコメ欄見てる限り自称編集者や自称読書家ほど抽象的で感覚的な批判しか出来てないな
もっと具体的にどの部分がどう気に入らないのか言えれば価値のあるコメントにもなるだろうけど
81 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 19:59 ▼このコメントに返信 米欄民度低すぎワロワロwwwwww
82 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:00 ▼このコメントに返信 ※72
どう考えても本人以外にありえんだろ。
83 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:01 ▼このコメントに返信 ※80
お前がその感覚が掴めない人間だからこそ意味がわからない、と感じるんだろ
要は鈍いんだよ。
まあ長所かもな。こんなのでも楽しめるんだから。
羨ましいよw
84 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:02 ▼このコメントに返信 米欄きめええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
85 名前 : ある主婦より投稿日:2012年10月24日 20:07 ▼このコメントに返信 面白かった!
他の作品も読ませていただきます☆
86 名前 : ★投稿日:2012年10月24日 20:07 ▼このコメントに返信 所謂ラノベってのを読んだ事ないんだけど、
こういう文章なのかね。
87 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:09 ▼このコメントに返信 バタフライエフェクトっぽいな
おもしろかった
88 名前 : ななし投稿日:2012年10月24日 20:16 ▼このコメントに返信 乙一っぽい
89 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 20:18 ▼このコメントに返信 1からなだぎ武のディランで再生された
途中で飽きた
90 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:19 ▼このコメントに返信 ※74
ストーリー以前に語り口どうこう言ってるやつが本読んでるとは思えんけどな。
どうせくっさいラノベしかよんでねえんだろ?w
文句ばっかり垂れてる暇あったら小説でも読んでろよ能無しのキモヲタ。
お前は存在自体が不快なんだよ。
91 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 20:21 ▼このコメントに返信 キョンみたいで臭い
92 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:23 ▼このコメントに返信 よく即興でこんだけ書けるな
93 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:25 ▼このコメントに返信 いや面白かったよ無料で見る分には。
金払って読むかといえば、それはないけどね。
94 名前 : 犬投稿日:2012年10月24日 20:27 ▼このコメントに返信 漂う春樹テイスト
95 名前 : 投稿日:2012年10月24日 20:28 ▼このコメントに返信 ス テ マ
96 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:30 ▼このコメントに返信 タダで2ちゃんに書いてある分には面白いけど、書店に置いてあっても買おうとは思わない、そんな感じ
良くも悪くも凡作だからここまで絶賛されているとちょっと気持ち悪い
97 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:34 ▼このコメントに返信 3行で
98 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:38 ▼このコメントに返信 いちいち具体的に指摘する気が起きるほど面白くなかったつーか、つまらんかったし、具体的に指摘する義務も無いから大雑把に書くけど、完全に素人が書いた物語って展開。
全体的に説得力を出すための構成と描写に欠ける(2周目の人格や環境が形成される経緯その他)から、1/4くらい読んだところで読む気が失せてコメ欄までスッ飛ばしたわ。
わざわざ纏めで取り上げるほどの内容じゃない。
99 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:38 ▼このコメントに返信 この人の他の作品も読んでるけど確実に村上春樹に影響受けてるよな。
面白いからいいんだけどさ。
でも村上春樹だと2chじゃ批判されまくりなのに
この人は絶賛されるのはなんでだ。
100 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:41 ▼このコメントに返信 なんか村上春樹みたい
101 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 20:41 ▼このコメントに返信 何だプロか
今まで見たSSの中で一番面白かった
何回も人生やり直したいと思ったけど今は今で良いもんだと思えた
102 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:42 ▼このコメントに返信 米99
さあ?
村上春樹じゃないから、じゃない?
まあコメント見ると村上春樹自体知らない人間も結構いるように感じるが
103 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 20:45 ▼このコメントに返信 面白かった。
104 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:47 ▼このコメントに返信 べつにこの語り口はラノベに限らず普通にあるだろwww
明らかに本読んでないのバレバレ
これで気持ち悪いとか言ってる奴大半の小説読めんぞwwww
105 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:48 ▼このコメントに返信 俄か知識で村上春樹批判してる奴多数
まあここだけじゃないが
106 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:51 ▼このコメントに返信 入間人間かなー? って思った
107 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 20:51 ▼このコメントに返信 米欄が未来の小説家()の嫉妬の嵐だな。
作者さん、文盲の自分にも読みやすくて大変面白かったです。
単行本出たら買うかも。
108 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:51 ▼このコメントに返信 無料で読める中ではかなり良い
心地よい書き口で応援したくなる
109 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:56 ▼このコメントに返信 シロウトじゃねーだろw
110 名前 : 暇投稿日:2012年10月24日 20:57 ▼このコメントに返信 泣いたーまじで泣いたー
111 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:58 ▼このコメントに返信 とりあえず最後まで読む気になれたくらいのクオリティはあると思う
112 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 20:58 ▼このコメントに返信 ん?
