「Foods That Are Banned in the USA (41 pics)」を翻訳してみました

元記事はこちら→Foods That Are Banned in the USA (41 pics) - Izismile.com
以下、日本語訳です。


フグ


免許なしでフグを販売したり捕獲したり提供することは、アメリカでは違法です。販売や消費は、EUでも厳しく禁止されています。

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この魚は、文字通り「殺人的な味」をしているのです。フグの皮や特定の臓器は、極めて毒性の強い毒素であるテトロドトキシンを含んでいて、人間を麻痺、窒息させます。

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しかし、日本では熟練した調理人によって珍味として提供され、何百年もの間食べられています。

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アキー


【リンク】アキー - Wikipedia

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生の果実の輸入が、アメリカでは禁止されています。

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洋ナシのような形をしたこのジャマイカの国民的な果実は、人体がブドウ糖を緊急に供給をするのを抑制する毒素を含んでおり、血糖値を急落させて死に至らせる可能性があります。

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アブサン


【リンク】アブサン - Wikipedia

アブサンは20世紀初頭に米国で禁止され、1997年になり再度承認はされたものの、輸入は依然として米国食品医薬品局(FDA)の規制の対象となっています。

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ニガヨモギなどのハーブ類を含むこの高アルコール飲料は、習慣性のある幻覚剤であると考えられて、厳しく禁止されました。

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1997年、FDAはニガヨモギに含まれる有害化学物質である「ツヨン」の含有量が、100ppm未満である場合は合法であると定め、ある種のアブサンは米国に入ることを許可されました。

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未殺菌の牛乳


21の州は生乳の販売を禁止してます。いくつかの州では店頭での販売が可能ですが、その他の州では農場から少量を直接に販売できるのみです。

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未殺菌、つまり「生」の牛乳は、19世紀後半に加熱殺菌技術が十分になる以前の基本的な食料品でした。

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未殺菌の牛乳を禁止する法律は、有害な細菌から消費者を守ることを意図しています。しかし生乳の支持者は、現在の農場の標準的な衛生環境の下では、未殺菌の牛乳でも安全だと主張しています。

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豚の血のケーキ


豚の血のケーキ

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豚の血のケーキは、豚の血と米を混ぜて棒に刺した、台湾の珍味です。

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その成分はおそらく、ホットドッグに入るどんな物よりも健康的であるにも関わらず、豚の血のケーキは不衛生であるとの理由から、アメリカでは禁止されています。

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フォアグラ


2006年から2008年まで、イリノイ州のシカゴで禁止されていました。
シカゴ市議会は、ガチョウを太らせるために強制給餌をする過程が非人道的であるとして、レストランでの提供を禁止しました。しかし2年後、市は禁止令を撤廃しました。強制給餌を禁止する法律は、2012年にカリフォルニアで施行されるでしょう。


【リンク】フォアグラ禁止に激怒の南仏−カリフォルニアにワインで報復 - Bloomberg

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ハギス


【リンク】ハギス - Wikipedia

主な材料の1つが羊の肺であるため、ハギスは40年以上の間アメリカで禁止されています。政府は私たちがハギスを食べることを望んでいません。さらにハギスは羊の心臓や肝臓も含んでおり、羊の胃の中で料理されますが、食べる時にはどうやら少し冷めているようです。

【閲覧注意】https://livedoor.blogimg.jp/himasoku123/imgs/b/b/bb1a20fd.jpg

【リンク】禁じられた食物トップ5 - Yukihisa Fujita Mystery World - Yahoo!ブログ
スコットランドの伝統的料理ハギスに関してスコットランド農務局(SEERAD)と米国農務省(USDA)の間で22年間にわたって論争の的になっています。臓物をベースにした料理は米国で禁止されています。1989年英国でのBSEの発生を受けて、米国当局はハギスの輸入を禁止する措置に出ました。もっともSEERADと英国食品企画局の両方がハギスを食しても健康に問題がないことを認めています。

2010年1月米国はハギス禁止を解除するといううわさが流れました。しかし、米国ハギス・ファンにとって残念なことに、1年以上にわたって検討されている禁止解除は、今日でもそのままになっています。米国住民は米国のハギスを手に入れることは可能ですが、それは本物とは大変異なったものです。米国のハギスの原料は牛肉で、不可欠な真正原料、すなわち1971年以来米国では違法になっている羊の肺臓が入っていないのです。


天然のキャビア


野生のチョウザメのキャビアは、アメリカでは法律で禁じられています。

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野生のチョウザメのキャビアはかつて、卵が危機的に減るほどの人気を博したため、2005年に合衆国魚類野生動物局が、キャビアを禁止しました。

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カース・マルツゥ


【リンク】カース・マルツゥ - Wikipedia

カース・マルツゥは、アメリカで禁止されています。

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カース・マルツゥはサルディニア島の伝統的なチーズです。発酵を高度に促進させるために「チーズバエ」に卵を産み付けさせることで、通常のペコリーノチーズからカース・マルツゥへと進化します。幼虫が孵化しチーズを食べ進むとともに、チーズは柔らかくなっていきます。

