1: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:33:23.19 ID:ccvfasK90.net
俺「今日からこちらで働かせていただくことになりました よろしくお願いします…」
茶髪男「おー！よろしく！」
俺が控え室に入り挨拶をするなり見た目いかつそうな男が笑顔で俺の肩を叩きながら招待してくれた
俺「よ…よろしくお願いします」
「よろしく！」「よろしく！一緒に頑張ろうな！」「よろしく！仲良くしようね！」
俺「は…はい！皆さんよろしくお願いします！」
皆が俺を笑顔で迎えてくれていた
そして俺が従業服に着替えるなり別の中年の男が俺に話しかけてきた
中年男「お前まだ仕事の事分からないだろ？大丈夫！俺が今から教えてやるよ！」
俺「…あ…はい」
茶髪男「おー！よろしく！」
俺が控え室に入り挨拶をするなり見た目いかつそうな男が笑顔で俺の肩を叩きながら招待してくれた
俺「よ…よろしくお願いします」
「よろしく！」「よろしく！一緒に頑張ろうな！」「よろしく！仲良くしようね！」
俺「は…はい！皆さんよろしくお願いします！」
皆が俺を笑顔で迎えてくれていた
そして俺が従業服に着替えるなり別の中年の男が俺に話しかけてきた
中年男「お前まだ仕事の事分からないだろ？大丈夫！俺が今から教えてやるよ！」
俺「…あ…はい」
2: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:34:12.38 ID:ccvfasK90.net
その眉間にシワの寄った顔からは想像もできない言葉に俺は一瞬返す言葉を戸惑った
オバサン「私達にも分からないことあったら気軽に聞いてね〜」
俺「あ…ありがとうございます」
見事なまでに皆が俺を迎え入れてくれている
その日はその中年男に細かく仕事を教えられた
見れば従業員同士もとても仲が良いようだ
その仕事場はまるで天国のように温かい人達ばかりだった
まさに仕事場の理想の形とも言える
俺「き…今日はありがとうごさいました」
中年男「気をつけて帰れよ〜」
オバサン「私達にも分からないことあったら気軽に聞いてね〜」
俺「あ…ありがとうございます」
見事なまでに皆が俺を迎え入れてくれている
その日はその中年男に細かく仕事を教えられた
見れば従業員同士もとても仲が良いようだ
その仕事場はまるで天国のように温かい人達ばかりだった
まさに仕事場の理想の形とも言える
俺「き…今日はありがとうごさいました」
中年男「気をつけて帰れよ〜」
3: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:34:51.63 ID:ccvfasK90.net
大体の仕事を教わった俺は満足気にその新しい職場を出た
その職場というのは大手のスーパーで街でも1,2を争うほど有名の企業だ
俺はそこの品出しの仕事を任された
俺が裏口からチャリ置き場に向かう時その職場で唯一俺と歳の近い女ちゃんが歩いていた
俺「あの…お疲れ様でした」
女「え？あぁ…お疲れ様です」
その彼女のニッコリとした笑顔に俺は引き込まれるようだった
俺「あ…いつから働いてらっしゃるんですか？」
女「私は…二年…くらい前かな？」
俺「へぇ〜」
女「あなたはなんでこのAスーパーに？」
俺「いや…恥ずかしながら仕事が見つからなくて… やっとここの面接が通ったので…ってかんじです」
その職場というのは大手のスーパーで街でも1,2を争うほど有名の企業だ
俺はそこの品出しの仕事を任された
俺が裏口からチャリ置き場に向かう時その職場で唯一俺と歳の近い女ちゃんが歩いていた
俺「あの…お疲れ様でした」
女「え？あぁ…お疲れ様です」
その彼女のニッコリとした笑顔に俺は引き込まれるようだった
俺「あ…いつから働いてらっしゃるんですか？」
女「私は…二年…くらい前かな？」
俺「へぇ〜」
女「あなたはなんでこのAスーパーに？」
俺「いや…恥ずかしながら仕事が見つからなくて… やっとここの面接が通ったので…ってかんじです」
4: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:35:26.95 ID:ccvfasK90.net
女「そうですか…まあ入るのは簡単ですよね」
俺「それよりここの仕事場の皆さん凄い優しいですよね！俺びっくりしましたよ…こんな大手のスーパーだからもっとピリピリしてるのかと思って」
女「あぁ…それなんですけど」
その時後ろからさっき俺に仕事を優しく指導してくれた中年男が早歩きで俺の横を通り過ぎようとした
俺「あ…さっきは仕事教えていただきありがとうございました！」
中年男「あ？あぁお前か…お前覚え悪過ぎな」
俺「…え？」
俺「それよりここの仕事場の皆さん凄い優しいですよね！俺びっくりしましたよ…こんな大手のスーパーだからもっとピリピリしてるのかと思って」
女「あぁ…それなんですけど」
その時後ろからさっき俺に仕事を優しく指導してくれた中年男が早歩きで俺の横を通り過ぎようとした
俺「あ…さっきは仕事教えていただきありがとうございました！」
中年男「あ？あぁお前か…お前覚え悪過ぎな」
俺「…え？」
5: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:36:06.92 ID:ccvfasK90.net
中年男「一回言ったら覚えろよ 俺だって暇じゃないんだよ」
俺「…はい…いやでもさっきは」
女「俺さんっ」
横にいた女ちゃんが俺の言葉を止めるように手を出した
中年男「ちっ…」
中年男はまた早歩きで歩き出し自分の車に向かっていった
俺「…」
次に同じく後ろから仕事を終えたオバサンが歩いてきた
俺「あ…お疲れさまです…」
オバサン「…」
オバサンは俺を横目で見て同じく車に向かっていった
俺「ちょ…なんなんだよあれ…」
女「ごめんね…俺さんはまだ知らなかったんだっけ」
俺「…はい…いやでもさっきは」
女「俺さんっ」
横にいた女ちゃんが俺の言葉を止めるように手を出した
中年男「ちっ…」
中年男はまた早歩きで歩き出し自分の車に向かっていった
俺「…」
次に同じく後ろから仕事を終えたオバサンが歩いてきた
俺「あ…お疲れさまです…」
オバサン「…」
オバサンは俺を横目で見て同じく車に向かっていった
俺「ちょ…なんなんだよあれ…」
女「ごめんね…俺さんはまだ知らなかったんだっけ」
6: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:36:39.25 ID:ccvfasK90.net
俺「え？なんですか？」
女「うちの企業は裏ではあるルールが設けられているんです」
俺「ルール？」