批判するのはとりあえず全部読んでからね。
じゃないと表面上だけで批判してる薄っぺらい人間になっちゃうよ。
113 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:01 ▼このコメントに返信 おもろいと思ってコメント見たら批判多かった。
会社帰りに歩きながら読んじゃったくらいだし、結構面白かったけどね。
中身はありきたりかもしれんけど、文章の書き方がよかった。
114 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:02 ▼このコメントに返信 村上春樹もそうだけど、伊坂幸太郎の小説読んでるような感じだった。
115 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:05 ▼このコメントに返信 僕は面白いと思いませんでした、馬鹿なラノベ読んでる方があってます
116 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:05 ▼このコメントに返信 え?何でこんなに批判されてるのか理解できないんだが
117 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:10 ▼このコメントに返信 文章うめえ 面白かった
118 名前 : 投稿日:2012年10月24日 21:11 ▼このコメントに返信 十分面白い。批判してる奴は何でも良いから批判したいだけだろう。
119 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:12 ▼このコメントに返信 良いと思う人間もいれば悪いと思う人間もいるだろうが
てめーの意見が総意だと思うなよ?
俺は面白いとは思わなかった
120 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:13 ▼このコメントに返信 読みやすくて良かった
121 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 21:14 ▼このコメントに返信 オカルトじゃなかったorz
122 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:18 ▼このコメントに返信 オカルトを期待して開いたら小説かよ
コメ欄も案の定「ぼくがおもしろいとおもったものをひはんするのはゆるさないぞ」って馬鹿が多いし
123 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:19 ▼このコメントに返信 設定とか展開がすごく面白いんだけど…
自己陶酔主人公の一人語り系は
主人公と感性が合わないと嫌悪感しか残らないから残念。
124 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 21:26 ▼このコメントに返信 批判が的外れだと思うから、批判に対する批判をしてるだけでしょ。
君らも批判してるんだから、何も問題なかろうて。
125 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 21:26 ▼このコメントに返信 蝶の羽ばたきって言葉がまたいやらしい
126 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:27 ▼このコメントに返信 感想はさておき、もし本人が本当におもしろいと思ってるなら
こんなところで無駄弾撃ってないでそれこそどっかの文学賞にでも応募した方がいいと思うんだが
127 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:36 ▼このコメントに返信 全く読む気しねえ〜
128 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:41 ▼このコメントに返信 スターティングオーバー違いが気になって仕方がない。
ジョンレノンにリンク張り直してくれませんかね。
129 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:47 ▼このコメントに返信 いいですね
130 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:48 ▼このコメントに返信 村上春樹っぽいって書こうと思ったら既に書かれていた件について
あの文体が嫌われるのって何か鼻につくからだろうねぇ
俺は村上春樹本人の文章には何とも思わんけど、この人の文章は嫌いだわ
131 名前 : しゅおっ投稿日:2012年10月24日 21:50 ▼このコメントに返信 似非野崎訳な調子に悪酔い
132 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:55 ▼このコメントに返信 64点
目新しさはないけどつまらないでもなくこき下ろすほどでもない凡作
133 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:58 ▼このコメントに返信 こんな文章を書ける人がいるなんて。レノンのスターティングオーバーの歌詞で
It's been too long since we took the time
No-one's to blame, I know time flies so quickly
But when I see you darling
It's like we both are falling in love again
It'll be just like starting over, starting over
というのがあるけど、解釈を少し変えて違う視点からみてみるのもいいものだ。曲とセットで完成する辺り、完璧な短編だった。
134 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:58 ▼このコメントに返信 こいつが叩かれてるのは2ちゃんに書き込みしてるからだろ
何ていうかラノベの賞に純文学「風」の作品を投稿してドヤ顔してる様なウザさが…
ここはそういう場じゃねーんだよっていうか
それこそ キャラ名「セリフ」 みたいなSSの方が100倍マシだと思うわ
135 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 21:58 ▼このコメントに返信 俺は面白いと思ったけど批評・批判するくらい別に良いんじゃない?