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食べる前にまず、死んだウジ虫を掘り出さなくてはなりません。カース・マルツゥは、他の殺菌されていないチーズと同様に、アメリカでは禁止されています。

【閲覧注意】https://livedoor.blogimg.jp/himasoku123/imgs/b/f/bf12ce9f.jpg


マンゴスチン


かつて、マンゴスチンはアメリカで禁止されていました。現在では、輸入品は放射線照射を受けなければなりません。

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タイで人気の紫色のマンゴスチンは、ハエの一種「アジアミバエ」を国内に持ち込む恐れがあったため、かつては輸入を禁じられていました。2007年には一度禁止はされたものの、現在はアジアミバエを除去するためにまず放射線照射を受けてから、輸入されています。

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サッサフラス


【リンク】サッサフラス - Wikipedia

1960年台にFDAは、主成分がサフロールであるサッサフラス油を、食べ物や添加物として使用することを禁止しました。

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サッサフラス油は、乾燥させた根の皮から抽出され、かつてはお茶やルートビアの原料として人気がありました。しかし後になって、サフロールが発癌性物質である可能性が科学的に示され、FDAはこれを禁止し、現在に至っています。

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ズアオホオジロ


ズアオホオジロは、ヨーロッパでは保護種に指定されており、アメリカに密輸することは犯罪です。

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この小さな鳥はフランスで健啖家に食され、1960年台までに個体数がひどく減ってしまいました。現在のフランスでは、ズアオホオジロを販売するのは違法です。しかし、ミッテラン元大統領が、1995年の大晦日に「最後の晩餐」としてこの鳥を振る舞ったことは、事件とはなりませんでした。

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レッドフィッシュ


【リンク】レッドフィッシュ - Wikipedia

利益を得る目的でレッドフィッシュを販売することは、アメリカでは禁止されています。多くの州では、個人的な消費であっても漁業法により規制されています。

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レストランは、レッドフィッシュが絶滅寸前になるほど、多くの料理を提供してきました。

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ニューオリンズのシェフ、ポール・プリュドムはレッドフィッシュを「ひび焼き」にするレシピを公表しました。

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1986年、商務省はレッドフィッシュの漁業権を締め切り、再度個体数を増やすために販売を制限しています。

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フカヒレ


フカヒレは、アメリカで禁止されています。フカヒレとなる部分は、サメの体の5%ほどに過ぎません。

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フカヒレだけを取り、サメを海に投げ捨てる行為は、アメリカ領海内では違法です。中華料理の「フカヒレスープ」として食べることは問題ありませんが、一般的にはとても高い料理です。アメリカで集められたフカヒレのほとんどは、アジアの各都市へ輸出されます。

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マジェランアイナメ(Chilean Sea Bass)


【リンク】マジェランアイナメ - Wikipedia

法律で定められた先だけが、マジェランアイナメを販売することが出来ます。FDAは、この魚を取ることを正式に許可されたボートに、許認可番号を発行しています。

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アメリカでも、マジェランアイナメを捕まえて消費することは合法です。しかし、乱獲により絶滅寸前に追い込まれているため、海の生物を守る海産物監視機関は、この魚を捕獲を避けるべきリストに入れています。

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特にフランスでは、インド洋の海岸から離れた所でマジェランアイナメを捕獲することには、厳しい規制を設けています。

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無許可のマジェランアイナメは、アメリカを始め24以上の国で禁止されています。

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馬肉


馬の肉を消費すること自体は法律的には問題ありませんが、消費を目的に屠殺することはアメリカでは禁止されています。


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アメリカのレストランのメニューで、馬肉を見付けることはありそうもないです。しかし、アジアやラテンアメリカやヨーロッパでは、普通に消費されています。かつては、世界の他の地域で消費される肉を、アメリカでも提供していました。

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しかし2010年6月、アメリカ議会は1971年の「野生馬と野生ロバに関する法律」を拡大する評決を下し、屠殺は禁止されました。

【リンク】馬肉総合スレッド(キャッシュ)
1971年に成立した「野生馬と野生ロバに関する法律」に従い、国有地内に野生馬管理区が もうけられている。「生態系を維持する」という名目で、2〜3年に1回Government Round Up (政府による捕獲)が行われ、主に2〜3歳の若い牡馬と少々の繁殖牝馬がオークションに 出される(残りは逃がされる)。この法律ができる前は、牧草地を荒らす害獣として大量虐殺されていた。

法律により、以下が規定されている:
・オークションに出された馬は屠殺してはならない。食肉加工は御法度。
・オークションに出された馬は海外に輸出してはならない。
・オークション購入者はアメリカ市民権を有すること、動物虐待逮捕歴がないこと。
・調教不能な年齢に達した古馬はオークションに出さずに逃がす。

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フカヒレや馬肉など、日本では馴染み深い食べ物も、アメリカでは禁止されているのですね。

「自由の国」と言われるアメリカですが、食に関しては意外と「不自由」のようです。