女「…ルールというのは…仕事中はお客様には勿論…従業員同士でも優しさを忘れずコミュニケーションをとるというものです」
俺「…はあ」
女「仕事中みんなが優しくしてくれているのはそのためなんです」
俺「でも…そんなもの守る義理があるんでしょうか…」
女「義理はありません
ただ一番の問題は【優しさメーター】というものが設置されていることです」
俺「優しさメーター？」
女「うちの企業は裏ではあるルールが設けられているんです」
俺「ルール？」
女「…ルールというのは…仕事中はお客様には勿論…従業員同士でも優しさを忘れずコミュニケーションをとるというものです」
俺「…はあ」
女「仕事中みんなが優しくしてくれているのはそのためなんです」
俺「でも…そんなもの守る義理があるんでしょうか…」
女「義理はありません
ただ一番の問題は【優しさメーター】というものが設置されていることです」
俺「優しさメーター？」
7: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:37:06.13 ID:ccvfasK90.net
女「そうです 従業員一人一人の優しさはある場所から常に監視されている 」
俺「ある場所とは？」
女「それは私達も分かりません でもどこからか確実に監視されている
そしてその監視によって一人一人の優しさがメーターとなって表されるんです」
俺「それにどんな意味があるんですか？」
女「単純です 給料に反映されるんですよ」
俺「優しさが？」
女「はい この企業はお客様への心遣いと仕事場の雰囲気を大切にしている
それで考えられたらのがこの優しさメーターなんです
お客様や従業員に優しさを見せれば見せるほどメーターの数値は上がりそれに比例し給料も上がる そのためには嫌でもみんな笑顔を作ってしまうんです」
俺「ある場所とは？」
女「それは私達も分かりません でもどこからか確実に監視されている
そしてその監視によって一人一人の優しさがメーターとなって表されるんです」
俺「それにどんな意味があるんですか？」
女「単純です 給料に反映されるんですよ」
俺「優しさが？」
女「はい この企業はお客様への心遣いと仕事場の雰囲気を大切にしている
それで考えられたらのがこの優しさメーターなんです
お客様や従業員に優しさを見せれば見せるほどメーターの数値は上がりそれに比例し給料も上がる そのためには嫌でもみんな笑顔を作ってしまうんです」
9: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:37:39.06 ID:ccvfasK90.net
俺「そんな…おかしいですよ…」
女「えぇ…私もこの制度には反対です…これは丁度5ヶ月ほど前に導入されたんですけど…今まで厳しかった人も皆さん急に態度が優しくなって…それでも裏では凄い陰口の言い合いで」
俺「こんなことまでする必要あるんでしょうか…」
女「まあこのAスーパーはこの街でも競争が激しいですからね
特にBスーパーとの競争が激しく1,2を争っ
ている そうしてこういった制度を取り入れたんでしょう」
俺「そ…そんな…」
女「仕方ないですよ ルール通りにするしかありません 俺さんも頑張ってください」
俺「…はい…」
女ちゃんはまたニッコリと笑うと車に乗り込んで走り去った
俺はただ自分の自転車の前に立ち尽くしていた
女「えぇ…私もこの制度には反対です…これは丁度5ヶ月ほど前に導入されたんですけど…今まで厳しかった人も皆さん急に態度が優しくなって…それでも裏では凄い陰口の言い合いで」
俺「こんなことまでする必要あるんでしょうか…」
女「まあこのAスーパーはこの街でも競争が激しいですからね
特にBスーパーとの競争が激しく1,2を争っ
ている そうしてこういった制度を取り入れたんでしょう」
俺「そ…そんな…」
女「仕方ないですよ ルール通りにするしかありません 俺さんも頑張ってください」
俺「…はい…」
女ちゃんはまたニッコリと笑うと車に乗り込んで走り去った
俺はただ自分の自転車の前に立ち尽くしていた
10: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:38:14.41 ID:ccvfasK90.net
次の日どうすることもできず俺には予定通り勤務するという選択肢しかなかった
俺「おはようございまーす…」
中年男「お！おはよう！」
オバサン「おはよう〜！今日も頑張りましょうね〜」
みんながみんな笑顔でこっちを見ている
俺「あ…はは…ありがとうございます」
その笑顔に心はあるのだろうか
俺は準備を済ませ仕事場に入る
すると昨日は気づかなかったがダンボールなどが散乱している職場の中央に長方形で大きめのモニターが付いた機械の様なものが設置してあるのに気付いた
その薄暗い職場には似つかわしくない近代的なものだ
俺「おはようございまーす…」
中年男「お！おはよう！」
オバサン「おはよう〜！今日も頑張りましょうね〜」
みんながみんな笑顔でこっちを見ている
俺「あ…はは…ありがとうございます」
その笑顔に心はあるのだろうか
俺は準備を済ませ仕事場に入る
すると昨日は気づかなかったがダンボールなどが散乱している職場の中央に長方形で大きめのモニターが付いた機械の様なものが設置してあるのに気付いた
その薄暗い職場には似つかわしくない近代的なものだ
11: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:38:51.91 ID:ccvfasK90.net
そのモニターをよく見ると従業員の名前とその横にシンプルなゲームなどでいう体力ゲージみたいなのがついていた
俺「これが…優しさメーター？」
その時職場に入ってきた中年男がたまたま近くに落ちていたダンボールのゴミを拾いゴミ箱に捨てた
すると俺の目の前のそのメーターの中年男のゲージが少し上がったのだ
俺「なっ…！」
中年男は上がったゲージをチラッと見るとニヤリと笑い自分の仕事を始めた
俺が呆然としていると次にオバサンが俺の裏に歩いてきた
オバサン「あら俺さん 服が乱れてるわよ ほらここちゃんと蝶蝶結びにしないと」
そう言ってオバサンは俺の腰元のエプロンの紐を結び直し始めた
するとどうだ 次はオバサンのゲージが上がり始めたのだ
俺「これが…優しさメーター？」
その時職場に入ってきた中年男がたまたま近くに落ちていたダンボールのゴミを拾いゴミ箱に捨てた
すると俺の目の前のそのメーターの中年男のゲージが少し上がったのだ
俺「なっ…！」
中年男は上がったゲージをチラッと見るとニヤリと笑い自分の仕事を始めた
俺が呆然としていると次にオバサンが俺の裏に歩いてきた
オバサン「あら俺さん 服が乱れてるわよ ほらここちゃんと蝶蝶結びにしないと」
