男「……すみません」
同僚女「だって、いい年してお母さんにご飯とか作ってもらってるんでしょ?」
男「はい……」
同僚女「悪いけど、あなたを一人前の男として見ることはできないなー」
男「そうですよね……」
これ

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男「なんですか?」
同僚女「私のマンションで暮らさない?」
男「ど、どういうことですか?」ドキドキドキ
同僚女「やだ、そんなに身構えないでよ!」
同僚女「私も夜一人だと寂しいことがあるし、もう一人ルームメイトが欲しいなーぐらいの感覚よ」
男「そういうことですか……」
同僚女「私もそこらへんはサバサバしてるから、全然気にしないし」
同僚女「ねえ、どう?」
男「そうですね……」
男「ぼくはいいんですけど、お父さんとお母さんが許してくれるかどうか……」
同僚女「そんなのいい大人なんだし、許してくれるに決まってるじゃない!」
男「でも……」
同僚女「だったらこうしよう」
同僚女「私があなたのお父さんとお母さんを説得してあげる!」
同僚女「これでどう?」
男「いいんですか?」
同僚女「私から提案してるんだしね、それぐらいはやらなきゃ」
男「じゃあ今日はぼくの実家にご案内します!」
同僚女「よろしくね」
同僚女「あ、そうだ。リポビタンD飲んでおこっと」グビッ
ガタンゴトン… ガタンゴトン…
同僚女「電車はどこまで乗るの?」
男「終点までです」
同僚女「へえ、結構遠いのね」
同僚女(こりゃ帰りは結構遅くなっちゃうかも……まあいいけど)
同僚女「ここからはどうするの? バス? それとも自転車かなにか?」
男「いや……どっちでもないですよ」ピューイッ
魔女「ひっひっひ、呼んだかい?」ヒュオッ
男「今日もよろしく頼むよ」
同僚女「ホウキに乗った……魔女!?」
魔女「さあ、乗っておくれ。飛ばすからねえ」
ドヒュンッ!
同僚女「新幹線より、ずっと速い!」
魔女「はい、到着だよ」
魔女「あたしの力で送れるのはここまでだ。どうか許しておくれ……」シクシク…
男「ありがとう。泣かないで、魔女のおばあちゃん」
男「さ、ここからは歩きましょう」
同僚女「うん」
同僚女(ホウキを降りた私の目の前には広大な密林が広がっていた――)
男「ここを通らないと、ぼくの実家にはたどり着けないんです」
男「さ、入りますよ!」ガサガサ…
同僚女「ええっ、まだ心の準備が!」
男「密林の中では、無数の毒蛇や虎が襲ってきますから、なるべく気配を消して下さいね」
同僚女「消し方なんて分からないわよ!」
男「はっ!」ベシッ
毒蛇「シュルル……」ビクンビクン
虎「ガルルァッ!」
男「とうっ!」バシッ
虎「ガルゥ……」ドサッ
同僚女「殺しちゃったの……?」
男「いえ気絶させただけです」
同僚女(日頃頼りない彼が毒蛇や虎を手刀でやっつけていく姿は、まさに驚きであった)
同僚女「土石流みたいな川ね……」
男「時速300km以上で流れてますからね」
男「しかも、川の中には恐竜をも9.58秒で食い尽くすスーパーピラニアがいます」
同僚女「そんな……! どうやって渡ればいいのよ!?」
男「もちろん、こうします」ヒョイッ
男「あなたを肩車してぼくが渡れば、安心です」ザブザブ…
同僚女「でもピラニアが……!」
男「大丈夫、スーパーピラニアの牙といえど、ぼくの体には歯が立ちませんから」ザブザブ…
同僚女(彼のいうとおり、無数のスーパーピラニアが彼を食べようとしては、脱落していった)
兵士B「殺っちゃう? 殺っちゃう? ウーパールーパー?」
兵士C「久々の獲物だぜ!」
同僚女「やっと川を渡り切ったと思ったら、なんなのよあいつら!?」
男「心配いりません。ただの血に飢えた兵士ですよ」
男「ですが、装備はAK47やM16とあなどれません! 気をつけて下さい!」
ガガガガガガガッ
男「ぼくが盾になります!」キキキキキキンッ
男「さあ、先を急ぎましょう!」キキキキキキンッ
男「ある程度攻撃したら、彼らは満足して巣に戻りますから!」キキキキキキンッ
同僚女「ひいいいっ!」
同僚女「なんなの、この吊り橋……」
同僚女「手すりがないし、幅が10センチぐらいしかない上に、底が見えない……」
男「落ちると無限地獄へまっさかさまです」
同僚女「無限地獄ってなに?」
男「文字通り、永遠に無限大の苦痛を味わわされる地獄です」
男「なので、決して落ちないように」
同僚女「そんなこといわれても……きゃっ!」ズルッ
同僚女「きゃあああ、落ちるぅぅぅぅぅぅっ!」
男「大丈夫です! ファイトーッ!」グイッ
同僚女「いっぱーつ!」
男「ね?」ニコッ
同僚女「リポビタンD飲んでおいてよかったわ……」
同僚女「きゃああっ! ドラゴンだわ! 初めて見た!」パシャッパシャッ
男「ぼくらを通せんぼするつもりのようですね」
男「30秒待ってて下さい。すぐに決着をつけます!」
男「行くぞ!」
ドラゴン「ギャァァァァス!」
男「くっ!」
ドラゴン「火を吐く! ……と見せかけてジャブ!」シュッ
ドラゴン「ジャブ! ジャブ!」シュッシュッ
ドラゴン「尻尾を振りまわす! ……と思わせてジャブ!」シュッ
男「くっ……!」
同僚女(なんというジャブの連打! 男君が防戦一方だわ! アドバイスしないと!)
