海外では、賞金総額20億円の大会があり、年に1億円以上を稼ぐプロゲーマーもいるという。
その大波が「後進国・日本」にも押し寄せ始めた。
■「海外のプロゲーマーはスター扱い」
「この前、東京の代々木体育館で、eスポーツの国内リーグの決勝戦があり、約1700人が
集まったんですけど、海外では2〜3万人が会場に集まるくらいになっています」
そう話すのは、千嵜勇和(せんざき・としかず)さん(30)。eスポーツの競技者として数々の
世界大会に出場した実績を持ち、声優専門学校のeスポーツ専攻科で講師を務めている。
日本には、世界的に有名なゲーム機メーカーやゲームソフト制作会社がいくつもある。
若い世代を中心に、熱心なゲームユーザーも数多い。しかし、eスポーツの世界では
日本は後進国だった。
ゲームソフトメーカー「カプコン」の杉山晃一プロデューサーはそう語る。
杉山さんによれば、韓国のトップ選手は「徹子の部屋」のようなテレビのトーク番組に出演したり
有名な女子アナと結婚したりして、芸能人のような扱いを受けているという。
■「eスポーツの良い面が理解されていない」
「スポーツ」の本来の意味は「楽しみ」「競技」であり、チェスやビリヤードも世界各国で
スポーツとして認知されている。
一方、日本では「ゲーム=スポーツ」という考え方が浸透しているとは言い難い。
スポーツマーケティングの専門家である早稲田大学スポーツ科学学術院の原田宗彦教授は
「日本では、子どもの教育的な視点から『ゲームは悪いもの』という感覚が強く
eスポーツの良い面がほとんど理解されていない」と指摘する。
日本の国会には「オンラインゲーム議員連盟」があり、eスポーツの発展を支援しようとしている。
この春には韓国のプロゲーマーに対して、「アスリートビザ」が初めて発給された。
議連事務局長の松原仁衆院議員は「ひとつの産業として大きく成長してほしい。
『目指せ、Jリーグ!』みたいな形で、プロeスポーツも大きく成長してほしい」と話す。
そのためにゲームへの偏見を取り除きたい、と言う。
■日本人プロゲーマー「夢を与えていきたい」
プロのゲーマーは、何を考えているのだろうか。「かずのこ」さんに東京都内で取材した。
eスポーツが根付くためには、プロのゲーマーが「夢を与えていくこと」が大事だと話す。ゲームに対する人々のイメージが変われば、日本でもeスポーツが一気に普及すると考えている。
企業の気まぐれ頼りの日本ゲーマーとは違うんや















































































