そう言ってオバサンは俺の腰元のエプロンの紐を結び直し始めた
するとどうだ 次はオバサンのゲージが上がり始めたのだ
12: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:38:59.33 ID:43wbZaAQ0.net
久しぶり！待ってました！
13: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:39:31.31 ID:ccvfasK90.net
オバサン「…ふふっ」
この野郎…昨日は俺を無視しやがったくせに
オバサン「はいできたっ」
俺「あ…ありがとうござ」
オバサン「なにさっきからボサッと立ってるのよ 早くリーダーに指示聞いてきなさい」
俺「え…」
オバサンは俺の耳元で小声で呟くと同じようにそそくさと自分の仕事を始めた
女「俺さん」
俺「あ…女さん…」
女「大丈夫ですか？」
俺「やっぱ…おかしいですよ…こんなの」
女「今は…我慢してください」
この野郎…昨日は俺を無視しやがったくせに
オバサン「はいできたっ」
俺「あ…ありがとうござ」
オバサン「なにさっきからボサッと立ってるのよ 早くリーダーに指示聞いてきなさい」
俺「え…」
オバサンは俺の耳元で小声で呟くと同じようにそそくさと自分の仕事を始めた
女「俺さん」
俺「あ…女さん…」
女「大丈夫ですか？」
俺「やっぱ…おかしいですよ…こんなの」
女「今は…我慢してください」
14: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:40:30.18 ID:ccvfasK90.net
俺「…」
女「俺さんもここでお金貰えないと苦しいんでしょう？」
俺「…」
俺「…そうですよね」
そう…俺にはただ仕事をする
それしかできない
俺は昨日教わった仕事を必死にこなした
優しさメーターに気を使いながら
その日の勤務時間を終えた俺はメーターの前に立ち寄った
俺の優しさメーターは…全従業員の中で一番低かった
俺「そんな…！」
女「俺さんもここでお金貰えないと苦しいんでしょう？」
俺「…」
俺「…そうですよね」
そう…俺にはただ仕事をする
それしかできない
俺は昨日教わった仕事を必死にこなした
優しさメーターに気を使いながら
その日の勤務時間を終えた俺はメーターの前に立ち寄った
俺の優しさメーターは…全従業員の中で一番低かった
俺「そんな…！」
15: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:41:00.58 ID:ccvfasK90.net
俺は今日出来る限り頑張って仕事に取り組んだつもりだ
一位は…女ちゃんだった
当然だ 女ちゃんは元々が優しいから
女「俺さん…」
俺「あ…女さん」
女「この制度ではただ仕事をこなしているだけではダメなの」
俺「…つまり？」
女「気付いてますよね？みんな積極的に何か優しさを作り出そうとしている
いくら仕事を頑張っても優しさを見せないとゲージは上がらないんですよ」
俺「…なんだよそれ」
一位は…女ちゃんだった
当然だ 女ちゃんは元々が優しいから
女「俺さん…」
俺「あ…女さん」
女「この制度ではただ仕事をこなしているだけではダメなの」
俺「…つまり？」
女「気付いてますよね？みんな積極的に何か優しさを作り出そうとしている
いくら仕事を頑張っても優しさを見せないとゲージは上がらないんですよ」
俺「…なんだよそれ」
16: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:41:34.68 ID:ccvfasK90.net
女「…私たちも最初は困惑しました…でもお金を稼ぐためにはそうするしかないんです」
俺「…」
女「辛いけど…頑張ってください」
そう言って女ちゃんは控え室に戻っていった
俺は昨日と同様その場に立ち尽くしてしまった
翌日
俺「おはようございまーす！」
挨拶と共に勢いよくドアを開けると控え室の従業員達の一瞬困惑した表情が目に入った
女「お…おはようごさいます」
俺「あ、女さんおはようございまーすっ」
俺「…」
女「辛いけど…頑張ってください」
そう言って女ちゃんは控え室に戻っていった
俺は昨日と同様その場に立ち尽くしてしまった
翌日
俺「おはようございまーす！」
挨拶と共に勢いよくドアを開けると控え室の従業員達の一瞬困惑した表情が目に入った
女「お…おはようごさいます」
俺「あ、女さんおはようございまーすっ」
17: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:42:01.42 ID:ccvfasK90.net
中年男「え…あ…あはは
俺君かぁ…おはようおはよう！」
俺「おはようございまーす！今日も
頑張りましょうーね！」
中年男「お…おう…」
俺「皆さんも頑張りましょう〜！」
俺が従業服に着替えて控え室を出ようとすると女ちゃんが追うように笑顔で話しかけてきた
女「俺さんどうしたんですか？w
やっとふっきれました？w」
俺「まあそんな感じです
昨日考えたんですけど いくら俺が意地張ったって俺の生活が苦しくなるだけですから」
女「ふふっ そうですね 頑張りましょう」
俺「はい！」
俺君かぁ…おはようおはよう！」
俺「おはようございまーす！今日も
頑張りましょうーね！」
中年男「お…おう…」
俺「皆さんも頑張りましょう〜！」
俺が従業服に着替えて控え室を出ようとすると女ちゃんが追うように笑顔で話しかけてきた
女「俺さんどうしたんですか？w
やっとふっきれました？w」
俺「まあそんな感じです
昨日考えたんですけど いくら俺が意地張ったって俺の生活が苦しくなるだけですから」
女「ふふっ そうですね 頑張りましょう」
俺「はい！」
18: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:42:27.52 ID:ccvfasK90.net
俺はその日を境に優しさメーターを上げる事に専念した
俺は日を増すごとに徐々に成績を上げていった
俺には少し才能があるらしい
仕舞に俺はほぼ毎回職場でトップ3に入る成績を取るようになった
きっと周りは俺に嫉妬心を抱き始めているだろうが俺は気にせず無我夢中にメーターを上げた
女「俺さんっ」
俺「あ、女さん お疲れ様です」
女「お疲れ様です
すっかり職場に馴染めましたねっ」
俺「あははw そうですねw
出来るようになるとやりがいが出るものですね 仕事って」
俺は日を増すごとに徐々に成績を上げていった
俺には少し才能があるらしい
仕舞に俺はほぼ毎回職場でトップ3に入る成績を取るようになった
きっと周りは俺に嫉妬心を抱き始めているだろうが俺は気にせず無我夢中にメーターを上げた