ここが悪いとかこうした方が良かったとかの意見は作者にはむしろプラスになるだろうしつまらない物を無理矢理楽しむのは健康的じゃないしね
流石に才能に嫉妬した人の野次はみっともないが
136 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:00 ▼このコメントに返信 文豪の未発表作とかをこの形式で載せても批判殺到するんだろうなきっと。
137 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:03 ▼このコメントに返信 批判が出るのは当たり前だが、あまりにも頭悪い批判米は消え失せろと言いたい
138 名前 : 投稿日:2012年10月24日 22:03 ▼このコメントに返信 どうせなら2周で終わらせず3周目もループしてほしかった
139 名前 : ななし投稿日:2012年10月24日 22:03 ▼このコメントに返信 この人か。嫌いだけど今回のは面白かった
他のはワンパターンなんだよな
140 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:05 ▼このコメントに返信 妹もあれかな、性格変わってるし2週目以降の人ってことでいいのかな?
でも事故にはあってないか?
2週目以降の恋人が出てくるところを読む前にそう思ったからそこが気になったw
141 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:05 ▼このコメントに返信 どや顔コメントが大杉て吹いたwwww
142 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:06 ▼このコメントに返信 短編ドラマにしたらちょうどいいんじゃないかな。
普段本を読まない人にはちょうどいいボリュームの読み物かも。
冒頭ちょっと引き込まれて、読みやすかったからストレスなく最後まで読めた。
143 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 22:10 ▼このコメントに返信 村上春樹の文体でバタフライエフェクトやられても、今更陳腐過ぎて批判する気も起きん。
しかもドヤ顔で。
144 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:16 ▼このコメントに返信 おもしろかったよ
批判しか出来ないバカは放置でいい
145 名前 : 投稿日:2012年10月24日 22:17 ▼このコメントに返信 案の定の米欄www
ある程度のクオリティになると荒れるヨネー。
まあ好み分かれそうだけども。
個人的には面白かった。
146 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:21 ▼このコメントに返信 面白かった
有難うございます
嫉妬乙
147 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 22:23 ▼このコメントに返信 このプロならディスる、
素人ならプロ並!って持て囃す風潮なんなんだろうな
色眼鏡無しで見ろよ
148 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:24 ▼このコメントに返信 記念スべき自分で買った本一冊目のハリーポッターで挫折して以来読書を全くして来なかった俺でも最後まで読めた
けど俺が読書嫌いだから知らないだけでこの1のより数億倍面白い面白い作品書く人ばっかなんだろうな
149 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:24 ▼このコメントに返信 ※17
禿同すぎてワロタw
150 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:31 ▼このコメントに返信 面白かったけど、最後の辺りがいまいちよくわからん
151 名前 : 名無し投稿日:2012年10月24日 22:36 ▼このコメントに返信 面白かった。引き込まれる文章だったな。勉強になったよ。
批判されるってことは、それだけ訴えかけられる作品てことだろうし良いことだよね。
むしろ2ちゃんにわざわざ〜とか言ってるコメ欄の奴らも、そのまとめ記事でわざわざ批判してるってのがおかしいよねww
152 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:36 ▼このコメントに返信 確かにご都合主義っぽいなって思うところや語り方がちょっと臭く感じる所はあったけど
最後まで読んでやっぱり好きだよ。こういう転生(?)みたいなネタはやっぱり面白い。
153 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:39 ▼このコメントに返信 しかしながら>>201辺りの体が冷えきっているとか前の自分が死ぬはずだった時間が迫っているとか聞いた時に、2週目のドッペルの自分として1週目の自分を助けるという役割を終えた自分が消滅するみたいな展開だと思った。
そうなったらとことん救えない話になってしまうんだけど
154 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:41 ▼このコメントに返信 途中まで読んだけどやっぱ素人の創作なんて読む気にならんわ。
