1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:40:39.73 ID:J9B7+bZc0
語ろうず



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:41:26.20 ID:5NAwXIIM0
民族系のオカルトなら

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:42:52.68 ID:J9B7+bZc0
>>5
オカルトも然り

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:41:37.03 ID:vNAdNKHm0
どうせ村の卑猥な風習とかが好きなんだろ

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:42:52.68 ID:J9B7+bZc0
>>7
今秋田にいるんだが、西馬音内盆踊りってあるのね。これ元は乱交パーティーなんだってね
顔を隠して踊るのもそのためだろうね

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:41:29.95 ID:Mg4rDXLy0
農具とかおもろいよ

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:08:20.65 ID:bY2BgtXX0
農具について面白い話ってなんだ?

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:15:55.16 ID:J9B7+bZc0
>>69
例えば、北国にはエジコという道具がある。
農作業中、赤子が出てこれないようにわらで編んだ籠なんだけど、ここに赤子を入れて農作業に出るよね?
だけでもこのエジコに入れて一日中放っぽかれると、人間は日光に当たらないとビタミンDが生成できないから、あっという間にくる病になる。骨がぐにゃぐにゃになるのね
東北はこのエジコから子供を出すのにおよそ30年かかったんだぞ。『肝油』とか小学生の頃配られてたのは、どうしても日光に当てられない貧農家庭を慮った措置さ

俺が子供の頃はあったから、まず1980年代まではそういう家庭があったのさ。そういうこと考えるとゾクゾクしね?

800px-Ejiko4726

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:42:46.19 ID:AT+/irSi0
オカ板でたまに語られる現代版の田舎での不思議な体験の話が好き

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:45:25.85 ID:J9B7+bZc0
>>8
俺は逆にああいうの許せんタイプだな。少しでもかじるとすぐ嘘かどうか分かっちゃうもんな

誰だかの言葉で未だ肝に銘じてるんだけど「文化交流のない場所に習俗や民話は発生しない、人や情報の交流のない山間僻地に民俗学の至宝はない」ってね
そう錯覚するのは民俗学の領域から我々の生活そのものが遠ざかったからで、元は山間でもよく往来のあった場所にこそ民俗学の蓄積があるんだって

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:48:29.77 ID:AT+/irSi0
>>18
やっぱりウソが多いんか?
まあパターン的には入っちゃいけない場所に入ったらから始まって
ジジババが血相をかえてこれはいかんって神主を呼びに行くんだよな

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:51:45.76 ID:J9B7+bZc0
>>22
まず>>18の金言に当てはめるとたいていのものがふるい分け出来る。文化交流がそもそも乏しい地域に民俗学の蓄積はない
遠野物語の遠野だって、元々は宿場町だからな。だからこそ沿岸・内陸部両方の民話がたくさん蓄積されている
たまたま遠野郷が山の中で、柳田国男が「遠野郷より更に物深きところには〜」などと書いたための錯覚さ

洒落怖だと『逆さの樵面』ぐらいしか合格点はないな。あれはよくできてる。他はこと民俗学っぽい話に関していは皆赤点だ

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:53:31.47 ID:AT+/irSi0
開かずの間の柱に釘で打ち付けられてたってあれか?
あれは怖かったな

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:57:19.00 ID:J9B7+bZc0
>>31
あれは間違いなく神楽信仰の何たるかを知ってる人が書いてるね。早池峰神楽取材しに行ったことあるけど同じようなこと言うもんな
遠野物語にも『どこそこ地域の権現様と他の地域の権現様を一緒にすると噛み合って傷つく』って言う話があるしね。早池峰でも同じようなことを聞いた

特に神楽の由緒について組み立ててる点はたとえ創作でも素晴らしい出来

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:32:20.28 ID:ZxVExocgi
八尺様コトリバコなんかも民俗学的な?
やっぱその筋を知ってる人には本物か創作か分かるんかな

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:35:41.45 ID:AT+/irSi0
>>122
自分には真偽はわからんが
その辺りの殿堂クラスだと邪視が一番ブルった
あれ読んだらキャンプとか山に行けない

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:43:58.84 ID:TQZvfGIm0
民俗学ってドキドキする響だけど、実際よくわからん

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:43:12.06 ID:SxhIwao00
オシラサマとかマジキチ系好き

日本の東北地方で信仰されている家の神であり、一般には蚕の神、農業の神、馬の神とされる。
東北地方には、おしら様の成立にまつわる悲恋譚が伝わっている。
それによれば昔、ある農家に娘がおり、家の飼い馬と仲が良く、ついには夫婦になってしまった。
娘の父親は怒り、馬を殺して木に吊り下げた。娘は馬の死を知り、すがりついて泣いた。
すると父はさらに怒り、馬の首をはねた。すかさず娘が馬の首に飛び乗ると、そのまま空へ昇り、おしら様となったのだという[2][6]。
『聴耳草紙』にはこの後日譚があり、天に飛んだ娘は両親の夢枕に立ち、臼の中の蚕虫を桑の葉で飼うことを教え、
絹糸を産ませ、それが養蚕の由来になったとある。
以上の説話から、馬と娘は馬頭・姫頭2体の養蚕の神となったとも考えられている[5]。