女「俺さんっ」
俺「あ、女さん お疲れ様です」
女「お疲れ様です
すっかり職場に馴染めましたねっ」
俺「あははw そうですねw
出来るようになるとやりがいが出るものですね 仕事って」
19: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:42:58.54 ID:ccvfasK90.net
女「そうですよね」
俺「あ、中年男さん お疲れ様です」
中年男「…ちっ…成績良くなったからって調子に乗るな…」
中年男はブツブツと言いながら目も合わせず車に乗り込んでいった
女「…酷いですよね…」
俺「いや…もう慣れましたよw 裏ではいつもあんな感じなんでw」
女「そうなんだw」
俺「それじゃまた明日も頑張りましょう 俺裏でまともに話せるの女さんくらいしかいないんですからw」
女「それは私もですよ
俺さんみたいな人今までいませんでしたから」
俺「…ふっw」
女「ふふふw それじゃ失礼しますっ」
俺「また明日〜」
俺「あ、中年男さん お疲れ様です」
中年男「…ちっ…成績良くなったからって調子に乗るな…」
中年男はブツブツと言いながら目も合わせず車に乗り込んでいった
女「…酷いですよね…」
俺「いや…もう慣れましたよw 裏ではいつもあんな感じなんでw」
女「そうなんだw」
俺「それじゃまた明日も頑張りましょう 俺裏でまともに話せるの女さんくらいしかいないんですからw」
女「それは私もですよ
俺さんみたいな人今までいませんでしたから」
俺「…ふっw」
女「ふふふw それじゃ失礼しますっ」
俺「また明日〜」
20: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:43:30.21 ID:ccvfasK90.net
その後も俺の成績は止まることをしなかった
そして俺は遂に職場で優しさ一位を取るようになった
俺の生活は充実していた
しかしある日それは起こった
俺「おはようございまーす！」
「おはようー！」
「おはようございまーす！」
俺が笑顔で返事をしいつも通り従業服に着替えるべく自分のロッカーを開けた
そして俺は遂に職場で優しさ一位を取るようになった
俺の生活は充実していた
しかしある日それは起こった
俺「おはようございまーす！」
「おはようー！」
「おはようございまーす！」
俺が笑顔で返事をしいつも通り従業服に着替えるべく自分のロッカーを開けた
21: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:44:11.59 ID:ccvfasK90.net
すると中から何十ヶ所もハサミか何かで切った跡のある俺の従業服が落ちてきた それはとても着れるものではなかった
俺「うわぁっ！」
更にベコベコになったプラスチック製の名札が出てきた
中年男「どうした？…なっ…」
控え室にいた一同がその光景を見て驚いていた
そして次第に控え室がざわざわとし始めた
俺「……」
女「お…俺さん…」
俺「…」
俺は笑顔を作り皆の方を向いた
俺「大丈夫です 代用の服を貰ってきます」
俺「うわぁっ！」
更にベコベコになったプラスチック製の名札が出てきた
中年男「どうした？…なっ…」
控え室にいた一同がその光景を見て驚いていた
そして次第に控え室がざわざわとし始めた
俺「……」
女「お…俺さん…」
俺「…」
俺は笑顔を作り皆の方を向いた
俺「大丈夫です 代用の服を貰ってきます」
22: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:44:39.89 ID:ccvfasK90.net
女「あ…」
俺はそそくさと控え室を出て行った
皆きっと反応に戸惑っていただろう
こういう場面でも優しさメーターに気を使わなければならないんだから…
俺が代用の服に着替え職場に戻ると従業員一同から注目を受けた
それが心配からか自分の不安からか分からないが俺は笑顔を保った
俺「大丈夫ですよほら！代用の服頂けましたからっ
仕事しましょう仕事！」
俺はあくまでいつも通りをやり通した
そしていつも通り仕事を終えた
俺はそそくさと控え室を出て行った
皆きっと反応に戸惑っていただろう
こういう場面でも優しさメーターに気を使わなければならないんだから…
俺が代用の服に着替え職場に戻ると従業員一同から注目を受けた
それが心配からか自分の不安からか分からないが俺は笑顔を保った
俺「大丈夫ですよほら！代用の服頂けましたからっ
仕事しましょう仕事！」
俺はあくまでいつも通りをやり通した
そしていつも通り仕事を終えた
24: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:46:40.69 ID:ccvfasK90.net
中年男「女！どうせお前だろ！」
女「…えっ？」
俺「中年男さん…！」
俺が職場を出て女ちゃんと歩いていると後ろから追うように中年男が早歩きで話しかけてきた
中年男「あれやったのはお前だ
それしか考えられない…！」
女「え…ちょっと待ってくださいよっ」
俺「そうですよっ なんでそんなこと」
中年男「お前も分かるだろ？最近お前の成績が一位ばかりでこの女の成績は下降気味だ！それで嫌気がさしたんだろ！」
女「そんなっ…！」
俺「女さんはそんなことする人じゃありません」
中年男「…勝手に言ってろ」
中年男は早々とその場を後にした
女「…えっ？」
俺「中年男さん…！」
俺が職場を出て女ちゃんと歩いていると後ろから追うように中年男が早歩きで話しかけてきた
中年男「あれやったのはお前だ
それしか考えられない…！」
女「え…ちょっと待ってくださいよっ」
俺「そうですよっ なんでそんなこと」
中年男「お前も分かるだろ？最近お前の成績が一位ばかりでこの女の成績は下降気味だ！それで嫌気がさしたんだろ！」
女「そんなっ…！」
俺「女さんはそんなことする人じゃありません」
中年男「…勝手に言ってろ」
中年男は早々とその場を後にした
25: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:47:08.53 ID:ccvfasK90.net
俺「…」
女「…」
俺「大丈夫…俺は疑ったりしてないですよ」
女「俺さん…」
俺は少し泣きそうな女ちゃんの肩をポンと叩いた
俺「今日のことは終わりですよ…明日にはいつも通りで行きましょうよ
」
女「…はい」
翌日
控え室に入るといつもと何か違う雰囲気が漂っていた
俺はそれを感じ挨拶はせず小さく会釈しロッカーに向かった
女「…」
俺「大丈夫…俺は疑ったりしてないですよ」
女「俺さん…」
俺は少し泣きそうな女ちゃんの肩をポンと叩いた