お前ら暇だな〜
155 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:42 ▼このコメントに返信 はいはい、バタフライエフェクト。
156 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:44 ▼このコメントに返信 ぼくはこれが小説だからこそいいと思うんだよ。
ドラマやアニメなんかにしたらなんだか薄っぺらくなる感じがしてね。
それと確かにこういう文体は好み分かれるっていうのはわかる。
批判するのも別段気にしない。
ただディスるのはよくないと思うんだ。
趣味で2chに投稿してるなら叩かれているのも疑問に感じるね。+なんだし。
ぼくはただそれが言いたかっただけ。
個人的にはとても面白かったよ。
157 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 22:54 ▼このコメントに返信 ※96完全同意
絶賛されるほどレベル高くないし、こき下ろされるほどひどくもない
出版されてもまず買わないし読まないが、便所の壁に書いてある分にはなかなか面白い
158 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:03 ▼このコメントに返信 ※157
概ね同意だが、しかしやはり最初の文章が最後にまた現れる的な展開は、2000年以上前から文化人に親しまれてる手法だから、それだけに割と面白いと思うわー
159 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:07 ▼このコメントに返信 面白かった。
批判意見あって当然だろうからわざわざ擁護は見苦しいよ。
160 名前 : 投稿日:2012年10月24日 23:08 ▼このコメントに返信 どの作品にも批判はつきものだからいいでしょ
俺は普通に面白かった、批判してる人はつまらなく感じたただそれだけ
ただほとんど読まずに批判してるのはどうかと思ったり
161 名前 : あ投稿日:2012年10月24日 23:08 ▼このコメントに返信 世にも奇妙〜の元になる番組の、ifもしも(だっけ?)の様な話だね。
こういうインターネットで何気なく読むのに凄く適した話だと思う。
話自体は人間のパーソナリティもちょっとした環境の変化によって変わる事で、でもそれは自分の意識次第で変える事だって出来るっていう、ちょっと啓蒙的な話だから、余り辻褄を合わせ過ぎたり、設定を練り過ぎるとその辺が分散してしまうから、この位でベストだと思うよ。
この話の面白い所は、やり直す必要が無いのにやり直す事になって、しかも駄目になっちゃうって所や順風満帆の自分を恨むっていう、この手の話のセオリーとは逆を付いていて、しかもそれが上に挙げた様な啓蒙的な部分をより引き立てる事になってる所だね。
読み物として売るとしたら未熟な点はあるかもしれないけど、シナリオとしてはかなり良い方で面白いと思うよ。
162 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:09 ▼このコメントに返信 週間ストーリーランドなんかで見かけそうだな
まあどうしようもなく糞な作品だと批判米すらつかないから
知ったかぶった批評が多いこれは最低限の水準を満たした作品ではあるらしい
163 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:13 ▼このコメントに返信 批判出るのはしょうがないけどね
どういうものにも好みってものが存在するし
ただ批判と叩きは別物
さくっと読むならこれぐらいが丁度いいかなー
164 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:15 ▼このコメントに返信 読んだ上で批判してる奴はいいけど、
わざわざ「読んでないww」とかレスする奴が理解できない。
165 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:18 ▼このコメントに返信 ※欄のキモさがヤバイ。
ちゃんと小説読んでる人も意見してるんだろうけど、
ラノベで喜んでる文盲がいっちょ前に批判してるのかと思うとゲロ出そう。
166 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:20 ▼このコメントに返信 きっと批判している奴は、それはもう素晴らしい作品が書ける才能があるんだろうな。
口調がキモいって言って途中で切った奴が、わざわざカーソル下げて コメントをタイプするポテンシャルが凄いな
167 名前 : 161投稿日:2012年10月24日 23:20 ▼このコメントに返信 あと付け加えるなら、所謂タイムスリップのSF話だと思って読んでる人が居るなら、読み方として勿体無いね。
寧ろ人間の多面性や多様性とかを描く為の装置としてタイムスリップを持ってきてるんだと思うよ。
俺も似たような考え方を持ってるから、共感出来る所が多かったし、個人的には非常に面白かった。
168 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:23 ▼このコメントに返信 コメ欄って読解するって事が出来ない池沼だけを集めたの?