400px-Denshoen_4643385599_4c96f9df51_b
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%89%E6%A7%98


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:45:01.34 ID:RRHAIz0TO
フィールドワークはコミュ障にはハードルが高いず

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:46:49.26 ID:J9B7+bZc0
>>16
そこらに話コ聞きに行くだけでこっちは民俗学になるなw

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:45:30.44 ID:FhNDZqJg0
座学だけじゃ絶対に学べない学問だからそこそこカネがかかる

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:48:46.29 ID:J9B7+bZc0
>>19
基本は座学だと思う。古老から話を聞いたりするフィールドワークはその後からだと俺は勝手に思ってるな

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:45:14.35 ID:XMqaKN6J0
大学で専攻してる俺が来ましたよっと

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:48:46.29 ID:J9B7+bZc0
>>17
おお、卒論は何で書くのや?

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:55:11.04 ID:XMqaKN6J0
>>23
卒論はまだまだ先の話だが
トトロ・神様・妖怪・暦・遊戯
あたりが濃厚

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:59:52.04 ID:J9B7+bZc0
>>33
トトロか。大いに研究しがいがあるよな。宮崎駿ってすげぇ作家性あるからな。しかもそれを隠して作品作るのが上手い
うっかりわかると吐き気をもよおすぐらいキツい内容で作品作ってるからな

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:51:48.37 ID:y2ubtbMA0
柳田国男?がすごいことしか知らないわ

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:55:04.26 ID:J9B7+bZc0
>>27
南方熊楠と折口信夫も忘れないであげて

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:57:28.30 ID:y2ubtbMA0
>>32
高校の日本史Bでは柳田国男しか聞かなかったんだよね
サイレン無印見たいに民俗学みたいな雰囲気を取り入れてる作品はどう思う?

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:03:41.74 ID:J9B7+bZc0
>>38
『遠野物語』の話者である佐々木喜善さんも忘れないであげて。一応「日本のグリム」だから
宮沢賢治とも友達だったんだぞ

遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:08:23.71 ID:bqlc2hps0
>>55
宮沢賢治といえば、『ざしきぼっこの話』なんてのがあるね
風の又三郎』の又三郎や『水仙月の四日』のゆきばんごなんかも、元ネタがあるとか無いとか

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:15:55.16 ID:J9B7+bZc0
>>70
俺は『なめとこ山の熊』が好きです。賢治が描いた中では最高の宗教小説

68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:07:50.35 ID:y2ubtbMA0
>>55
遠野物語は名前だけで作者は聞いたことなかった……
そういや、もののけ姫は好き?

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:15:55.16 ID:J9B7+bZc0
>>68
好きだぞ。あんまり強く主張してないけどさ、アシタカの一族は近親交配で滅びかかってた、
さらに産金の技術があったらしいので、アシタカの里は岩手県南部だなとか思ったり
サムライと戦った呰麻呂やら阿弖流為を考えるとアシタカは岩手県民だろうなとか考えてるよ

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:20:48.53 ID:y2ubtbMA0
>>86
なるほどなぁ
シシガミの森ってどこだと思う?
白神山地がモデルって聞いたことあるけど、アシタカは南下して関東とか関西辺りまで来てたみたいに見えたから今一どの辺りの場所かわからないんだよね

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:27:42.61 ID:J9B7+bZc0
>>95
さて。白神山地ではないよ。白神山地はもっとゴミゴミしてる。杉だけじゃなく、クリもブナもある
あれは屋久島の風景だと思う。『もののけ姫』の絵はね、森としては結構痩せてるんだよ。だって土がないもの
岩と木の音ばかりでさ。あれは自然豊かな東北では有り得ない。あれは屋久島だろうさ

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:20:28.34 ID:QrnfkS6g0
>>86
なんとなく古代製鉄って言うと鳥取とかの西側のイメージだけど違うの?
出雲のあたりの八岐大蛇伝説もたたら師が流す鉄らしいし

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:27:42.61 ID:J9B7+bZc0
>>94
産鉄じゃない、産金。産金はね、簡単なんだよ。砂金粒を加工する必要がないから。篩と箕と、筵とお盆があれば簡単に砂金は発見できる
江戸期には農民も小遣い稼ぎにやってたらしい。砂金の大粒を見つけるのは簡単なの。つまりアシタカの一族は精錬技術を持ってませんよ、ってことなのさ
エボシ御前の精錬技術と対比させる効果を狙ってるのさ。蝦夷の一族は金属加工技術を持ってないってことなの

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:35:43.12 ID:y2ubtbMA0
>>111
砂金の大粒出してたのはそう言うことか、あれって続きあるんだよね確か
白神山地じゃなかったのか……すげー意外

