母「このところ家計が苦しいものねえ……」
父「ああ……夏のボーナスも期待できそうもないし……」
母「当分、ごちそうは食べられそうもないわね……」
子供「……いや、そんなことはない。簡単に金を稼ぐ方法がある」
父「え?」
子供「募金だ……募金をやるのだ」

【ネトゲ好き必見】スマホなのにまさかのオープンワールド実装!セールス2位を獲得し絶好調「崩壊3rd」
母「そうよぉ〜、“ごちそう食べたいからお金ください”なんて募金しても、くれる人なんていないわよ」
子供「バカどもが……少しは頭を使え」
子供「よく駅前でやってるだろう……≪○○ちゃんを救う会≫みたいなやつを」
父「ああ、やってる、やってる! たまに小銭入れたりするよ」
子供「あれをやるのだ……オレが心臓病だということにしてな」
父「なるほど!」
父「よぉし、息子を心臓病だってことにして、募金で金を集めよう!」
母「そうね!」
子供「……」ニヤリ
父「息子は心臓病なんです!」
母「多額の治療費がないと死んでしまうんです!」
父「どうか皆さま、私たちの息子をお救い下さい!」
子供「……」
ワイワイ…… ガヤガヤ……
父「おほっ、さっそく集まってきた!」
母「世の中冷たくなったなんていわれてるけど、結構いい人って多いものね!」
子供「……」
父「今日一日で8000円も集まったよ!」
母「これだけあれば、十分ごちそうを食べられるわね!」
子供「足りん」
父母「ふぇ?」
子供「もっとだ……もっと集めるのだ」
子供「もっと金を集めるのだァッ!!!」
父「う〜ん……」
母「昨日に比べて、あまり人が来ないわねえ」
父「さすがに二日目ともなると、反応がイマイチだな」
子供「……やむをえんな」
父「え!?」
母「大丈夫!?」
子供「バカどもが……演技に決まってるだろうが」ボソッ
子供「キサマらも、とっとと同情を集めるような芝居をしろ!」
父母「は、はいっ!」
募金詐欺が軽々しくできない
母「皆さんからの募金が必要なんです……!」
チャリン… チャリン… チャリリン… パサッ チャリン… パサッ チャリン…
父「うおお、すごい勢いで金が集まっていく!」
母「お札を入れてくれる人まで現れたわ!」
母「すごいわ〜! これなら相当いいものが食べられるわよ!」
子供「まだだッ!!!」
父母「うぇ!?」
子供「もう路上では埒があかん……ネット上でも呼びかけるのだ!」
父「まだやるんすか!?」
母「今が止め時だと思うけど……」
子供「やるのだ!!!」
子供「ぐっ……! 静まれ、オレの心臓(ヘルツ)……!」
子供「オレは大人になれず、死んじまうのか……! ああ、大人になりたかった……」
子供「やべぇぜ……こりゃ大金がなきゃとても治せねえ!」
子供「みんなの募金、待ってるぜ!!!」
母「口座に次々とお金が振り込まれていくわ!」
子供「そうか」
父「……」
父(これだけのことをしでかしといて、この反応……)
父(我が子ながら……恐ろしいほどの度胸だなぁ……)
父「あ、あなたは……!」
母「あの有名な窓メーカーの……!」
ビル・ゲイツ「1億ドル寄付シマース!」ポンッ
父「リアリィですか!?」
母「センキューベリーマッチ!」
子供「……」
石油王「思う存分オイルマネーで儲けてくれたまえ」
父「いやー、油田までいただけるなんて……」
母「なんてお礼を述べたらいいか……」
子供「……」
アフリカの子供たち「ボクたちのお金……あげるよ!」ジャラッ…
父「アフリカの子供たちまで……!」ウルッ…
母「あなたたちはむしろ、寄付される側の人間なのに……!」グスッ…
子供「……」
父「わぁっ!?」
母「なんですか、あなたは!?」
宇宙人「私ハゴールド星人デス」
宇宙人「我々ノ星ハ黄金デ出来テイマス。サアドウゾ」キラキラ…
父「いやぁ〜、わざわざどうも!」
母「ぜひ、地球の料理でおもてなししますわ。まずはバター醤油ご飯を……」
宇宙人「コレ、ウマイネ!」モグモグ
子供「……」
――――
父「やばいやばいやばいやばいやばい!」
父「やばいって! 募金額がとんでもないことになってきた!」
父「1000億円……いや一兆円はいってるかもしれない!」
母「さすがに良心が痛むわね……というか、痛みを通り越して麻痺してきたわ」
子供「一兆か……ふん、まあまあだな」
父(なんでこいつはこんなに落ち着いていられるんだよぉぉぉぉぉ!)