同僚女「男君、ボクサーは足への攻撃に弱いわ!」
男「なるほど! ローキック!」ベシッ
ドラゴン「いてっ! ギ、ギブアップ!」
ビュオォォォォォ……!
同僚女「さ、寒い!」
男「なにしろ−150℃ですからね……」
男「ぼくが抱きしめてれば、寒いですが体温低下は防げます」ギュッ…
男「しばらく我慢して下さい」
同僚女「あ、あ、ありがと……」ガチガチ…
同僚女「今度は暑いわ……」
男「ここは溶岩地帯です。あの溶岩に触れたら、骨はおろか魂まで溶けてしまいます」
男「絶対に触らないようにして下さいね」
同僚女「ノドが渇いちゃった……」
男「でしたら、ぼくの汗をなめて下さい」
同僚女「うん……あ、ポカリスエットの味がする!」ペロペロ…
男「ぼくは七種類の汗を出せますから」
同僚女「なんなのこいつ!?」
男「クイズ魔神です。彼のクイズを間違えると即死しますので、うかつに声を出さないように!」
同僚女「うん!」
クイズ魔神「問題」
クイズ魔神「ぼたもちは春はぼたもち、秋はおはぎと呼ぶが、夏と冬は?」
男「夜船と北窓!」
クイズ魔神「正解だ。通るがいい」
同僚女「まぁ、光り輝いていてキレイな空間ね……まるで天国だわ」
天使A「コッチヘオイデ……」
天使B「イラッシャイ……」
同僚女「可愛らしい坊やたちだこと……」
男「ダメです! 天使の誘いに乗ってはいけません!」
同僚女「えっ!?」
男「誘いに乗ったら最後、一瞬で魂を抜き取られてしまいます!」
同僚女「危ないとこだったわ!」
同僚女「うん……」
同僚女「ところで、もう一週間ぐらい経過したけど、会社どうしよう……」
男「大丈夫ですよ、この地域は時間の進み方がとても早いんです」
男「なので、会社を出てからまだ二時間と経っていません」
同僚女「そうなんだ……」
同僚女「でも老けるのが早くなっちゃったりしない?」
男「その点はご心配なく!」
同僚女(雷雲の谷、死神軍団、絶望の集落、ハイパーブラックホールなどを突破し、ようやく……)
男「さ、見えましたよ!」
男「あれがぼくの実家です!」
同僚女「わぁっ、大きい! まるでお城じゃない!」
男「お父さんはここら一帯の王なので……」
同僚女「へえ、そうなんだ」
男「どうぞ! 中にお入り下さい!」
男「どんな人といわれても、普通の人ですよ。平凡な両親です」
同僚女「うーん……たとえば身長は?」
男「どちらも160ぐらいですね」
同僚女「へぇ〜、男君は170はあるのに、二人とも小さいんだ」
母(160mm)「お帰りなさい」
同僚女(やっぱりこういうことか……)
男「あのお父さんお母さん、今日はぼくから頼みがあるんだ」
父「なんだい?」
母「なにかしら?」
同僚女(あ、お母さんの方が声が大きいんだ)
男「だから今日でこの家を出ていく!」
父「な、なんだと!?」
母「いけないわ、そんなこと!」
男「!」ビクッ
男「ど、どうして……?」
母「ええ、外の世界はあまりにも危険すぎるわ!」
男「ううっ……それはそうだけど……」
父「だろう?」
母「実家を出るのはもっと経験を積んでからになさい」
同僚女(ここは私が助け船を出さないと!)