文体とかプロットとか表象的な中傷(批評ですらない)しかできてないじゃん。
自分は何かになれたはずなのに何者にも成れてないって
焦燥感を抱えた人間に対するアンセムだよ。
一週目でも二週目でもいつだってここからやり直せるってことでしょ。
ジョンレノンをアイテムに使ったのは「Be here now」ってメッセージの裏打ちともとれる。
創造できもせず、春樹だのバタフライエフェクトだの大した知識もなしに文句しか言えない人間は変われないままだよ。
169 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:28 ▼このコメントに返信 普通にいい話じゃん
最後まですっと読めた
そして気持ち悪くて読んでないってわざわざコメントする人は
何が目的なんでしょう
170 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:29 ▼このコメントに返信 いいね〜
リプレイみたいだけどわくわくしたよ
171 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:30 ▼このコメントに返信 米167
せ、せやな;
172 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:31 ▼このコメントに返信 口調がキモいって言って途中で切った奴が、わざわざカーソル下げて コメントをタイプするポテンシャルが凄いな
173 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:32 ▼このコメントに返信 セミプロって聞いてなるほどなあと思った
自分自身が作家としてファンになるか、本を買って読みたいか、はともかくとして
ネットで書き散らされるSSとしては高いレベルだと思うよ
174 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:34 ▼このコメントに返信 ちゃんといいコメントする人もいて安心した
175 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:38 ▼このコメントに返信 口調の気持ち悪さや都合のいい女の子のキャラ造詣は
翻訳小説っぽい感じだな
懐かしい感じがして良かった
176 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:44 ▼このコメントに返信 誰も客観的には見ていないはずの青い車の事故シーンは
3週目のパラレルなのか死後に見た映像の記憶なのか・・・
ごめん、野暮だった
いい作品だと思います
177 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:52 ▼このコメントに返信 いわゆる「初稿」でこのクオリティなのか。
文章書くの好きな人なんだな、と思った。
普通の言葉を組み合わせてるのに、
ありきたりな表現にならないところがいい。
場面が映像で浮かぶ感じもいい。
妹とバスターミナルでバスを待つシーンがこっそり好き。
あと、わりと鬱々と続いてきた話が、
最後にカラフルにぱーっと広がる?ところ。
クリスマスという伏線が綺麗に生きてると思う。
細かな描写のひとつひとつから、
「色々なものをしっかり見よう」という作者の姿勢が感じられて、
そこにも好感を持ちました。
この先も頑張ってね!
楽しみにしてます。
178 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月24日 23:57 ▼このコメントに返信 ※17
禿同
179 名前 : あ投稿日:2012年10月25日 00:07 ▼このコメントに返信 ケン・グリムウッド「リプレイ」の劣化版だってスレ住人はみんな思ってただろうに
180 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 00:10 ▼このコメントに返信 2レスだけ読んだ
12歳に見つかった病気が早期に発見されていれば、緊急手術なんて必要なかった
14歳から顔に一生残る傷がつかなければ、人生はぜんぜん違うものになってたんだろうな
一瞬だけ夢を見た
181 名前 : 名無し投稿日:2012年10月25日 00:13 ▼このコメントに返信 普通におもしろかった。中盤までが特に。最後のあたりはよくわからなかったかな… 一周目で青い車に乗ってたのはじゃあ誰?とか。
でも整合性がとれないのは逆に好印象かもしれない。この手のは説明くさくなると一気に陳腐になるし。
文体と雰囲気は、ああ村上春樹だなと思った。まぁ話の内容にあわせて文体を使い分けれるようになったら立派なもん。
メッセージ性もあったし、良かった。
あんまり事細かに批判するのも、行き当たりばったりで書いた便所の落書きって免罪符があるから、やめとく。
182 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 00:15 ▼このコメントに返信 おもしろかったー
183 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 00:19 ▼このコメントに返信 米154
玄人の創作とかあるならおしえてみろよw
184 名前 : 名無し投稿日:2012年10月25日 00:21 ▼このコメントに返信 この物語でいうと山場は元恋人と2人で駆け出す所だと思うんだけど、そこが少しあっさりしすぎではないかな…
僕たちはもっとまともになれたはずだ、今この瞬間にも。っていう結論も、その山場をうまく見せきれてないから凡庸に感じてしまう。
作品全体の雰囲気を保つためにあえて淡々とさせたのはわかるんだけど、もう少し主人公に明確な葛藤と変化があったら、もっとクライマックスに感情移入できた気がする。
山場とか考えちゃうのは漫画脳かもしれんな…
185 名前 : 投稿日:2012年10月25日 00:30 ▼このコメントに返信 例えば性質、なんかは第一義的には学術用語で
ふさわしくない
悪循環、なんかは間違い
無理にそれっぽい言葉を並べるような癖は早くなおした方がいい
そういうんがラノベが舐められるゆえん
ここでの評価は甘いがアマチュアレベルだから
ただまだ若いらしいので真面目に頑張ってください
186 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 00:40 ▼このコメントに返信 いいんじゃないかな、面白かった
187 名前 : あ投稿日:2012年10月25日 00:53 ▼このコメントに返信 推敲前でこれなら、十分面白いと思う
村上春樹よりは伊坂幸太郎っぽいな
188 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 00:57 ▼このコメントに返信 まぁ、面白くて読みやすかったよ
ただもうちょっと回りの風景描写入れてくれればその辺のラノベよりずっと面白かったんだが・・・
189 名前 : にと投稿日:2012年10月25日 01:02 ▼このコメントに返信 面白かったです大学生かー嫉妬するなあ てかオチてっきりドッペルゲンガーの伏線回収して事故にあわなかったあとに記憶そのままに一周目の身体に意識戻るのかと思ったw
190 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:03 ▼このコメントに返信 ※183
そこ等辺で売ってる小説とか全部そうじゃないの?