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:52:57.87 ID:THR0RdsO0
ダム底に沈んだ村には貴重な伝統文化が多数存在した

特に富山県の桂湖に沈む集落、および岐阜県の御母衣ダム底の
集落は無くなって非常に惜しいと思う

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:55:04.26 ID:J9B7+bZc0
>>28
少子高齢化でバンバン年寄りが死ぬからな。俺も昔話ねだると結構感謝されるもんな
「よくぞ聞きに来てくれた」ってね。不思議だよな、臨時の孫にでもなった気分だ

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:57:21.10 ID:THR0RdsO0
>>28

後忘れてはいけない
岐阜県徳山村

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:52:59.21 ID:XgaeQHHJ0
こないだ利根川の近く行ったら柳田国男ミュージアムみたいなのがあったけど余裕なくて行けなかった
今度は行ってみたいわ

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:55:04.26 ID:J9B7+bZc0
>>29
柳田国男は、昔茨城の子殺し文化を知って民俗学を拓いたのだったね
茨木以東にはお地蔵さんがいないとか

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:57:06.43 ID:Mg4rDXLy0
天狗とかも面白いよな
日本で始めての記述は欽明天皇の時代だっけ?流れ星を「天狗やー」と騒いだのがきっかけで。
昔の天狗は鳥みたいなのに今は人間と似てるのが面白い。

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:59:52.04 ID:J9B7+bZc0
>>35
崇徳院が生きながらにして天狗になり、日本の大魔縁になってるっていうからには、天狗って実際はすげぇ怪物なんだよな
後代において宗教的に没落した故か、はてまた崇徳院だけが凄いのかはわからんが

日本の民間信仰において伝承される神や妖怪ともいわれる伝説上の生き物。
天狗はしばしば輝く鳥として描かれ、松明丸、魔縁とも呼ばれた。
怨霊となった崇徳上皇が、天狗の王として金色の鷲として描かれるのはこのためである。
また、山神との関係も深く、霊峰とされる山々には、必ず天狗がいるとされ(それゆえ山伏の姿をしていると考えられる)、実際に山神を天狗(ダイバ)とする地方は多い。
現在でも、山形県最上郡の伝承にみえる天狗は白髪の老人である。
山伏を中心とする天狗の信仰は、民間の仏教と、古代から続く山の神秘観山岳信仰に結びついたもので、
極めて豊富な天狗についての伝説は山岳信仰の深さを物語るものである。

451px-YoshitoshiGrabTenguNose
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8B%97


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:58:44.19 ID:+wcIcxkB0
>>35
数日前の某サイトで「日本人は昔から擬人化するのが得意だった」とかあったのを思い出した

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:03:41.74 ID:J9B7+bZc0
>>40
「得意だった」というより、そこから宗教的に進化しなかったという印象を受けるね。擬人化なんて世界宗教では偶像崇拝になるしな
イスラムやキリスト教が土着しなくてよかったね

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:03:41.61 ID:XMqaKN6J0
>>35
昔は烏天狗が主流だった
元はインドのガルダがモデルって言われてるから人よりは鳥に圧倒的に近かった

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:05:47.15 ID:LSt6AjaA0
>>35
一応当時も流れ星だって認識はあったんだよな
ただ、中国に留学していたソウミンって人が流星じゃなくて天狗だって言ったから
天狗になってしまった
知切光蔵の天狗の研究って本が詳しく載ってる

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:08:24.16 ID:yGlw/2Lo0
忍者について調べてたら、天狗の伝説に行きついたことがあったね。

天狗の持つ不思議な術と忍術は、通じるものがある。

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:25:19.28 ID:uC+dvNQr0
無題

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 20:57:57.49 ID:AT+/irSi0
天狗も怖いけどやっぱりクネクネが怖いな

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:03:41.74 ID:J9B7+bZc0
>>39
くねくねは民俗的オカルトとしては殿堂入りレベルの完成度だよねぇ
あの後の洒落怖の話は皆くねくねモデルにしてるレベル

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:00:38.62 ID:/p7h9TVh0
えっちな風習おしえて

57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:04:43.86 ID:AT+/irSi0
>>47
そこの村落から選ばれた中学生くらいの男子が
山の神様(女神)と一夜をともにするだかの風習
ずっと射精し続けて精液でひどいことになるらしい

78: 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:15) :2013/08/31(土) 21:10:56.44 ID:E3yBT7MLi
エロとヤクザと天皇を排除した柳田民俗学
もっと夜這いや乱交の文化を広めればよかったのに

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:20:53.84 ID:J9B7+bZc0
>>78
よく言われるけど、それはちゃんと弟子たちが補完してると思う。柳田国男がエロ話残さなかったという批判はしてもしょうがないさ
そもそも柳田国男が民俗学をやろうと考えなけりゃ、日本の民俗学は何年遅れてたのかしらないしね

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:00:43.82 ID:yGlw/2Lo0
神隠しの伝説って、各地にあるけど、特に有名なのってあるかい?