俺「今日のことは終わりですよ…明日にはいつも通りで行きましょうよ
」
女「…はい」
翌日
控え室に入るといつもと何か違う雰囲気が漂っていた
俺はそれを感じ挨拶はせず小さく会釈しロッカーに向かった
26: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:47:37.19 ID:ccvfasK90.net
俺「な…！」
俺のロッカーに入った代用の服さえも同じように切り刻まれていたのだ
中年男「…お前もか…」
俺「も…？どういうことですか…」
中年男「見ろ」
中年男は俺と同じようにボロボロに切り刻まれた服を差し出した
俺「そんな…」
中年男「…俺だけじゃない 他の奴らもだ」
俺「え…！」
確かにそこにいる人達は私服のまま困惑した顔を浮かべていた
俺のロッカーに入った代用の服さえも同じように切り刻まれていたのだ
中年男「…お前もか…」
俺「も…？どういうことですか…」
中年男「見ろ」
中年男は俺と同じようにボロボロに切り刻まれた服を差し出した
俺「そんな…」
中年男「…俺だけじゃない 他の奴らもだ」
俺「え…！」
確かにそこにいる人達は私服のまま困惑した顔を浮かべていた
27: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:48:12.82 ID:ccvfasK90.net
控え室にいるほとんどの人が何か物言いたげにしている
その雰囲気は何とも異様だった
その原因は言うまでもなく優しさメーターだ
こういう状況でどう言えば正しいのか
何が優しさに繋がるのか
それが頭の片隅でうろうろとするのだ
すると遅れて女ちゃんが控え室に入ってきた
女「おはようございまぁ…す…」
彼女もその雰囲気に気付いたようだった
女「…どうかされたんですか？」
誰も何も答えない
些細な一言が優しさメーターの降下に繋がるかもしれないからだ
その雰囲気は何とも異様だった
その原因は言うまでもなく優しさメーターだ
こういう状況でどう言えば正しいのか
何が優しさに繋がるのか
それが頭の片隅でうろうろとするのだ
すると遅れて女ちゃんが控え室に入ってきた
女「おはようございまぁ…す…」
彼女もその雰囲気に気付いたようだった
女「…どうかされたんですか？」
誰も何も答えない
些細な一言が優しさメーターの降下に繋がるかもしれないからだ
28: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:48:47.22 ID:ccvfasK90.net
女ちゃんは困惑しながらロッカーを開けた
彼女の服は…無事だった
その時俺の横にいた中年男が声を荒げた
中年男「女！やっぱりお前が犯人だろぉ！」
女「え…え…！」
控え室にいた全員が驚きの表情を隠せなかった
中年男「もう限界だぁ！こんなことやってられるかぁ！」
俺「ちょ…中年男さん…！」
中年男「なんで俺達はこんな思いしなくちゃならない！」
中年男が中央の大机を大きく叩いた
彼女の服は…無事だった
その時俺の横にいた中年男が声を荒げた
中年男「女！やっぱりお前が犯人だろぉ！」
女「え…え…！」
控え室にいた全員が驚きの表情を隠せなかった
中年男「もう限界だぁ！こんなことやってられるかぁ！」
俺「ちょ…中年男さん…！」
中年男「なんで俺達はこんな思いしなくちゃならない！」
中年男が中央の大机を大きく叩いた
29: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:49:19.50 ID:ccvfasK90.net
俺「中年男さん…！今は我慢してください…！」
中年男「何言ってやがる！お前も分かってるだろ！？あの女が犯人だって！嫌がらせして俺達の優しさメーターを下げようしてんだ！」
俺「…」
女「…俺さん…！」
中年男「あの女が狂わそうとしてる！違うか！」
俺「…」
俺「…ふっw」
中年男「何笑ってる！」
俺「いい加減にしろよ！」
女「…！」
中年男「何言ってやがる！お前も分かってるだろ！？あの女が犯人だって！嫌がらせして俺達の優しさメーターを下げようしてんだ！」
俺「…」
女「…俺さん…！」
中年男「あの女が狂わそうとしてる！違うか！」
俺「…」
俺「…ふっw」
中年男「何笑ってる！」
俺「いい加減にしろよ！」
女「…！」
30: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:50:04.63 ID:ccvfasK90.net
俺「…俺も限界だ…こんなメーターに縛られるのはもう…嫌だ…！
言わせてもらう…女さんは犯人じゃない！俺はずっと彼女を見ていた！でも彼女は絶対にそんなことする人じゃない！」
オバサン「なに無茶苦茶言ってるの！」
俺「なに？」
女「ま…まって…」
従業員達が口々にものを言い始めた
「そんな…まだ理由はないだろ！」
「皆…落ち着きましょうよ…！」
「女が犯人に決まってる」
「女さんが犯人だって証拠出せよ！」
「争いはやめようよ！」
言わせてもらう…女さんは犯人じゃない！俺はずっと彼女を見ていた！でも彼女は絶対にそんなことする人じゃない！」
オバサン「なに無茶苦茶言ってるの！」
俺「なに？」
女「ま…まって…」
従業員達が口々にものを言い始めた
「そんな…まだ理由はないだろ！」
「皆…落ち着きましょうよ…！」
「女が犯人に決まってる」
「女さんが犯人だって証拠出せよ！」
「争いはやめようよ！」
31: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:50:10.70 ID:8MyeteQa0.net
面白い
32: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:50:37.21 ID:ccvfasK90.net
女「…」
俺「…もう…終わりだ」
俺「あんなメーターあるからこんなことに…」
もう誰もメーターの事など気にしていなかった
すると騒ぎを嗅ぎつけたのかドアを開け入ってきたのは社長だった
社長「…何があったんです？…とっくに勤務時間は始まってますよ」
女「社長…！」
俺「…もう…終わりだ」
俺「あんなメーターあるからこんなことに…」
もう誰もメーターの事など気にしていなかった
すると騒ぎを嗅ぎつけたのかドアを開け入ってきたのは社長だった
社長「…何があったんです？…とっくに勤務時間は始まってますよ」
女「社長…！」
33: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:51:06.41 ID:ccvfasK90.net
中年男「…社長…あんたがまさか裏で引っ張ってんじゃないだろうな…」
社長「どういうことです？」