191 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:03 ▼このコメントに返信 ※16
一度冷静になって、世の中に存在するSS、小説、漫画、映画、ドラマとこれを比べてみると、これはゴミと言われるレベルの代物だよ
アマが自己満足のために無料で公開しているから許される程度のものだぞ
192 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:08 ▼このコメントに返信 いやぁ
これは良作
一気に読んでしまった
193 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:11 ▼このコメントに返信 こういう個人の才能が目立つスレがあると、必ずはりついて連投で叩くやつがいるんだよな
好みに合わないってのはまあ分かるが、揚げ足とって叩いてるやつら、
お前らが大学生の時、こいつより優れたことしてたのかよ?
194 名前 : 投稿日:2012年10月25日 01:16 ▼このコメントに返信 大学くらいならこれよりマシなのごまんといるだろ なめとんのか
195 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:17 ▼このコメントに返信 こう言う「あったら良いけどありえない」が起きた時の他人の行動ってのは面白いよな
俺だったら絶対にやり直してることが2つ、多分やり直してることが3つある
196 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:24 ▼このコメントに返信 幼稚なコメントが多いな 自分はそうだと気づいていないのかもしれないけど
読後感がすっきりしててよかったと思う
SSのつもりで読んでたからすこしレベル高く感じたけどプロなんか
197 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:43 ▼このコメントに返信 おもしろかった
198 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:56 ▼このコメントに返信 厳しい意見多いな。
薄っぺらな設定なのに最後まで読ませる所は普通に凄いと思う。
人物描写が少し希薄な感じがするからその辺を手直しして欲しい。
つーかコメ欄見る限り読解力無さすぎなヤツ多過ぎてワロタwww
199 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 01:59 ▼このコメントに返信 あー寒い
もうすぐクリスマスだな
200 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 02:16 ▼このコメントに返信 面白かった
批判より、お前らが大学生のころ〜とか急に言いだしてる奴が1番寒い
201 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 02:44 ▼このコメントに返信 擁護派=取捨選択できずに最後まで読んだマヌケ
自分を可愛がりすぎwww
202 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 03:15 ▼このコメントに返信 いや普通に面白かったけど
203 名前 : 盆投稿日:2012年10月25日 03:18 ▼このコメントに返信 一応とばしとばし読んだけど悪くはないけど古いね、既視
今の40〜50代の若い頃流行ったのを繰り返してるような感じ、今の10〜20代はちょうどこの子供世代にあたるよね、だからどうでもないけど
早く成長しようとしすぎてそれこそ"2週目"じゃないけど道を進み急ぎ過ぎちゃったかな
204 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 03:21 ▼このコメントに返信 いい話です
205 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 03:39 ▼このコメントに返信 おおーげんふうけいの人か
才能を感じるわ
206 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 05:17 ▼このコメントに返信 文章や話の大筋は好きだけれど、
結末の落とし所が微妙。実質バッドエンドだしさ。
207 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 06:11 ▼このコメントに返信 これってもうビジネス始まってるのか?