父(こっちはもう罪悪感やら不安感やらで心臓バクバクだっての!)
父「もう日本中……いや世界中から注目されてるぞ!」
母「本当に病気なのか疑問視する声も増えてきたし……」
父「いつまでもごまかせないぞ……どうしてこうなった……」
子供「こうなったら仕方あるまい」
子供「記者会見を開き、正直に全てを話すしかないな」
父母「ハァ!!?」
母「そんなことしたら、私たち一生外を歩けないわよ!」
父「いや……それぐらいで済むならまだいい! 下手すりゃ一家揃ってリンチにされるぞ!」
子供「案ずるな」
子供「ワシントンだって正直に話したら許してもらえたんだ。何とかなるだろう」
父(いやいやいや、いくらなんでも次元が違いすぎる……!)
ワイワイ… ガヤガヤ…
記者「あなたたちご夫婦は、これまで息子さんのために募金活動をしていましたが」
記者「このタイミングで記者会見を開くというのは一体どういうことでしょう?」
記者「いよいよ心臓病の治療をされるということでしょうか?」
父「えぇと……その……」
母「なんと申したらいいのか……」
母(真実なんて話せるわけないわ……)ドキドキドキ…
子供「仕方ない親どもだ。なら、オレから言おう」
子供「聞け、愚かな偽善者たちよ」
子供「オレが心臓病だってのは――真っ赤な嘘だ!!!」
「ふざけんなっ!」 「許されると思ってんのか!」 「金返せーっ!」
「いや、金返したって許すもんか!」 「一家全員火あぶりにしろ!」 「詐欺師家族め!」
「善意を踏みにじりやがって!」 「このクズどもが!」 「すまし顔してんじゃねえ!」
父「あわわわわ……!」
母「やっぱり……!」
子供「ふん、予想通りの反応だ」
父母(いやだから、なんでこんなに落ち着いていられるんだよぉ……!)
医者「……おかしい」
医者(数万の人間が怒り狂うというこの異常事態にもかかわらず、あの子は冷静すぎる!)
医者(普通はあの両親のように、顔面蒼白になるか、あるいは興奮状態になるはずだ!)
医者「これは“度胸がある”なんてレベルじゃない!!!」
医者「君!」
子供「ん?」
医者「君は今、まったくドキドキしていないのかい?」
子供「ああ、してないね」
医者「やっぱり……!」
医者「ちょっとメスで胸を開いてもいいかい?」
子供「いいとも」
子供「不要」
医者「開胸!!!」
スパッ!
子供「……」
ドクン… ドクン… ドクン…
医者「この状況で、完全に一定のリズムで心臓が鼓動している……こんなことありえない!」
医者「これは病気だ!」
医者「さっそくこの超高性能顕微鏡で調べてみよう!」
医者「鼓動を一定のリズムに保ち、やがて緩やかに心臓を止めてしまうという恐るべき死のウイルスだ!」
医者「しかも、この子……強靭な意志力でこのウイルスを自分の体内だけで抑えている!」
医者「この子は本当に心臓病だったんだ!!!」
子供「どうやら……オレのシナリオ通りになってくれたな」
父母「え!?」
医者「……説明してくれるかい?」
子供「ウイルスが何を考えているのか……オレにはすぐ分かった」
子供「“手始めにこのガキを殺し、エネルギーとし、人類を絶滅させよう”というのが狙いだった」
子供「オレは必死に押さえ込もうとしたが、やはりウイルスの方が手強いことが分かった」
子供「このままオレが死んだら、オレの体から飛び出したウイルスは瞬く間に人類を滅亡させるだろう」
子供「かといって、オレがこのことを話しても、こんなガキの言うことは信じてもらえない可能性が高い」
父「た、たしかに……!」
母「信じるわけがないわ……!」
子供「それに、医者に頼むにしても、並みの医者ではどうにもならないし意味がない」
子供「だからどうにかして、世界的な名医の方からオレの異変に気づく、という状況を作りたかった」
子供「そこで一計を案じたんだ……」
子供「募金騒ぎを起こし、世界中の注目を集め、オレの異変を名医が察知してくれるようにな」
父「そうだったのか……」
母「あなたはずっと未知のウイルスと戦ってたのね……」
医者「これだけの資金があれば、この恐るべきウイルスを撲滅するワクチンを作れるはずだ!」
医者「すぐにチームを招集してくれ!」
医者「なんとしても、この子が死ぬ前にワクチンを作らねば!」
子供「頼むぞ……どうか人類を救ってくれ……」
ワイワイ…… ガヤガヤ……
医者「一兆円を全て使って、あの殺人ウイルスを撲滅させるスーパー・ワクチンを作ったぞ!」
子供「うう……」
医者「これを注射すれば、君は助かる!」
子供「メスは平気だが、注射は怖い……」ビクビク
医者「いっとる場合か! さ、注射するよ」チクッ チュー…
子供「……!」
父「どうだ!?」
母「治ったの!?」
子供「パパ……ママ……治ったみたい」ニコッ
父「おおっ、よかった!」
母「やっと年相応の笑顔を見せてくれたわね」
子供「二人とも……オレの無茶に付き合わせて、ごめんなさい」
父「いや、いいんだよ……」
母「こっちもあなたがずっと心臓病だったことに気づかなくて、ごめんね……」
医者「あなたがたご家族の功績を称えて、あなたたちに募金したいという声が相次いでいるのですが」
父「……全て断って下さい。もう募金は懲り懲りですよ」
母「ええ、これからは自分たちの稼ぎだけでなんとかやっていきます」
子供「うむ」
医者「そうですか……分かりました」
父「さて、病気が治ったところで、何かごちそうを食べようか!」
母「そうね……何を食べたい?」