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:10:18.37 ID:J9B7+bZc0
>>48
浦島太郎も神隠し伝説だよ。あくまで神隠しの弊害というなら遠野物語の『寒戸の婆』は伝説級
あの頃の遠野人は風に思い入れがあったんだねぇ。風が吹く日には境界を飛び越えてこられる

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:06:23.03 ID:yGlw/2Lo0
山の民とか聞くとワクワクするね。昭和の中期まで存在したとか聞いたことあるけど、もしそうなら面白そう。

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:07:49.99 ID:+wcIcxkB0
>>60
サンガか

サンカは、日本の山地や里周辺部で過去に見られたとされる不特定の人びとを指す言葉である。
漢字では「山窩」、「山家」、「三家」、「散家」、「傘下」・「燦下」
(住む家屋を持たず傘・空を屋根とする屋外に住む存在という意味)などと表記される。
「ポン」、「カメツリ」、「ミナオシ」(箕直)、「ミツクリ」(箕作)、「テンバ」(転場)など、地方によって
さまざまに呼ばれた不特定の人びとの総称として用いられることが多い。定住することなく、
山間を移動しながら生業に携わる生活形態をとることがほとんどであり、人別帳や戸籍に登録されないことも
珍しくなかった人びとであったとされている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%AB_(%E6%B0%91%E4%BF%97%E5%AD%A6)


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:10:18.37 ID:J9B7+bZc0
>>60
この間、北秋田のマタギに話を聞いた時、東京から来たサヨっぽいおばさんが「マタギはサンカだったんですか?」って聞いて顰蹙買ってたな
マタギ=サンカ、っていうのは素敵だが、マタギにとっては侮辱の言葉だからな。マタギはあくまで山に行くサラリーマンで、住所不定無職ではないのよな
そももそ東北にサンカはおらん。東北にサンカなんかいたら冬の寒さで死んでしまうわ。人間の想像力は時に有害だ

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:17:45.78 ID:NL9VS70j0
サンカといえば、これを読まずには語れない
「サンカの真実 三角寛の虚構 」(文春新書)

サンカの真実 三角寛の虚構 (文春新書)

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:50:40.31 ID:mL0CES0+0
ウチの母方の実家が、Bへ抜ける道の入り口で、祖母いわく昭和3,40年頃までは山窩が通ったと言ってたね
竹細工と羅宇を直すのを生業にしてたと言ってた

Bの人たちと山窩らしき人らは交流があったようで、台地の裾から上までのB地区の外れの小さな川のあたりでテント張りをしてたと言ってった。
祖母の住んでる集落はBじゃないけど、町の自治会の区割りでは一緒の為、Bの人と交流があって、「あの人らはどこから来るのか」と尋ねたら、「三河」って言われたそうな。

山窩ってのは存在せず、幕末明治の逃散民だと自分は思ってるんだが、祖母の話を聞くと「本当にいたのかも……」って気持ちになる。

177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:58:00.85 ID:J9B7+bZc0
>>161
おお、2chの書き込みなのに、とてもいい資料が出てきたわ。本物の香りがするぞ
サンカはいたんだろうな、少なくとも。アンタのおばあちゃんの了解の中にはいたのだろう。竹細工と羅宇、ってのがまたいい
東北では、半端な生き方をしているやつを「ハンカクサイ」と呼ぶが、そういうハンカクサイ奴らがたくさんいたんだろうな

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:50:33.09 ID:kP2przZu0
サンカって墓持たなかったらしいね
なんか亡くなった人食べてた説があったのとネットのどこかで見た。
うちの地元の本にもサンカって言葉が一箇所出てくるけど、
離島なのになぜでたかは忘れた。

262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:52:50.07 ID:mL0CES0+0
>>261
島にサンカって面白いなw
どこから来たんだよって話だな

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:57:15.55 ID:kP2przZu0
>>262
本見たらあった。
宮古史伝の第四章の大三節サンカ族とミナホシ族
ちょっと文起こしてみる

273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:02:56.39 ID:kP2przZu0
なお今日、日本各地を徘徊して一定住地のないサンカ族(四国・九州の沿岸地方)、
ミナホシ族(東海・関東地方)の内に老人が全くいないのみならずその死屍の
取扱が不明であるから見れば、あるいは彼等の道徳観念から一定年齢に達すると
殺害して食したりまたは病死した屍を食したりしておりはしないかといわれている。
この種族は古代から政治的社会的の拘束を受けず文化の影響がないため、
なお原始的習慣を多分に持っているもので、あるいは古代人はこれ等の如く死屍の
処分をしていたかも知れない。

ここまで。

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:04:57.07 ID:mL0CES0+0
>>273
書いてあること見るとクソ恐ろしいこと書いてるなw

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:06:44.64 ID:kP2przZu0
>>273
この全部を書くと長いので、かいつまんで書くと、
宮古島には人骨をせんじて飲む風習があるよー
南洋初頭のマライ種族にも今でもあるし
宮古島にも上古マライ種族がいたかもねー
って話。から日本文化もー
って続く