もしも、まだマーケティングが始まっていないのならば、
いまから、高橋葉介にでも頼んで
マンガ化しろよ。
短篇集とかにのせてもらえるだろ。
208 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 06:13 ▼このコメントに返信 マンガ化するなら、
第一候補:高橋葉介
第二候補:伊藤潤二
だな。
209 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 08:07 ▼このコメントに返信 普通に面白い
書籍化される程ではないけど
210 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 10:34 ▼このコメントに返信 面白かったけど
知名度上がってきたら叩くんでよろしく^^b
211 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 11:19 ▼このコメントに返信 否定、批判ばっかりwwwwww
普通に良かったと思いました。
212 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 12:05 ▼このコメントに返信 即興でこれだけ書けるならすごいと思うし、文体が誰々に似てるとか過去の何何の作品のパクリとかどうでもいい。俺が小説書こうと思っても30分かけても400字ひとつうまんねーもん。
ここには原稿用紙に向ったこともないようなのがいっぱいいそうだけど。
213 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 12:57 ▼このコメントに返信 まぁ普通に面白かった
少し読み飛ばしたから一瞬妹=二週目恋人かと思ったけど
214 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 13:47 ▼このコメントに返信 最後の方ところどころ展開がわからんけど、まぁ面白いと思う
215 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 14:53 ▼このコメントに返信 作者がナルシストっぽいこと以外はそこそこ良いんじゃないでしょうか
216 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 15:07 ▼このコメントに返信 2週目の失敗理由とはなんだろうか?
元イケメンというのであれば礼儀くらいわきまえてそうなのに
やはり感情表現が希薄なのが理由なのかなぁ?
・上級生と野球をやって運良く勝てたとして
「浮かれてはしゃぎまわってる奴」と「無表情で突っ立ってる奴」
どちらと友達に成りたいかといえば断然前者だし
・3DSとかを経験した後にスーパーファミコンを貰っても
それなりに遊びはするもののどこか冷めた表情になると思う
雨の日に妹と遊ぶ事もなくなりそうだし
親にしてみたら嬉しくなさそうならば、
次から似たような物は買わなくなるだろうね
217 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 15:53 ▼このコメントに返信 何か深いメッセージ性がある気がするけど
シコって寝るわ
218 名前 : 投稿日:2012年10月25日 17:00 ▼このコメントに返信 ドッペルゲンガーなんていないだろ
所詮コピーアンドペーストと
書こうとしたらフィクションだった件
219 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 17:14 ▼このコメントに返信 悪くなかった。
つか途中で挫折してブックマークだけして
後日、オチの方から読み直したら面白そうだったから
挫折したあたりまで戻って再読。
主人公の厨二仕様が若干鼻に付くけど、泣けました。
ほかのまとめサイトで批判コメ消してるって話がコメ欄の
冒頭にあったけどそーゆーのは良くないね。。
220 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 17:16 ▼このコメントに返信 米206
これのどこがバッドエンドだw
221 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 17:43 ▼このコメントに返信 面白かった。最後まで読んだよ。たしかに雰囲気や語調はライ麦畑だね
批判が多いのは、それだけこの作品が読みやすくて、みんなが楽しめるようなものだったからというだけのこと
二週目のほうが幸せだと俺は思うよ
222 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 17:58 ▼このコメントに返信 米217
クソワロタww
いい夢見ろよww
223 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 18:16 ▼このコメントに返信 乙一的ってのにちょっと同意
224 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 18:34 ▼このコメントに返信 コメ欄のびてんなあ・・・
ライ麦のホールデン意識してるって言ってるし似非村上春樹になるのは仕方ないんじゃないの。
むしろそれでよかったと思うよ。劣化こそ感じてムッとするところも多いけど、ホールデンが今まさに呼吸して語りかけてくれているような感覚になれたよ。
ありがとう。
225 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 20:24 ▼このコメントに返信 才能ある
226 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 20:41 ▼このコメントに返信 意外とおもしろかった。
ほめてつかあす
227 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 21:00 ▼このコメントに返信 ラノベがおもしろいとか言ってるお花畑ヘッドの方々にはおもしろいんだろうなw
228 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月25日 23:41 ▼このコメントに返信 昔の自分は青い車に乗っていなかったんだなぁ・・・
代役も完全にトレースしていないみたいだし、
「自分の役割を奪った男が乗っていた車だったから」
と言っているからね。
もしかすると真の代役がいて、他の大学に進み、最後の日はテレビ見てるのかもね
この世界では、事故じゃなくて暗闇のサンタクロースを!