オバサン「なんでそうなるのよ！」
俺「…いや…まさか…従業員を試すためにやったとかじゃないですよね？」
社長「何を言ってるんだあなた達…
それよりもこのスーパーでの鉄則はどうしたんです？」
俺「いい加減にしろ」
社長「…なに…？」
俺「何が優しさメーターだ！そんなもののせいでこういう事になるんだろ！」
社長「どういうことです？」
オバサン「なんでそうなるのよ！」
俺「…いや…まさか…従業員を試すためにやったとかじゃないですよね？」
社長「何を言ってるんだあなた達…
それよりもこのスーパーでの鉄則はどうしたんです？」
俺「いい加減にしろ」
社長「…なに…？」
俺「何が優しさメーターだ！そんなもののせいでこういう事になるんだろ！」
34: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:51:39.56 ID:ccvfasK90.net
社長「君…規律を乱すような発言は…！」
俺「うるせぇ！お前は店の経営ばかりで従業員の気持ちを見落としてる！いくら儲かっても仕事にやりがいがなければいずれこうやって乱れてくんだ！」
社長「な…」
場が静まり返る
俺「…もう俺は降りる」
社長「え？」
俺「こんな仕事やってられるか
今日限りで辞めさせてもらう」
女「えっ…！」
社長「…！」
俺「うるせぇ！お前は店の経営ばかりで従業員の気持ちを見落としてる！いくら儲かっても仕事にやりがいがなければいずれこうやって乱れてくんだ！」
社長「な…」
場が静まり返る
俺「…もう俺は降りる」
社長「え？」
俺「こんな仕事やってられるか
今日限りで辞めさせてもらう」
女「えっ…！」
社長「…！」
35: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:52:10.93 ID:ccvfasK90.net
中年男「…もういい…俺も辞める…俺も気付かない内にやりがいを失ってた…」
社長「なっ…！」
「…俺も辞める！」
「俺も」
「わたしも辞める」
社長「何を…何を言ってるんだ貴様ら…！」
俺「これが皆の気持ちだよ…」
社長「…そんな…」
社長は肩を落とした
社長「なっ…！」
「…俺も辞める！」
「俺も」
「わたしも辞める」
社長「何を…何を言ってるんだ貴様ら…！」
俺「これが皆の気持ちだよ…」
社長「…そんな…」
社長は肩を落とした
36: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:52:41.33 ID:ccvfasK90.net
結局従業員の半数が辞めた その中には女ちゃんも入っていた
優しさメーターも廃止になった
案の定Aスーパーには大きなダメージが出たらしい
そりゃそうだ 一気に従業員が減り 給料を上げ緊急にバイトを応募するがすぐには集まらない
なにより今までの「優しさ制度」を廃止にしたのが大きな変化だろう…
優しさメーターも廃止になった
案の定Aスーパーには大きなダメージが出たらしい
そりゃそうだ 一気に従業員が減り 給料を上げ緊急にバイトを応募するがすぐには集まらない
なにより今までの「優しさ制度」を廃止にしたのが大きな変化だろう…
37: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:53:18.19 ID:ccvfasK90.net
中年男「上手くいったな」
俺「そうですね…」
俺は煙草を吸う中年男の横でニヤリと笑った
中年男「…さすが成績トップの男は違うねぇw」
俺「何を言ってるんですか…中年男さんこそ良い演技でしたよ」
中年男「お前にゃかなわねぇよ」
俺「強いて言うならあの女を…俺のものにしたかったですが」
中年男「ふはははw 強欲な奴だｗｗ」
俺「そうですね…」
俺は煙草を吸う中年男の横でニヤリと笑った
中年男「…さすが成績トップの男は違うねぇw」
俺「何を言ってるんですか…中年男さんこそ良い演技でしたよ」
中年男「お前にゃかなわねぇよ」
俺「強いて言うならあの女を…俺のものにしたかったですが」
中年男「ふはははw 強欲な奴だｗｗ」
39: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:54:11.31 ID:ccvfasK90.net
俺「まあこれでこちらに大量に金が入る訳ですね」
中年男「ミッションクリアしたんだからそういうこった！」
俺「ククク…所詮仕事のやりがいは金の量ですよw」
中年男「フフフ…何はともあれ…乾杯だ」
俺「はい」
俺達はBスーパーの控え室で酒を呑んみかわした
何を隠そう俺達二人はBスーパーからのスパイだったからだ
そう 今までの出来事は全て俺と中年男の自作自演
ある日競争の激しいAスーパーで優しさ制度があることを知ったうちの企業は急遽中年男をAスーパーにスパイとして派遣した
そして時間が立ったところでBスーパーでトップの成績を持つ俺がトドメを差しに行ったわけだ
企業の争いは命懸けなのだ…
中年男「ミッションクリアしたんだからそういうこった！」
俺「ククク…所詮仕事のやりがいは金の量ですよw」
中年男「フフフ…何はともあれ…乾杯だ」
俺「はい」
俺達はBスーパーの控え室で酒を呑んみかわした
何を隠そう俺達二人はBスーパーからのスパイだったからだ
そう 今までの出来事は全て俺と中年男の自作自演
ある日競争の激しいAスーパーで優しさ制度があることを知ったうちの企業は急遽中年男をAスーパーにスパイとして派遣した
そして時間が立ったところでBスーパーでトップの成績を持つ俺がトドメを差しに行ったわけだ
企業の争いは命懸けなのだ…
40: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:54:55.25 ID:ccvfasK90.net
女「あ…すいません今日からこちらのBスーパーで働かせていただくことになりました」
男「あ…君が言ってた子か こっちこっち」
女「失礼します…」
男「君これまで仕事の経験は？」
女「あ…実は前までAスーパーで働いていたんですが…そこの制度が合わなくて」
男「へぇ…優しさ制度…かな？」
女「え？知ってらっしゃるんですか？」
男「あー…まあね」
女「？」
男「あ…君が言ってた子か こっちこっち」
女「失礼します…」
男「君これまで仕事の経験は？」
女「あ…実は前までAスーパーで働いていたんですが…そこの制度が合わなくて」
男「へぇ…優しさ制度…かな？」
女「え？知ってらっしゃるんですか？」
男「あー…まあね」
女「？」
42: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:55:42.28 ID:ccvfasK90.net