283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:11:36.74 ID:nOLomXAL0
>>273
島とサンカが結びつかなかったが、なんだ、各地めぐったのね。

にしても食人かぁ。サンカにはそんな文化があると聞いたことはあったが。
まぁ死者を焼いて食らうってのは省スペース・感染防止って面では有効だけどね。

285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:16:26.32 ID:kP2przZu0
>>283
火葬が広がるまでに、地元は洞穴とかに死体を置いてたらしい。

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:20:06.22 ID:nOLomXAL0
>>285
洞窟かぁ。なるほど。普段近寄らない&分解する細菌の宝庫&空気感染および
土壌・水質汚染防止だね。

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:07:06.42 ID:TDFLlbGiO
人口の分布と伝承伝説の推移について考察するの面白いよな
噂と同じで記録が如何に脚色され易いものか民俗学を通して見ると当時の世相も鑑みられて想像力が刺激される
日本全国の昔話にも似通ったのが見られるがあれも人の移動がもたらしたんだろう

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:11:07.62 ID:THR0RdsO0
ひぐらしの鳴く頃にを見て民族学研究に火が付きました

ひぐらしのなく頃に −鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し編−[同人PCソフト]

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:20:53.84 ID:J9B7+bZc0
>>79
今はバカにされてるけど、ひぐらしは民俗学的ホラー・サスペンスを若いオタク世代に紹介した功績はかなりデカい
なおかつさ、アレにはダム開発とかいう現代的な事情があり、それでも生き残る羽生という鬼神がありで、とてもよい出来だったと思う
民俗学は常に今の学問なんだよね。そういうことを学ぶにはひぐらしは十分に一女になる内容だった

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:23:29.66 ID:XMqaKN6J0
アニメとか漫画って結構民俗学的なことを題材にしてるもの多いから割ととっつきやすいよな

85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:15:26.10 ID:mOFF11eE0
民俗学って、姥捨とかこけしとか?

87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:16:20.66 ID:AT+/irSi0
コケシは子消しだっけ?

こけしの語源を「子消し」や「子化身」など堕胎や口減らしに由来するものとの説も存在しており、
これは1960年代に詩人・松永伍一が初めて唱えたものとされている。
しかし、松永以前の文献にはこの説を裏付けるような記述が見られない上、松永自身も工芸や民俗学などの
専門知識を持っていなかった、自説の由来について説得力の有る説明が出来なかったなどとされ、
その信憑性については出典を含めて疑問が持たれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%91%E3%81%97


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:19:03.69 ID:yGlw/2Lo0
>>87
一つ目小僧やのっぺら坊などの妖怪は、近親婚による奇形児がモデルって説があった気がする。

日本神話にも近親婚による弊害が、序盤に出てくるけど。

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:22:21.31 ID:TDFLlbGiO
>>90
女から男に声を掛けたから悪い。とか男尊女卑の思考が強かった時代ならではだよな
現代ならあの記述がどう違った事か

92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:19:27.62 ID:deU1wuZw0
うちの地元に人面瘡が取れるとかいう神社があって気になる
今は風化しそうな程なんだけど、ばあちゃんとかに話を聞くと
昔は神社目当てに来る人がいて宿場町だったらしい

人面瘡(じんめんそう、人面疽)は、妖怪・奇病の一種。
体の一部などに付いた傷が化膿し、人の顔のようなものができ、話をしたり、
物を食べたりするとされる架空の病気。薬あるいは毒を食べさせると療治するとされる。

浅井了意著『伽婢子』九巻「人面瘡」には、以下のようにある。山城国小椋(現・京都府宇治市小倉町)で、
ある農夫が体調を崩した末、半年後に左足に腫物ができた。この腫物は人の顔のようで目と口があり、
ひどい痛みを伴った。試しにその口に酒を入れてみると酔ったように赤くなり、さらに餅や飯を入れると、
物を食べるように口を動かして飲み込んだ。食べ物を与えると痛みがひいたものの、食べ物を与えないと
耐え難い痛みに襲われた。そのうちに農夫は骨と皮ばかりに痩せこけ、あちこちの医者を頼ったが
まったく効果はなく、死を待つばかりとなった。そこへ諸国を旅している修行者が訪れ、腫物を治す手段を
知っていると言うので、農夫は田畑をすべて売却して金に換え、代金を支払った。修行者はその金で
さまざまな薬を買い集め、一つずつ腫れ物の口に入れたところ、腫れ物はそれをことごとく飲み込んだが、
貝母(ばいも)という物だけは嫌がって口にしようとしなかった。そこで貝母を粉末にし、
腫れ物の口に無理やり入れたところ、17日後に腫物は治癒したという。

人間の業が人面瘡の原因となる話もあり、横溝正史の小説『人面瘡』の原案とされる『怪霊雑記』には、
ある男が女を殺したところ、自分の股にその女の顔の人面瘡ができ、医療も祈祷も効果はなく、
切り落としてもまた生じるので、人目を忍んで隠れ住むようになったとある。

Ryoi_Jinmenso
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%9D%A2%E7%98%A1


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:24:46.68 ID:kP2przZu0
沖縄の離島なら語れるで?
ユタから歴史まで何がいいんじゃ?