229 名前 : 名無し投稿日:2012年10月26日 05:37 ▼このコメントに返信 二回目の人生をおくる主人公は大学も専門学校もいってない私よりよほど良い立場にいるのにいろいろ悩んでるんだな
230 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月26日 22:52 ▼このコメントに返信 最後まで一気に読めた面白かった
231 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 01:17 ▼このコメントに返信 絶賛するほど面白いというわけでもない。
オチもどうせそんなオチだろう、はいメデタシメデタシって感じ
232 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 12:06 ▼このコメントに返信 面白かったし、作者才能あるなーって思ったけどな
長いから読んでないとか宣伝かよとか言ってる奴は2ちゃんやりすぎ
233 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 13:59 ▼このコメントに返信 面白かった。
ただそれだけ。
234 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 14:05 ▼このコメントに返信 よかったです。本当に。
235 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 14:34 ▼このコメントに返信 結構面白かったけど、妹との話が消化不良に感じた。
236 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 17:49 ▼このコメントに返信 批判している奴らは何に期待していたんだ?
書いた本人がプロでも、書かれた場所は便所の壁だぞ。
用を足しながら、ふと目に入った便所の壁をアンタらは批判するのか。
面白ければそれでいーんじゃないでしょうか。
237 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月27日 22:56 ▼このコメントに返信 よかった
238 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月28日 20:11 ▼このコメントに返信 一周目がリア充じゃないと何周しても詰むまで読んだ。
239 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月29日 00:16 ▼このコメントに返信 シュタゲのパクリだろこんなん・・・・・・
アニメ見て影響されちゃったのかなwww
240 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年10月29日 17:44 ▼このコメントに返信 最初の5レスくらいで「げんふうけい」かな
と思ったらまたげんふうけいだった
一芸に秀でてるとは思うが
いつも思うけど同じすぎてよくもわるくもひどい
241 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2012年11月05日 09:25 ▼このコメントに返信 ん?プロなの?
調べてみたけどよくわからん
ただ初めて読んだ俺は面白かったよ
242 名前 : 投稿日:2013年04月01日 23:34 ▼このコメントに返信 ある程度歳いった人が若者(少年)目線で書いた創作とみた
243 名前 : あ投稿日:2013年05月08日 21:03 ▼このコメントに返信 ライ麦畑っていうか、村上訳のライ麦畑って感じ。
244 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2013年05月08日 21:45 ▼このコメントに返信 ※236
君の言う便所の壁の落書きを大理石にはめ込んだ作品のように言う輩にそれ便所の落書きだと言ってるだけですが?wwwwwwwwwww
245 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2013年05月08日 21:52 ▼このコメントに返信 寿命を買い取ってもらった、からの関連で読んだが同じ人だと思ってなかったからびっくりした
この人の作品面白いな
246 名前 : 名無し投稿日:2013年05月09日 15:53 ▼このコメントに返信 寿命の話は良かったのにこっちは全然面白くない
247 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2013年05月12日 16:42 ▼このコメントに返信 なんか盛り上がってるな…
248 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2013年05月22日 21:55 ▼このコメントに返信 なんか海外文学の翻訳みたいな文体だなと思った。
249 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2013年06月19日 18:35 ▼このコメントに返信 批判する奴じゃあお勧めする作品あげてみろよww
もちろん同じ土俵、無料で読めるやつでなww
読みもしないで適当に否定してやるよww
250 名前 : コメント投稿日:2013年07月02日 08:42 ▼このコメントに返信 まとめサイトを巡回してる時に偶然見つけて読んだ。この偶然に感謝しよう。凄く良い物を読めた。文章は読みやすいし内容に引き込まれた。読後感も素晴らしい。
251 名前 : 以下、VIPにかわりまして暇人がお送りします投稿日:2013年07月13日 22:46 ▼このコメントに返信 書籍化おめ 書籍化に伴いサイトのを閲覧できないってならないところも好感持てるわ
252 名前 : ぬまいけ投稿日:2013年12月04日 11:47 ▼このコメントに返信 面白かった。ありがとう。
253 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年04月01日 21:58 ▼このコメントに返信 寿命をかいとってもらう話とおなじ作者さんなんですね
他の作品もいまから読みたいと思います!
げんふうけんさんさいこう!