同僚女「なにいってるんですか! 外の世界よりこの世界の方がよっぽど危険ですよ!」
父「うむむ……」
母「うぐぐ……」
父「この娘のいうとおり、危険かもしれぬ」
母「おっしゃるとおりね、あなた」
同僚女(そういうことじゃないけどまあいいや)
父「しかしなぁ……」
母「そんな急にはねえ……」
男「お願いだよ、お父さんお母さん!」
父「うむむむ……わしは押しに弱いのだ……」
父「お嬢さん、息子をよろしくお願いします」
母「甘やかして育ててしまったから苦労するかもしれないけど、よろしくね」
同僚女「はいっ!」
同僚女「これで私たち、晴れて一緒に暮らせるわね!」
男「嬉しいです!」
同僚女「ここが私のマンションよ」
男「広いですし、キレイな部屋ですね〜」
男(それにいい匂いがする……)クンクン
同僚女「実はさ……」
同僚女「私、ホントはあなたにそんなに興味ってなくて」
同僚女「ちょっとの間、二人暮らしってのをやってみたかった、ぐらいのつもりだったんだよね」
同僚女「どうせあなたなら、手ぇ出してこないって分かってたし」
男「あ、そうなんですか……(やっぱり……)」
同僚女「だけど、私……あの実家への旅路であなたに本気で惚れちゃったみたい」
同僚女「あんなにたくましくて頼りがいがあるなんて、知らなかったから……」
男「え……!?」
男「え、え……!?」
男「あ、あのっ! ぼくそういうのしたことなくって……」ドキドキ…
同僚女「大丈夫、手取り足取り教えてあげるから……」
同僚女「今日は危険日だけど……いいよね?」スッ…
男「あ、あの……ぼくっ……あっ……!」ドサッ
男(お父さん、お母さん……外の世界はやっぱり危険な魅力でいっぱいです……!)
おわり
良かったぜ

【イチオシ】友だちといつでも「協力」&「対戦」が楽しめる!
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引用元: http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1482161460/



























































































1 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:13 ▼このコメントに返信 いいな
2 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:14 ▼このコメントに返信 スゲー村のSS思い出した。
3 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:22 ▼このコメントに返信 唐突にドラゴン喋り出してて草不可避
4 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:31 ▼このコメントに返信 いいオチやん・・・
5 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:32 ▼このコメントに返信 飛ばしながら読んだら意味不明すぎて読み直す羽目になった
6 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:40 ▼このコメントに返信 女叩きスレか実家暮らし社会人叩きのスレかと思ったら…w好き
7 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:40 ▼このコメントに返信 可愛いんかそいつ?
田嶋陽子で再生された
8 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:50 ▼このコメントに返信 この勢い好き
9 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:52 ▼このコメントに返信 イイハナシダナー
10 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 20:59 ▼このコメントに返信 1しか読んでないけど、相手の家庭状況しらないで平気でこういうこと言ってくる奴いるな
何様だよ
11 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:00 ▼このコメントに返信 瞬間凍結しないのか-150℃
12 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:01 ▼このコメントに返信 高橋まつり定期
13 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:10 ▼このコメントに返信 ハイパーブラックホール超気になるんだけど
14 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:20 ▼このコメントに返信 終点ギリギリの距離が魔法使いきてくれる限度ワロタ
15 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:25 ▼このコメントに返信 >>13
超新星みたいなもんだよ(適当
16 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:48 ▼このコメントに返信 絶望の集落ってなんだよ
17 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 21:58 ▼このコメントに返信 ワイ実家暮らしやが、親の介護+料亭勤務やからメシの家事全般も全部ワイがやっとるが...。
睡眠時間が平均3時間ぐらいで超きつい。
ヤバイとか何がヤバイんか?親の面倒見ることがそんなにヤバイんか?見捨てろってことか?
親の面倒も見るなとか思うようなクソ野郎にそんなこと言われとうないわ。
18 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 22:11 ▼このコメントに返信 下手ななろうより面白い。
19 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 22:13 ▼このコメントに返信 はいはいラブコメと思って開いたらランボースレだった
20 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 22:20 ▼このコメントに返信 やさしい世界
21 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 23:04 ▼このコメントに返信 まだこんな文を書ける猛者がいるんだな
22 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 23:07 ▼このコメントに返信 米17
体壊さないように頑張れよ!
23 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 23:32 ▼このコメントに返信 ドラゴンわろたわ
いてっ!が何故かツボって爆笑してた
24 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 23:34 ▼このコメントに返信 好き
25 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月21日 23:49 ▼このコメントに返信 予想外すぎて面白かった
26 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月22日 00:20 ▼このコメントに返信 ワイ新卒、何故か親の家のローンを払うことになり一人暮らしどころでなくなる
27 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月22日 02:13 ▼このコメントに返信 川渡ったところから家族出てくるところまで飛ばしたわ
コメ欄見てドラゴンが出ている事を知った
28 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2016年12月22日 21:58 ▼このコメントに返信 ごめん途中で脱落