ユタは、沖縄県と鹿児島県奄美群島の民間霊媒師(シャーマン)であり、霊的問題のアドバイス、解決を生業とする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%BF


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:28:06.05 ID:+wcIcxkB0
>>104
キジムナーよろしく

240px-Sakaiminato_Mizuki_Shigeru_Road_Kijimuna_Statue_1

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:31:06.62 ID:kP2przZu0
>>113
キジムナーというかそういう儀式が2箇所ある
パントゥーっていうんだけど、片方はドロを塗って、
幸福を授けるだったかな。片方は地味な女性だけがやる魔除け。
ドロを塗る方は怖いぞ。地域の一番足が早い人がパントゥーって
お面かぶって、草で体を隠し、もちろん泥を体中に塗り、
泥を付けに追いかけてくる。

127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:35:35.35 ID:5NAwXIIM0
ユタは修行中は修行してる所を見られたら見た奴を殺さないといけないらしい
先輩が滅茶苦茶追い掛けられたらしい
俺も修行中かどうかわかんないけど
大山貝塚でユタらしき集団が円形に座ってなんか真ん中で何かを燃やしてるの見て
ダッシュで逃げた

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:38:12.14 ID:kP2przZu0
>>127
え?!こっちの島では殺さないがなぁ。
だってユタになるの、神がかりして、体の自由が半分聞かないもん。
夜中ほっつき歩いたり、墓探したりするけど、
あーあの人はユタに成る人だから放置放置で終わる。

沢山の人の儀式は人が入らない所(男子禁制とか女子禁制とか)で
やるからなあ

139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:40:10.25 ID:yGlw/2Lo0
>>134
神がかりの心理はわからんけど、マユンガナシとかなまはげみたいな奇妙な格好して踊ったりしたら、

何か違う者に目覚めそうな気はする。

img_1605351_50647516_1

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:41:37.20 ID:kP2przZu0
>>139
いやいや、ユタは巫女だよ?
そんな格好しないよ。

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:45:58.07 ID:yGlw/2Lo0
>>142
格好はともかく、変な踊りには意味があるんじゃね?



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:47:25.42 ID:kP2przZu0
>>152
雨乞いか竜宮の神にお祈りしてる所かな
トランス状態に持って行くから踊りはするおー

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:48:30.45 ID:5NAwXIIM0
>>134
親戚で霊力が無くなっちゃったとか何とかで止めたおばーに聞いたら
俺達だと
幽霊とか→この世の者ではない
人間→ナカーマ
じゃん?
霊媒ってのは霊に体を預けるって事で
修行中はそれをずっと繰り返すから無意識に自分を霊と認識してしまうらしい
それで逆転して
この世の者ではない者は殺さなければとなる人が多いらしい

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:54:13.31 ID:kP2przZu0
>>156
へぇ。ちょっと納得できる話だけど、
ユタは神と人の間で、
確かにシャーマンには種類があるけど
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0#.E3.82.B7.E3.83.A3.E3.83.BC.E3.83.9E.E3.83.B3.E3.81.AE.E7.A8.AE.E9.A1.9E
wikipeのシャーマンの種類5つね
この世のものを殺すのが霊だとはイマイチ飲み込めないなぁ

ユタはユタで、のろいの技術持ってるって本に書かれてたのはビビったけどw
気に食わないユタがいると呪って殺そうとするんだぜwwww
面白いよな。あとは偽ユタとかもいるし、神のお告げを間違えるユタもいる

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:00:42.69 ID:5NAwXIIM0
>>169
奥が深いな
家の血筋はユタになる運命だとか言われたが女しかなれないんだっけ?

186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:04:12.64 ID:kP2przZu0
>>183
男もなれるよ。血統筋がユタになる人が多いらしいんだけど、
昔は神事するにも沢山種類と人が居て、
こっちの島では昔は月一で神事してた。でも無くなってきてるよ
人が減ってるし、現代の仕事が忙しいからね

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:30:35.74 ID:yGlw/2Lo0
マユンガナシって、昔NHKで見た時怖かった。今見ても怖い。

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:31:55.26 ID:CATPayFyi
古い怪談を読みたいんだがいい本ない?
遠野物語とか今昔物語みたいな代表的なのはだいたい読んだ

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:41:44.52 ID:J9B7+bZc0
>>121
地元の図書館に行って『○○町の昔話』みたいなのが一番役に立つ

151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:45:08.28 ID:8xPtqYOKP
>>121
日本霊異記などは、どうでしょうか
純粋な怪談としてなら、浅井了意の「伽婢子」「狗張子」も有名どころですよ