男「あ、いたいた
今日から君に仕事のやり方指導する奴紹介するよ」
男「彼だよ」
女「あ…よろしくおねが…え！？」
俺「どうも 今日から女さんの担当になった俺です」
女「…え？え？…俺さん？」
俺「うちの制度少し厳しいかもしれないけど頑張りましょうね」
女「なん…で…」
俺が笑顔で彼女の肩をポンポンと叩くと職場の中央にある俺のメーターのゲージが上がった
そう 優しさメーターのゲージが
俺「じゃあ行きましょうか」
振り返り歩き出した俺はニヤリと笑っていた
所詮は金の量なのだ
end
今日から君に仕事のやり方指導する奴紹介するよ」
男「彼だよ」
女「あ…よろしくおねが…え！？」
俺「どうも 今日から女さんの担当になった俺です」
女「…え？え？…俺さん？」
俺「うちの制度少し厳しいかもしれないけど頑張りましょうね」
女「なん…で…」
俺が笑顔で彼女の肩をポンポンと叩くと職場の中央にある俺のメーターのゲージが上がった
そう 優しさメーターのゲージが
俺「じゃあ行きましょうか」
振り返り歩き出した俺はニヤリと笑っていた
所詮は金の量なのだ
end
43: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:56:08.37 ID:ccvfasK90.net
おわり
44: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:56:37.15 ID:43wbZaAQ0.net
おつ！面白かった
45: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:56:44.49 ID:8MyeteQa0.net
乙
楽しかった
楽しかった
46: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:56:53.53 ID:ccvfasK90.net
結局自分でも何が言いたかったか分からんわ
48: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 21:57:41.76 ID:ccvfasK90.net
ありがとうありがとう
51: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 22:02:45.18 ID:tpyvydif0.net
面白かった。
まさかのスパイだった展開
まさかのスパイだった展開
52: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 22:03:40.99 ID:RrEekM3Qi.net
おもろでした。
暇だったら続編投下まってます。
暇だったら続編投下まってます。
53: ﾊﾞｲﾄﾘｰﾀﾞｰ ◆ew42KG45Es ＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 22:09:20.54 ID:ccvfasK90.net
見てくれた人ありがとう
最近文章書く力が衰えてるの 変だったとおもう
なんか単語とかが出てこないの
最近文章書く力が衰えてるの 変だったとおもう
なんか単語とかが出てこないの
55: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/18(月) 22:44:26.06 ID:pKuLygNR0.net
世にも奇妙レベルだね
内部分裂はありきたりだけど優しさメーターが斬新だった。
内部分裂はありきたりだけど優しさメーターが斬新だった。
61: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/19(火) 00:34:30.87 ID:2TKzZdNg0.net
乙
面白かった
面白かった
60: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/19(火) 00:27:22.40 ID:NezJinLz0.net
鎌鼬の夜とかにありそうな話でしたね
面白かったです
面白かったです
62: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／ 2014/08/19(火) 06:13:21.81 ID:C3YsDPYN0.net
星新一かとおもたよ
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1408365203/
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1 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 01:26 ▼このコメントに返信 長いしおもんない
しばくぞ
2 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 01:28 ▼このコメントに返信 こくがちょっとおちたきがするでもかきれはあるな
3 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 01:29 ▼このコメントに返信 星新一だと言おうと思ったら言われてた
4 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 01:34 ▼このコメントに返信 プロではないなと
でもがんばったよな世にも奇妙な風には
5 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 01:51 ▼このコメントに返信 世にも奇妙な物語っぽくてよかったわ
6 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 02:12 ▼このコメントに返信 正直おもしろかったｗ
7 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 02:26 ▼このコメントに返信 「何を言ってるんだ貴様ら」で吹いた
8 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 02:40 ▼このコメントに返信 メーターをチェック出来るのに服を切るのはチェックできないのか・・・
9 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 03:37 ▼このコメントに返信 これはおもろいねぇーセンスあるわ