子供「じゃあ……牛のハツ(心臓)を食べたい!!!」
おわり
面白かった
乙
感動した
良かった
イッチ乙!

【ゲーム好き必見!】白熱のアクション剣撃RPG!指先ひとつで快適操作
|
|
|
引用元: http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1497284649/



























































































1 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:17 ▼このコメントに返信 ゴールド星人←コイツが黒幕臭い
2 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:21 ▼このコメントに返信 募金系総じて使途不明金だらけで横領団体の飯の種集めだわな
3 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:27 ▼このコメントに返信 麻酔は?不要。の所の変な肝の座りっぷりに笑ってしまった。
4 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:27 ▼このコメントに返信 詐欺ってマジかよ苦しむ子供の顔を思い浮かべてこぼれそうな涙をこらえながら募金した500円返せよ
5 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:31 ▼このコメントに返信 初回で大人二人子供一人使って一日8000円なら
バイトした方が良かったな
6 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:34 ▼このコメントに返信 詐欺ってマジかよ苦しむ子供の顔を思い浮かべてこぼれそうな涙をこらえながら募金した500ペソ返せよ
7 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:44 ▼このコメントに返信 医者も買収したものかと思った
8 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:44 ▼このコメントに返信 あっさりしてて読みやすい
クドクド言い回す奴は才能ない
9 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:48 ▼このコメントに返信 アグネス見てるか?w
10 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 12:53 ▼このコメントに返信 胸糞系期待して開いたのに…
11 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 13:31 ▼このコメントに返信 路上で募金集めてるは宗教
12 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 16:39 ▼このコメントに返信 なお、これは埼玉県川越市で実際に起こった出来事である。
13 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 18:41 ▼このコメントに返信 こういうのを見ると毎回、
「○億あるなら、アフリカの子供は何人助かるんだろうな」
「命はみんな等価値だったら、たくさん救えた方が良くない?」
って思うんだけど、サイコパス扱いされるから言わないでいる
14 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月14日 23:06 ▼このコメントに返信 子供元に戻らなかったって意味だと思ったけど違うの?深読みしすぎ?
15 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月15日 00:12 ▼このコメントに返信 米12
ワロタ、ねーよwww
16 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月15日 01:25 ▼このコメントに返信 面白かった!何この糞話と思ったらどんでん返しあってワロタ。
17 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月15日 04:43 ▼このコメントに返信 パァ〜ほんま素人ばっかやな〜w
こんな話で喜んどるとか素人か?wワイの方が話し面白い話書けるわこんな話!ほんま〜ザーコどもやな。ピヨ
18 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月15日 08:05 ▼このコメントに返信 ※17
ピヨピヨ? ピヨ?
19 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2017年06月23日 09:59 ▼このコメントに返信 これって「心臓食べたい」なんて、心臓病の手術した後に言えるなんてまだ治ってないってことなんじゃ