江戸怪談集 伽婢子・狗張子

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:32:31.01 ID:nOLomXAL0
祭りとか面白いよね。伝承に沿ってる、とか一つ一つの行動に意味がある、とか。

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:33:43.32 ID:TLlglXRi0
こないだ廃村に行ったら、集落の高台の大きな家の表札に「神林」って書いてあって
他の半数近い家の表札には「上林」って書いてあったよ。分家筋ってやつかな
鎌倉時代に落ち延びてきた一族が暮らす集落が割と最近まで残ってたって例もあるみたい
前鬼と後鬼の子供達とか、ある特定の血筋から形成された集落っていいよね

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:41:44.52 ID:J9B7+bZc0
>>125
ワクワクするねぇ。廃村といえども、畑はその周辺にある廃村も多いからね、ある土地から人が完全に未踏になるというのは珍しい現象なのかもね
廃村はよく知っているが、離散した今でも年に一度は当時の村の役割そのままに祭りとかしてるだろ

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:37:26.45 ID:jQke3GNS0
小さい頃、「日が沈んでから海で泳いでたら海坊主に足を引っ張られるぞ」と言われてた
これは何のことはない、大人が子供を監督するためについた嘘(嘘というのもアレだけど)

こういう風にして生まれた妖怪・怪異現象もあるみたい

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:41:44.52 ID:J9B7+bZc0
>>132
京都周辺では、それは「ガタロ(河太郎=河童)」の仕業だと聞いてるね
たまたま近くが海だったからガタロ伝説が中途半端に生き残ったんではないか?

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:40:13.78 ID:nOLomXAL0
>>132
有名どころではトイレの花子さんは「トイレを綺麗にするため」って名目で生まれた妖怪らしいね。
あかなめとかも同じか。後、口裂け女も児童の不審者対策がどーたらこーたら。

144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:42:48.16 ID:jQke3GNS0
>>140
花子さんもそうだったのかww

ニワトリが先か卵が先かってのはあると思うけど、
とにかく昔の人はよく考えたなぁと感心する

147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:43:42.63 ID:SI4b78Bc0
民俗学って歴史とか国語の古典とどう違うの?

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:51:10.82 ID:XMqaKN6J0
>>147
一概には言えないけど資料の違いで分類されてる
歴史は書物
考古学は遺物、遺構
民俗学は民間伝承

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 21:56:16.88 ID:ZxVExocgi
民俗学で怖い話やゾッとする話ください

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:05:48.28 ID:AT+/irSi0
>>172
仲むつまじく暮らしてた老夫婦がいて
ある日バアさんのほうが危篤になったんだが
いまわの際に死んだ後もずっと傍においてくれって頼んで事切れた
そこでジイさんはバアさんの遺体を部屋の壁に塗りこんだの
すると夜な夜なジイさんは居るのかい?って声が壁から聞こえてくるように
なったとかいう話

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:07:48.45 ID:ZxVExocgi
>>188
もう自然にその続きが頭の中に思い浮かぶから困るわ、

昔、安芸と備後の境に峠があって、そこに一軒の茶店がありました。

茶店の老夫婦はとても仲が良く、夫婦になって50年二人きりで茶店を切り盛りしておりました。
婆様は「私がもし、先に逝ってしまったら、焼かずに棺にいれて押入れにでもしまっておいてください。
爺さんとずっと一緒に居たいけぇ」と爺様に頼みました。

婆様はそれから一年後にちょっとした流行風邪をこじらせて、3日後に亡くなってしまいました。
爺様は、約束通り婆様を棺にいれて押入れにしまいました。

その晩から、押入れの中から「爺さん、おるかい?」と婆様の声がするようになりました。
怖くなった爺様は茶店から逃げ出しましたが、婆様の声はどこまでも追いかけてきます。
とうとう爺様は、恐怖で息絶えてしまいました。

そうして気づくと、婆様と一緒に三途の川にいました。
爺様は「わしはまだ生きたかったんじゃがなぁ」と思いながらも嬉しそうな婆様をみて、
仕方ないかと諦めて閻魔様に会いに行きました。
閻魔様は爺様を見ると「お前はまだ10年生きることになっている」と、
前歯3本を抜いて娑婆(しゃば)に戻してくれました。

その後、約束の10年がたち、爺様は今度はちゃんと寿命をまっとうして死にました。
閻魔様は爺様の事を覚えていて、爺様に極楽行きを告げました。
爺様が極楽へ向かう道の途中で、一軒の茶店に立ち寄ると、そこには懐かしい婆様がいました。

二人は笑って抱きあい「また一緒になれたなぁ」そういって再会を喜んだのでした。
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=679


201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:12:29.44 ID:7X6U6lwq0
環境問題を恐れた話とかで、面白いのがあったら教えてくれ

209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:14:54.32 ID:kP2przZu0
>>201
環境問題といっていいかよくわからないけど、
神の道とかにビルを建てようとして、
ユタが日照りがくるぞー津波が来るぞー飢饉が来るぞー
って吠えてる事が書かれてた。
大切な井戸がビルのトイレの下になったとかも書かれてたよ
まぁそういうことされると立てない人も出てくるし、
実際日照りになったりしたそうだ。

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:14:54.77 ID:jQke3GNS0
>>201
鎌倉だか平安だか忘れたけど、もうその時代に「木切りすぎたら洪水になってやばいwww」ってな文書があるとか

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:32:30.11 ID:nOLomXAL0
俺、言語学に進んだわけだが、こうした民俗学の精神や言葉は外せない。
なんだかんだで別分野でも趣味が役立つぜ!

