tyuui

"15 Horrifying Medical Procedures We Used To Think Were A Good Idea"を翻訳してみました

元記事はこちら→15 Horrifying Medical Procedures We Used To Think Were A Good Idea

以下、日本語訳です。

良いアイディアだと考えられていた15の恐るべき医療行為 

Mark-Pygas_avatar_1388070119-32x32 By Mark Pygas
現代の医学には驚くべきものがあります。もはや私たちは、歯を抜いても扁桃炎で死ぬことはないでしょう。これから、過去に実際に行われていた身の毛のよだつような医療行為を、いくつかご紹介しましょう。



鉄の肺

鉄の肺 - Wikipedia

1144

2100

ポリオワクチンが出来る前、患者は人間の呼吸を真似た「鉄の肺」に入れられました。ひとたび、この中世の拷問器具のような装置に入れられると、患者は処置が終わるまでの数週間、鏡に反射した映像を見ることと、機械が空気を吐き出した時に話が出来るだけで、動くこともできませんでした。

赤ちゃんを日焼けさせる

364

骨を弱くする冬場の「くる病」は、ビタミンDの不足によって起きる病気です。通常今では、罹病者はビタミンDのサプリメントを処方されます。過去には、治療の一環として人為的に日焼けさせることもあり、幼児に対しても行われていました。

伝染病の医者

439

1800年代にふさわしいこの恐ろしい「伝染病の医者」は、「腺ペスト」の治療をするためにしばしば呼び出されました。自分自身を守るために長いくちばしの付いた身の毛のよだつような仮面を着け、病気が臭いを通じて広がると考えられていたため、花で満たしていました。伝染病はしばしば「神からの罰」と見られていたため、治療のために鞭で打つこともありました。また、ヒルを使って「瀉血」することもありました。

【リンク】瀉血 - Wikipedia
瀉血(しゃけつ)とは、人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法の一つである。古く中世ヨーロッパで広く行われたが、現代の観点からは医学的根拠は無かったとされる。

狭窄した尿道の拡張器

536

この器具には、どんな男性でもすくみ上がるでしょう。男性の尿道が、尿を排出するのに狭すぎる状態になった時、医者は「尿道拡張器」をペニスの先端から差し込みます。そして、2枚のブレードを分離して尿道を広げるために、ネジが回されます・・・出血は良い兆候とされていました。

扁桃ギロチン

635

抗生物質が出来る以前、扁桃炎は命に関わる病気でした。意識のある患者に指を噛まれないように、医者は喉の奥へ恐るべきギロチンを突っ込んだものです。「首のサイズ」のものと同様に、組織を切断するには効率的であることが分かっていました。

人工のヒル

734

「瀉血」には忍耐が必要でした。医者がヒルを持ち合わせていなかった時は、「人工のヒル」を使っていました。血を吸い込むシリンダーが真空状態を作り出し、回転する刃が患者の皮膚を切り裂いていきました。

痔核用鉗子

833

もし、過去の時代に痔核を患ったとしたら、限界までそれを我慢して放っておくしかありませんでした。この「可愛らしい」道具は、血が流れるのを防ぐために外部の痔核をしっかりと掴んで、押しつぶします。当然、内部の痔核はフックによって引っ張り出されます。

初期の形成外科

933

信じ難いことですが、基本的な形成外科はとても昔から存在しています。しかし最近になるまでは、極めて基本的なものでした。これらのぞっとするようなマスクは、顔の傷を隠すように設計されています。

初期の車椅子

1031

1878年にクラーク博士による「脊柱補助器」が、背骨に問題のある人たちが数分間(あるいは数時間から1日)歩くことが可能だとして宣伝されました。実際にはこの木製の骨組みの恐ろしい装置は、辛うじて1インチ動けるほどに重い物でした。

ウティカベビーベッド

11

主に精神病院で使われていたウティカベビーベッドは、患者が歩いたり腰を掛けたり動くのを防止していました。20世紀になってこの残酷な檻は廃止され、拘束服や詰め物の入った部屋に取って代わられました。

歯科スクリュー鉗子

1231

もし、現代の歯科技術が乱暴だと思うのであれば、私たちがどんなに進歩したかを見てみましょう。この装置の二枚のブレードが刃を固定し、中央のスクリューが歯に穴を開けて、簡単に抜歯が出来ました。もちろんこれは、麻酔薬の発明以前の話です・・・

Spermatorrheaリング

1329

ビクトリア王朝時代には、マスターベーションは不健康であると見られていました。男性のこの習慣を止める試みとして、医師はSpermatorrheaを発明しました。ペニスの周囲に装着することで、少しでも性的に興奮するたと、鋭いスパイクが気分を萎えさせました。

ヘロインやコカインの咳止めシロップ

1426

中毒性が発見される以前、ヘロインやコカインは鈍い痛みに対して使用されていました。アスピリンを販売していたあのバイエルでさえ、中毒性が発見される前の数年間、咳止めシロップ用のヘロインを製造していました。

初期の義肢


1524

1624

義肢の歴史は、古代エジプトにまでさかのぼります。しかし、スチームパンクの何かのように見えるこの義肢は、現代になるまでは使い心地の良いものではなく、現実的とは言えませんでした。そして使用者はしばしば、気まずい思いや恥ずかしい思いをしたものです。

【リンク】スチームパンク - Wikipedia
スチームパンク(英語: steampunk)とは、サイエンス・フィクションのサブジャンルの1つである。

骨刀
1723

頭痛を治すための試みとしては、頭蓋骨に穴を開ける「トレパニング」という技術が使われていました。このチェーンソー型の恐ろしい「骨刀」は、その穴を開けるために使われました。ありがたいことに今では、「パラセタモール」があります。

【リンク】頭部穿孔 - Wikipedia
頭部穿孔(とうぶせんこう)またはトレパネーションとは、頭皮を切開して頭蓋骨に穴を開ける民間療法の一種とされる。頭蓋穿孔ともいう。

【リンク】アセトアミノフェン - Wikipedia
化合物アセトアミノフェン(英: Acetaminophen USAN)、別名(国際一般名):パラセタモール(英: Paracetamol INN, 英: para-acetylaminophenol)は、解熱鎮痛薬の一つである。

何だか、「痛い系」が多いですね。
麻酔技術は、どこまで発達していたんでしょうか。

現代に生まれてよかった・・・