10 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 03:49 ▼このコメントに返信 茶髪男「おー！よろしく！」
までは読んだ
11 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 03:59 ▼このコメントに返信 メーターはいいんだが、一人称の主人公でこのオチはどうなんだろうって気も
服切って女疑われるとこから更に引っ掻き回して欲しかったわ
12 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 04:06 ▼このコメントに返信 おもしろかったぁ
つい、読みふけってしまったＷ
13 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 05:32 ▼このコメントに返信 世にも奇妙な物語の雰差値教育だな
14 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 05:52 ▼このコメントに返信 スレタイの時点でセンスなさすぎて読む気せんわ
15 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 07:08 ▼このコメントに返信 実体験かと思ったらSSかよ。
創作ならほかでやりゃいいのにと思う。
16 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 07:51 ▼このコメントに返信 よにきみょ！よにきみょ！
17 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 07:52 ▼このコメントに返信 君をスカウトしたいんだがどうすればいい？
18 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 08:01 ▼このコメントに返信 つまんなすぎて死んだ
19 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 09:27 ▼このコメントに返信 世にも奇妙みたいだな。最近はよくわからない、オチも微妙な話も多いし、それよりは遥かに面白かった
20 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 09:34 ▼このコメントに返信 書き方は結構違うけど、たしかに星新一に通じるものはあるな。セリフが多いショートショートってとこなかな。
21 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 09:58 ▼このコメントに返信 コメに評論家気取り多くて面白い
22 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 10:10 ▼このコメントに返信 これすら読めない文盲がいるのか…
23 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 10:11 ▼このコメントに返信 優しさメーターのデメリットが見えてこない。
勤務時間外に陰口叩いてるのは中年がギスギスした雰囲気をわざと作ったからか？
じゃなけりゃ和やかに進みそうなもんだが。
24 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 10:37 ▼このコメントに返信 >20
同意
星新一もこういう、ありそうでない感じのショートショート書いてるよね。遠大な計画とか
25 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 10:47 ▼このコメントに返信 おもろかったよ！
26 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 11:00 ▼このコメントに返信 頭と最後の方だけでお腹いっぱいです
27 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 11:51 ▼このコメントに返信 ありきたり
28 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 14:27 ▼このコメントに返信 最近の世にも奇妙なはつまんないよなぁ…
29 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 18:48 ▼このコメントに返信 星新一っぽい
面白いと思う
30 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 20:29 ▼このコメントに返信 バイトリーダーの話の中では面白くない方
31 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 20:49 ▼このコメントに返信 優しさメーターのデメリット＝プライバシーの損害
32 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月21日 21:06 ▼このコメントに返信 これってげんふうけいだよね？
33 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月22日 00:18 ▼このコメントに返信 何気におもしろかった！
スレタイで読む気失せるとか言ってるやつ、わざわざ米だけ書き込みにきてんの？ｗｗ
かまってちゃんかな？ｗｗｗｗ
34 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月22日 07:24 ▼このコメントに返信 星新一ファンが増えてるな
35 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月22日 08:08 ▼このコメントに返信 「戸惑った」だの「満足げに」だの、スパイである俺の内心の描写はしちゃだめだよ。
最後に取って付けたようにスパイだった、って言われてもねえ。
36 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年08月22日 12:52 ▼このコメントに返信 読む気失せるとかほざいてる低脳www
37 名前 ： 暇つぶしの名無しさん投稿日：2014年12月14日 20:54 ▼このコメントに返信 話は面白いけど日本語が壊滅的
なにが星新一だこんなもん山田悠介レベルだわ