243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:34:01.56 ID:kP2przZu0
>>240
いいなぁ言語学。俺も多言語覚えたかったけどさっぱりでさ。
人工言語学のスペシャリストは犯罪して捕まってもうたし。。

248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:40:06.41 ID:nOLomXAL0
>>243
言語学は別に日本語調べてもええのよ。それも面白い。
柳田さんの「方言周圏論」とか民俗学知識だけで十分卒論イケルで。
まぁ、日本全国周る、どえらいフィールドワークがいるけど。

300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:41:26.08 ID:yEqJam6M0
蝸牛考の話は素直に感動した

蝸牛考 (岩波文庫 青 138-7)

『蝸牛考』(かぎゅうこう)は、柳田國男の語学書。
日本各地ではカタツムリをどのように言うのか方言を調査して方言周圏論を提唱した。

無題

そして、この事実を一般化して、(カタツムリの名称に限らず)一般に方言というものは時代に応じて京都で使われていた語形が地方に向かって同心円状に伝播していった結果として形成されたものなのではないかとする方言周圏論を展開した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%B8%E7%89%9B%E8%80%83


305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:45:00.68 ID:nOLomXAL0
>>300
周圏論?
面白いよね。実際に探偵ナイトスクープって深夜番組でも証明してるしね。
アホとバカの方言分布図だったか。

251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:43:26.50 ID:kP2przZu0
>>248
地元の島方言辞典を手に入れようとしたがもう絶版になってた。
あと方言も書く地域(古い言葉で言うと部落「差別部落じゃなくて呼び名ね」)
で方言が違ったらしい。山も谷も無いのに面白いなーとおもた。

259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:49:38.14 ID:nOLomXAL0
>>251
コミュニティが違ったんだろうねぇ。多分だけど、各コミュニティごとに
閉鎖的で敵対的な環境を作ってたんだろうね。山谷があると文化の隔絶は
容易だけど、平野でそれがあるってのは人の思惑がバリバリ絡んでそうで面白い。

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:54:05.44 ID:kP2przZu0
>>259
選挙の時だったかな他部落の人が入らないように
夜通し道の番するんだぜー
最近はしてるかどうか解らないけど

あと沖縄本島でDQNの子供が「島にはいった!」とかいって
たの地域の人をボコボコにするのは先祖帰りだと思う

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:57:00.81 ID:nOLomXAL0
>>264
不謹慎だけど、興味深い。面白い。

なんていうかこう、生活の中にちょっとした民俗文化の色を見出すのもオツだけど
やっぱり色濃く残ってる方が面白いよ。

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:57:04.32 ID:mL0CES0+0
>>264
徳之島は、保徳戦争で有名だもんなw
『ガソリン』ってまだ撒いてんだろ?

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:07:31.81 ID:Gryjfquw0
>>268
うちの町ではそれほど酷くないけど
反対側の町では町長選の結果次第で役場の課長級の人が
平になったりゴミの収集作業に回されたりするんだぜ

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:11:29.01 ID:mL0CES0+0
>>277
今日一番怖い話だわ

252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:43:47.39 ID:Fm9Yp2Ql0
民俗学っていうと日本限定で語ることが多いけど海外のも気になる

263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 22:53:54.63 ID:nOLomXAL0
>>252
僕そういうの大好きやで。特にアジアとかアフリカとかのさらに未開の土地。

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:03:47.90 ID:LWX+rmZOP
素人だけど、なんつーか日本の民俗学は
日本書紀や国家神道成立によって無かったことにされた
「神話時代から伝承されたありのままの日本人の習俗や宗教観」を再発見するための
学問だと勝手に思ってる。

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:10:24.89 ID:kP2przZu0
>>274
文字文化じゃなくて口承文化も凄い大切だよねぇ
歴史調べてつくづく思うわ

284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:15:14.88 ID:LWX+rmZOP
今みたいに神と仏様が分離してる時代よりも、
八百万の神々と仏様が同一視されてた時代の方が遥かに長かったんだよね、日本は。
廃仏毀釈によって葬り去られた古来からの土着信仰や文化は膨大な量なんじゃないかと。

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/31(土) 23:30:59.12 ID:jQke3GNS0
>>284
ほんとそれ

ま、起こってしまったものはしょうがない
それを踏まえて今は今の風習・文化・信仰があるってことで


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元スレ : http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1377949239/